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【詩】段ボール

持ち合わせた段ボールは
思ったよりも少なくて
梱包には苦戦しています

面倒くさがりな私は
どれに何を仕舞ったか
もう覚えてはいません

これらの荷物は
どこかに持っていく予定はなくて
少しずつ消えていくのを待つしかないのです

たまに、懐かしくなって
開けてみちゃったりして
お目当てを探すのに
また散らかしてしまいます

段々と消えていく段ボールを眺めながら
私は新しい季節を待っています

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