ある日突然、既セクの顔がち〇こに見えるようになった その5
「お疲れさまです!」
何が楽しいのか、村橋くんが笑顔で生ビールのはいったジョッキを持ち上げる。私も「はは……お疲れさま」とハイボールの入ったジョッキを手に取り、彼のジョッキに軽く当てる。そのままぐいっとハイボールを喉に流し込む。炭酸が頭をシュッとさせる。
会社を出て駅とは逆方向に5分ほど歩いたところに、村橋くんがメモで教えてくれた焼き鳥屋があった。見た目はバルと言っても通じそうな雰囲気で、なるほどちょっとしたデートにももってこいだ。
まだあまり知られていないのか、客はま