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ぼくてき喫茶店オミセガタリ

# はじめに

まえがきに興味がないせっかち兄貴は、後続の「# 本題」まで読み飛ばしてください。

## この記事 is 何?

これを書こうと思ったのは、まぁぼくが喫茶店好きで色々通ってるから、単純にまとめた記事を一つ書きたいなと思っていた事がまずひとつ。それと、以前Twitter「安い順に並べただけのランキング」が話題になっていたからです。

まぁそのランキング自体は良いと思います。人それぞれ予算感や都合がありますし、安い順に並べた一覧は情報として有用なものでしょう。良い、それは良い。(ディ・モールト・ベネ)

しかしぼくが気になったのはランキングそのものではなく。それに対してついていた「椿屋は法外に高い」という謂われないリプライでした。

## お高いお店はなぜ高い

お高い喫茶店というのは、そもそも提供しているメニューの質が高いということも当然ですが、

① 質の低い客の排除
② 単品冷やかしの回避
(おかわり二杯目以降半額とか、単体だと高いけどセットメニューがオトクな設定になってるところが多い)
③ 場所、空間に関するサービス料を含む

という戦略的な事情があります。

また、そういう所に行く客というのは、その価格帯に見合った客層を求めている、よりストレートに言えば客の民度を確保したいというニーズがあります。喫茶店に限らず、多くの「高級店」とされるお店は基本的にこれらの効果を狙って価格帯を設定していると思われます。

コンビニでバイト相手に怒鳴り散らしているしょうもないオッサンとかを街で見かけてゲンナリする事があるでしょう。或いは大衆居酒屋で店員さんに横柄な態度を取って馬鹿騒ぎしている老害を見掛けてウンザリする事もあるでしょう。ああいうのに遭遇すると気分が悪くなりますよね。

でもそういうのは高級フレンチや高級懐石料理屋に行けば、ゼロ、、、とまでは言わないですが、圧倒的に遭遇率が下がるのは確かです。コーラを飲んだらゲップが出るのと同じくらい確実。それくらい、価格帯と客層民度というのは強い相関性を持っていると思うのです。

いわゆるクソ客と遭遇したくないので、少々割高でも良いから良い店に行きたい。そういうニーズは少なくありません。

## 総合的なおすすめ

閑話休題。

価格だけで並べたランキングそれもおおいに結構ですが、価格だけにとらわれて価値を見ないというのはどうかなと思うわけです。ましてや、椿屋を(そうとは知らずに来店してコーヒーだけ頼んでラーメン一杯食える値段を求められればそりゃあビックリしたでしょうが)法外に高いなどと断じるのはいかがなものかと。つまり、ランキングそのものではなく、ランキングの読み方が良くないな、と思ってモニョモニョしていました。

ということで、ぼくは値段だけじゃなくサービス品質全般を含めて全体のバランスを見た上で、独断と偏見で個人的なおすすめ度をつけて紹介しようかと思います。

# 本題:喫茶店オミセガタリ

ということで、ここから漸く本題です。以下、紹介する喫茶店の一覧を先に載せておきます。

- 椿屋
- 珈琲貴族エジンバラ(新宿)
- 支留比亜珈琲店(新橋銀座店)
- 星乃珈琲店
- VELOCE
- TULLY'S COFFEE
- DOUTOR COFFEE SHOP
- 喫茶室ルノアール
- BECK'S COFFEE SHOP
- ST.MARC CAFE
- CAFE FLAっと(西国分寺)
- メイカフェ(国分寺)
- おたカフェ(国分寺)
- CAFE べりぃ(北海道・札幌市)

※ なお、ランキング形式ではないので順不同です、オススメ度やオススメの内容は各章詳細を読んでください。

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