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いかにして楽をするかと頭をひねる、なまけものの遠回り

 おひさしぶりの記事ですよ。誰も待ってないだろうけどおれが書きたいから書くんだぜ! というスタンスで生きられたらいいのに団。なんだ願望か。

外付けキーボード

 世のあれこれがあって外出自粛、というより、喫煙可能で食事と長居できるお店で作業できなくなったので、宅内作業に使うために外付けキーボードを買いました。もはやどこで喫煙すればいいのか……身内のひとが海外土産で買ってきてくれたカートンの残りがまだ6箱もあるのに。ぴえん。

 これまでにも外付けキーボードはいくつも買っていて、最初に手にしたMicrosoftの無線タイプ(レシーバーをPC側に挿す)が最高によかった。テンキーはないけど軽いし接続も楽だったし、蓋がついてて、あけると電源ON、そのふたの部分に8インチタブレット(Windowsなので一太郎搭載)を立てて執筆できたのです。
 これでウキウキ書いてたんだけど、確か2016年の5月くらいだったかに、突然、接続がおかしくなり、同じ文字をだーっと打ち始めたので(しかも執筆中のサイゼリヤで)、おそろしくなって、タブレット&外付けキーボードでの執筆はやめて、(当時そこそこ羽振りがよかったのもあって)奮発してLet's noteを買ったんです。

 しかしパソコンを持ち歩くほどでもない場合、できれはちょこっとメモりたい、時間も場所もあるのでスマホの直接入力じゃなくキーボードで打ちたい……みたいなときもあるので、Bluetooth接続のキーボードを買ってはみたのです。それが以下。

①同じくMicrosoftの蓋つきキーボード。裏側が金属になり、傾斜がついたのはいいけど角度を変更できないので使い勝手がよくなくて死蔵。(実家で寝てる)
MOBO Keyboard いろいろと条件に合っていたので買ったけど、Bluetoothに対して忌避感が強まってしまったため使いこなせていない。(が、今のスマホにつながりやすいようなので、復権のきざしを見せている)

 MOBOの前にミヨシの折畳み外付けキーボードを買ったのだけど、問題があったのでひとに譲りました。
 問題っていうか……かな入力者なので、右端のかなキーの位置が上下ランダムに配置されるとつらいんですよ……

かな入力

 初めてパソコンをさわったのは1985年前後なんですが、その時点でかなが刻印されていたのでかなキーを使いました。
 その後ワープロが台頭したのでごく自然にかな入力がつづき、パソコンを買って、一太郎でもかな入力です。かな入力です。かな入力ですが、何か?

 この世にはおしゃれで軽い折畳みキーボードがあるというのに! それらのほとんどはかな刻印の省かれた英数字のみばかり。そのうえたまに気を利かせてかな刻印が入っていても、右端の
 
 ゜
 む
 ろ
 
の4種の位置が「本気か? 本気でこの位置にして問題ないと思ったのか?」と問い詰めたくなる異様な位置にあったりします。ときどき  も巻き込まれとるぞ。
 先日、別名義を三冊くらい書いたNECのLifeTouch NOTEを改めて見返したら、  の位置、こんなところにあったのによく三冊も書いたな!って思いました……(ところでLifeTouch NOTEで検索して出てくる頁がなくなっていたので悲しいです……あのサイズで物理キーボードつきでネットにつながるちょっとした機械がほしいんだけどどうして誰もつくってくれないんだよ!!!!! かな入力で!!!!!!)

 かな入力のメリットは打鍵数が少なくて済むという点です。ローマ字入力の打鍵数って単純計算でもかな入力の倍では? 少なく見積もっても1.2倍では? と思うんですがいかがでしょう?
 ローマ字入力のほうが手が痛むのが早いのでは?
 前にそんな話をしたら「ローマ字入力のほうが入力範囲が狭いからそんな手が痛くならない」と言われました。確かにかな入力は縦4列、ローマ字入力は縦3列で済むでしょうけども!
 だったらキーピッチ(キーボード上のキーとキーのあいだ、つまりキーのサイズ)が狭ければいいじゃん!てなったんで、今回、外付けキーボードを買うに当たって、キーピッチが1.7mm以下のものを探しました。

 しかし、あってもだいたい、前述のようなローマ字のみ刻印か、トンチキかな配置だったりして、なかなか理想のものはないんです。
 それと今回は持ち出し用ではなく、自宅のノートパソコンにつないで使うつもりだったので、有線&薄型軽量にとどめて、サンワサプライのSKB-SL32BK(ヘッダの写真)にしました。他社のも悩んだけどキーピッチがこっちのほうが狭かったのでな……( ˘ω˘ ) それでも1.8mmだった……アーン

 ここの記事を書いたのも新しいキーボードです。なかなか軽快に打てていい感じです。単にキーボードカバーをかけてないだけだからかもしれないが。ががが。
 ノートパソコンなのに外付けキーボードとは……って感じですが、下からクーラーをあててるためにキッチンラックに載せていて、ノートパソコンのキーボードを打つには立たなきゃならないのです。立って打てよと思われそうだけど、マウスは下のほうにあるからかがまないといけないのだ(ノートパソコンにはタッチパッドがついとるやんけ!と思われそうですが、あれは苦手なのだ……)

 そしてこの新しいキーボードを買ってわかったけど、テンキーを除いたら全体は同じ幅っぽいのに、ノートパソコン本体のほうが手をいっぱいに広げる感覚が強めなんですよ。なんでだろう。縦移動かな? と思って、いちばん上の列の「ぬ」から「ー」までの幅を図ったら、新設外付けは23cm、ノートパソコン本体は24.5cmでした。ちなみに外作業用のLet's note SZ5は24cm、RZ6は21cmでした。

 かな入力でもキーボードによっては打鍵の移動範囲が狭くて済むはずなので、今後もちいさいキーボード(かな刻印正位置)を求めてさまようのです。高額宝くじの一等が当たったらどっかのメーカーに頼んで自分用の機械を開発してほしいレベルだわ(そうなったら本体から開発するが)。

打鍵数を減らしたい

 かな入力にこだわるのは、ローマ字変換を脳に通すと執筆のリズムが狂うからです!!!! いっとき、大量に書いていたとき(肘に注射打ってたとき)、いかにして打鍵数を少なくするか、……端的に言うと打鍵数少なめでマス目を埋めるかに四苦八苦していたのです(今もだ)。自分にとってローマ字入力に変更するのはデメリットしかありません。そのうち気が変わるかもしれなくてもとりあえず今は!

 少しでも打鍵数を減らしたい。でもマス目は埋めたい。
 なのでわたくしの書くキャラクター名は、女の子は3打鍵3ひらがな(3マス埋まる)、男は3漢字で打鍵数は少なめのパターンになりがちです。濁音・半濁音、小書きも2打鍵換算になるのでなるべく用いない方向で。今どきは予測変換もありますけども!(固有名詞を登録して変換するのを今ではほとんどやらなくなりました……)
 ちょっと前に書い(てあまりにも売れなかっ)た作品に出てくるメインキャラが、3漢字名でまともに打つと濁音と小書き混じりで5打鍵以上という狂気の沙汰でしたが「この漢字表記になればええねん」とばかりに別の読みの入力で4打鍵で入力してました。

 西洋風ファンタジーですらキャラクター名が2カナか3カナ……なるべく濁音・半濁音がないようにして……という苦心。濁音・半濁音や小書きが混じっていたら、どうしてもその名前がよかったんだなあと。
 でも天剣のセレンのフォルドは初期とまったく違う名で、担当さんに「ダサいんで変えてください」と言われて変えたんだよね~。あの話は担当さんのご指示であれこれ変えたので物語自体がなかなかに不幸なことになったものですが(ラブコメを求められていたのにハイ・ファンタジーを書きたかったので需要と供給に差がありすぎた)、世界観の使い回しはなんぼでもします……( ˘ω˘ ) おっと闇がはみ出た。

 打鍵数を減らしたいけど字数は埋めないといけないときはとにかく「4打鍵以下の3漢字名」だなあとしみじみ思う昨今です。標準は4打鍵以下2漢字ですなあ。2漢字で2打鍵だったらとても優秀……( ˘ω˘ ) このところ主人公そんなんばっかだったけどとてつもなく優秀……( ˘ω˘ )

 だからね。別名義の次の新刊に旧作の主人公がゲストで出るんだけど、あいつ、3打鍵なのに1漢字名なんだよ。その兄が4打鍵で1漢字名!!!!

 なんでそんな名前にしたのかと、過去の自分を問い詰めたい気持ちで出番を書きました( ˘ω˘ )
 ご存じのかた、見かけたらよろしくお願いします!

※原案では4打鍵2漢字名だったのだが、ほかのキャラも2漢字だったので、当時の担当さんに「パッと見で区別がつくようにそれぞれ漢字表記を変えて差をつけてください」と言われたのを思い出した。そんで主人公3打鍵1漢字、その関係者は5打鍵3漢字と3打鍵2漢字になったんだった……
※打鍵や字数のカウントを半角数字表記にしています。きもちわるかったらごめんなさい。(個人的に「1度」という表記がめちゃくちゃく気持ち悪いとは思うので……)