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【EDH】鏡よ鏡、MTGで一番美しいのは誰?:新弾感想【テイサ・カルロフ】

鏡「テイサ・カルロフ様っすね(忖度)」

おはようございます。
「エルドレインの森」が2023年9月8日に発売されますので、今回もEDHテイサ・カルロフ視点で注目カードを語りたいと思います。
《テイサ・カルロフ/Teysa Karlov》をよく知らないという方は「死亡誘発が追加でもう1回誘発するようになる白黒カラーの統率者」ということのみ押さえておいていただければ問題ありません。

※★1~★5で注目度を付けていますが、完全なる私見ですので悪しからず。
★1が「使えなくもないが他に優先すべきカードがある」
★3が「採用圏内。または有用な汎用カード」
★5が「採用必須級。デッキやコンボの中核となるカード」
くらいのイメージです。

★★★☆☆:侵入者の放逐

《強者破り/Fell the Mighty》に似た全体除去ですが、あちらと違って常に任意の数字を選ぶことができる点が非常に優秀。テイサ・カルロフのパワーが2と低めなため、こちらの盤面を崩さずに相手のファッティを一掃できます。

★★☆☆☆:具眼の資本家

後手番だと継続的に宝物を生成してくれるクリーチャーで、おまけにドロー能力も持っています。《土地税/Land Tax》などにも言えますが、個人的にはこれ系のカードはデッキを突き詰めていく過程で抜いてしまうんですよね。《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》くらい強くてギリギリ採用圏内ですが、あくまでも個人的な話。

★★★☆☆:忠義の徳目

本体も出来事もどちらも強力で、トークン戦術には良くマッチしています。次に紹介するカードの性能がイカれちゃってるため埋もれがちですが、トークンを出すプレインズウォーカーや《神聖なる魂の守り手/Hallowed Spiritkeeper》などと合わせると十分な驚異になりそうです。

★★★★★:月揺らしの騎兵隊

今回の白の目玉カードですね。EDHの白いデッキでは今後フィニッシャーとしてよく見かけることになりそうです。テイサ・カルロフでは黒のリアニメイトも使えるため、8マナというのも見かけよりは気にならないでしょう。
こちらも神聖なる魂の守り手などを爆発させた後に出せば、状況によっては120点を殴り切ることができそうですし、決め切れなくてもテイサ・カルロフの能力で警戒絆魂を持ったトークンたちを超強化して殴れるため、一気に優勢に立てること間違いなしです!

★★★★☆:真夜中の一撃

土地でないパーマネントをなんでも破壊できる代わりにそのコントローラーに1/1の人間を渡す除去カードです。《過大な贈り物/Generous Gift》と比較するなら、私は過大な贈り物を採用します。トークンのサイズで困ることより、土地が破壊できなくて困ることの方が多いからですね。
EDHではゲームを決めかねない土地も多いですし、ピンポイントですが緑の大人気カードである《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》に触れないのも不安です。
また、ライフが欲しいとき、過大な贈り物を自分に撃って出たトークンで絆魂するプレイングもありますから、色々な面で過大な贈り物を採用するメリットが大きいです。とはいえ強力な除去カードではあるため、万能除去を複数枚取りたい場合は候補になることでしょう。

★★★★☆:おかわり

キャッチーなカード名ながら、なかなか強力な墓地回収です。協約前提のカードですがトークンは結構出せるため大丈夫かと。
マナ総量が4以下のクリーチャーをリアニメイトできるので、《屍体洗浄屋/Body Launderer》や《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》あたりを使い回せるとかなりのバリューを出せそうです。(協約で真面目な身代わりを生け贄に捧げた場合でも、それを戦場に戻せる……はず)

★☆☆☆☆:もつれる群体

大量のトークンを出せそうな予感のするカードですが、ブロックに回れないため使い勝手は悪いです。ダメージによる全体除去(《冒涜の行動/Blasphemous Act》など)への対策にはなりますが、そのためだけに採用するのは現実的ではないですね。

★★★☆☆:ランクルのいたずら

モードを選べる妨害カードですが、クリーチャー2体サクリファイスが非常に優秀かと。単騎で頑張る統率者(それこそドリヴノッドのような)にはかなり刺さりますし、オトモが生えてくる《冥王、サウロン/Sauron, the Dark Lord》のような統率者にも効果的なのがグッドです。少なくとも"いたずら"の範疇は超えてそう。

★☆☆☆☆:リッチの騎士の征服

複数体リアニメイトできるカードですが、その分のタネが戦場に必要。テイサ・カルロフで使うなら《生ける屍/Living Death》でいいや、といった感じです。

★★★★☆:執念の徳目

軽量除去と、継続的にリアニメイトできるエンチャントの組み合わせ。《債務者の弔鐘/Debtors' Knell》の純粋な上位互換なので、EDHにおける比較対象は《ファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia》や《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》でしょうか。序盤に引いても腐らないため、カジュアルめなデッキでは積極的に採用して良いと思います。

★★★☆☆:忌まわしき干渉者、アショク

手札補充とトークン生成の両方を行える、マナコスト的にも《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen》を彷彿とさせるプレインズウォーカーです。結構ゆるい条件でトークンが大きくなるため、テイサ・カルロフの警戒絆魂付与とも強力に噛み合う良いカードですね。
ちなみに、テイサ・カルロフに採用するなら流石にロルスのほうが強いです。あの人はトークンをサクッたりチャンプブロックしてれば一生落ちないので。

★★★★★:鏡に願いを

トップレアとの呼び声が高いサーチ呪文ですが、テイサ・カルロフ的にもやはり強い。コンボパーツの片割れをライブラリーから出すだけでなく、カードが引きたければ《一つの指輪/The One Ring》を持ってきたり、除去を撃ちたければ《毒の濁流/Toxic Deluge》を持ってきたりと、まさに万能です。
シングル価格がめちゃくちゃ高い(8/30現在)ため、是非ともパックで当てたいところです。

★☆☆☆☆:覆われた羊飼い

タフネス1のクリーチャーを殲滅するためだけの呪文です。トークンばらまき系の統率者やマナクリを多用するデッキが身近にいるなら採用してみてもいいかな、くらいの感想です。

★★★☆☆:アイレンクラッグ

2マナのマナファクトが増えました!しかし、テイサ・カルロフとしては色が出るほうが嬉しいので、タップインのダイヤモンドなどよりも優先度は低いでしょう。
パイオニアEDHでは即採用レベルのカードですが、パイオニアEDHの話はまた別の機会に。

★★☆☆☆:アガサの魂の大釜

既に様々なコンボが研究され始めているようですが、私自身はまだ何も試せていないため、現段階でテイサ・カルロフで有用か?と問われれば「いらない」となりそうです。
ただ、可能性はひしひしと感じており、小難しいこともせずともデカいクリーチャーの起動型能力を早期に使えるだけで十分強いでしょう。そのため、1ヶ月後には掌を返しているかもしれませんが悪しからず。

★★★☆☆:蒐集家の保管庫

手札交換と宝物・トークンの生成を継続的に行えるカード……なんか妙に強くね?
EDHにおいては「とりあえず入れとけ」なカードだと思います。シンプルな能力なのでこれ以上は語ること無し!

★☆☆☆☆:眠らずの城塞

新しい2色土地は確定タップインですが、そこそこ強めなクリーチャーになれます。しかし、EDHにおいては土地が殴れることはほとんど重要じゃないため、あまり採用すべきではないかと思われます。

★★★☆☆:アーデンベイルの宮廷

ここからは統率者デッキに収録されているカードです。
宮廷サイクルはどれも出たときに統治者になれる能力を持ちますが、それに加えて白の宮廷は自分のアップキープの開始時に3マナ以下のパーマネントを回収でき、統治者を維持しているなら代わりにそれを戦場に戻せます。
リアニメイトしたパーマネントが統治者の維持に寄与してくれるため能力が噛み合っていますね。テイサ・カルロフでは3マナ以下のコンボパーツが多いため、かなりおすすめできるカードだと思います。

★★☆☆☆:解放された家畜

死亡したとき、猫と鳥と雄牛を生成します。こういった分裂する系は《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》が最高峰ですが、3体も出てきて、しかも飛んでいるのが混じっているあたりを見るとかなり期待できる気がします。
そして、オーラを手札か墓地から踏み倒せる能力はおまけにしては豪快ですよね。とはいえデッキに無理なく入れられるオーラは少なく、手札補充になる《骨投げ/Casting of Bones》《屍合成/Necrosynthesis》あたりが現実的でしょう。

★★★☆☆:ロークスワインの宮廷

黒の宮廷は、自分のアップキープの開始時に対戦相手のライブラリーから疑似ドローできます。しかも、統治者を維持していれば疑似ドローしたカードの中から1枚タダで使用できるということで、なかなかロマンのあるカードです。きっと素直に《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》を置いたほうが強いのですが、上手くやれば統治者のドロー+疑似ドローで2枚ずつアドバンテージを獲得できるのは魅力的です。手札はあればあるほどいいですからね。

おわりに

総評ですが、神話レアがどれも強力で使ってみたいものが多いためお財布には優しくないものの、ワクワクさせられる良いセットだと思います。流石エルドレイン!
また、一応ルールの確認を先にしたいため今回は紹介しませんでしたが、《倉庫の虎猫/Warehouse Tabby》と《内面からの悲鳴/Screams from Within》を使った無限コンボができそうなので、これがどのくらい使い物になるのかについても注目したいところです。

それでは、お疲れ様でした。

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