スケートボードとストリートとタクティカル・アーバニズムと。
公園が減った。という以上に、公園で遊ぶ子供が減った。
という話をよく耳にする。
ルールが厳格になり、球技や音のうるさい遊びができなくなっているらしい。子供が遊んだらうるさいに決まっているというか、そもそも公園ってなんだっけという話である。
アメリカ留学時代、家の前でひたすらスケートボードの練習をしている子供がいた。あいつ元気かなあ。どんどん上手くなってたんだよな。
そういえば、2020年のオリンピックではスケートボードが競技化するらしい。ちょっとまだ信じてない()
個人的には、そのくらい意外で、そのくらい見かけないものなのだ。
文化として根付いている感じがないし、競技としてもあまり盛り上がりはない気がする。そもそも東京で”ちゃんと”スケートボードって出来るのかな?
スケートボードについて考える
スケートボードの文化的特徴は、
場所を選ばず、常識や規則に縛られない
ファッションやグラフィック、スタイルを含む
自由な自己表現
一方で、
マナーが悪い
うるさくて邪魔
公共物を壊して怖い
マスメディアでもネガティヴな意見がまだまだ目立つ。
ソーシャルメディアでは一変してポジティヴな意見の方が多いようだ。
音楽
ファッション
おもしろ動画
オリンピック関連
SNS上では、他人が共感してくれそうな情報を拡散する傾向があるという
シェア傾向もその要因の一端かもしれない。
そう考えてみると、東京という街はでっかい割に、とても遊びは少ない。
公園も減ってきたし、道も狭め。そのくせ人は物凄く多い。
だからスケートボードで遊んでたら、危ないのもよくわかる。
オリンピックも近づいて、これからの街作りを真剣に考えるイベントなども増えてきた。もっと、色んな人(例えば車椅子や、松葉杖、目が見えない人や、盲導犬)に優しい街、ゆとりのある街が出来てくれば、僕たちの街との付き合い方も変わってくるし、スケートボードもちょっとは見かけるようになるかもしれない。
僕個人としては、スケートボードは好きだけど、割とどうでもいい。
公共空間としての街が、遊びがあり、呼吸できる、そのくらいのゆとりを持てたらいいなあって、そう思っている。
東京生まれなので、猥雑で忙しく、多層的に色々な顔を持つこの都市が本当に好きだ。だからこそ、画一的に整備されるだけではなく、もっと面白いものが生まれるような遊びのある都市として、成長してくれることを願う。
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