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工場へ行こう🏭を話そう!

テレビ愛知「工場へ行こうpartⅡ」に不定期出演中!菅沼翔也です。

 「工場へ行こうpartⅡ」
 東海エリアの工場に潜入し、時に美しく、アイデアの詰まった製造現場の裏側を紹介する番組。毎月第1土曜午後2時50分からテレビ愛知で放送中!
ナレーション:平泉成さん、坂口陽香さん

番組名物!ヒット商品の誕生秘話を描いた"再現ドラマ"にキャストの一人として参加しています。

一人でOAをチェックしては自分の演技に落ち込む、というのがいつもの流れ(笑)

しかし、こないだは違いました。
たまたま、何人かで一緒に観ることになったんです。

すると、CMの度にボソボソボソ…。
 なんだよ、うるさいなぁ。
  誰だよぉ、喋ってんのはぁ・・!

僕でした。
撮影の裏話をボヤいてたんです。
そんな自分にハッとしました。

...そうか、伝えたいことがあるんだな。

(注:ここからスイッチ入ります)
それならもう、堂々と話せばいいじゃないか!
無名の役者だから…そんな呑気なことは言ってられないんじゃないか!

オンエアを見て思ったことや撮影現場の裏側を、noteに書き記していけばいいじゃないか!
(自分の演技で落ち込んだことは言わずに!)

そうすれば、役者ってそうやって演技してるんだ!とか、そんなエピソードがあったんだ!とか、きっと楽しく読んでくれる人が現れるに違いない!

"少数精鋭の名古屋のスタッフ"と"最高のロケーション(実際の工場で撮ってます!)"と"地元の役者"で作られる究極のドラマ。

その現場に身を置くイチ役者として話すべきことがあるだろう!
(注:スイッチ切ります)

そう思い立ち、今こうして書き始めているわけであります。

あまりにも突然ですが、お付き合いのほどよろしくお願いします!

※放送をご覧になった方じゃないとわかりづらい点があるかもしれません。
  なるべくすべての方に伝わるように意識します。
※取り上げるのは「再現ドラマ」のみです。
※あくまでも個人の見解です!

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1. 工場へ行こうpartⅡ〜河村電器産業編〜

テレビ愛知「工場へ行こうpartⅡ」
2020.1.11(土)15:10〜
河村電器産業編

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(左から、田中靖浩さん、僕、周藤孝樹さん)

2. 再現ドラマ〜あらすじ〜

再現ドラマ
「世界初のコンセントの開発物語」
〈あらすじ〉
2001年新宿・歌舞伎町で起きた雑居ビル火災。原因はコンセントに差したプラグに”ホコリ”が溜まって出火する「トラッキング現象」だった。
河村電器産業・研究開発部の水野浩司(31歳)は胸を痛めた。火災を未然に防ぐことはできないのか…。ついに、新たなコンセントの開発を決意する。
しかし、当時会社はブレーカーが生産の中心。コンセント作りの経験や設備はない。さらに、先輩からは「無理だ!やめとけ」と止められる始末。
それでも制止を振り切り、”ホコリ集め”から始めた開発であったが…

3. 水野登場!

僕は演じたのは、物語の主人公・水野浩司役(当時31歳)。
(番組では水野さんご本人もインタビューで登場されます)

登場シーンは”会社からの帰り道で新たなコンセントの開発を決意するところ”でした。

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主人公が視聴者の方々の目に触れる重要なシーン。

場所は名古屋市内某所。時間は19時頃。

カメラマンと監督(ディレクター)と役者(菅沼)の3人のみ。
最小人数での屋外撮影。
(音声・照明スタッフ のふたりは車内待機)

撮りたいのは、決意する水野の表情。
セリフはなく、表情だけでみせる芝居。(これがまた難しいんです)

動きとしては、"歩いてきて、立ち止まり、開発を決意し、また歩きだす"そんな流れ。

〈人が何かを決意するときって、内を見つめているよな…〉
その点を強く意識し、撮影に臨みました。


ちなみに、このシーンが最後の撮影でした。

愛知県瀬戸市にある河村電器産業本社をお借りして、朝から撮影。
夕方におわり、共演の田中靖浩さんと周藤孝樹さんと別れ、技術車両で名古屋市内へ戻り、行なったロケでした。

日中の撮影を通じて、水野さんご本人のコンセントにかける想い、そして研究・開発の意義や苦労に触れられていたことは、演技をする上で大変参考になりました。

(ただ、演じるのは、開発前の”水野さん”。そこを忘れてはなりません!
いわゆる”先を読んだ”芝居になってしまいかねないので、要注意。)

4. 余談〜バミリ〜

さらに余談ですが、立ち止まって芝居をするときは足元に印が置いてあることが多いです。

位置は、右足と左足のつま先を結ぶ線上の真ん中らへん。

これを業界用語で「バミリ」といいます。
印をつけることを「バミる」といいます。
ひょっとしたら聞いたことがあるかもしれません。

(この時は3人体制。バミってくれるスタッフがいない!
とっさにポッケから取り出した鼻毛チェック用のマイ鏡を地面に置きました)

役者は、必ずそこで立ち止まり、芝居をしなくてはいけません。

特に今回は、少しでも立ち止まる位置がズレたらピン(僕の顔)がボケてしまう撮影条件だったので、とてもシビアでした。

(それが理由で、2、3回撮り直しました。)

難しいのは、止まる位置をしっかり押さえつつ、かつ、一切足元を意識していないように芝居をすること。

慣れてしまえば、そこまで難しいことでもないかとは思いますが。

画面では直接伝わることのない、細かいけど重要なテクニックのひとつ。

(歩数で逆算したり、また、周囲のヒト・モノとの距離感から自分の位置を把握することも多いと思います)

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撮影中はとくに意識していなかったことですが、背景のネオンがすごく綺麗でした。(撮り方によるところも非常に大きい!)

ドラマのはじまりを担う重要なカット。

視聴者の目をひきつけ、主人公の存在を印象づける効果があるのかも・・と感じました。

(現に、ひきつけられました!)

そして、決意の後・・・、

縦書きタイトルがバーンと入ります!!!

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5. 開発スタート!?

いよいよ、開発スタート!

"あるものを集めはじめた"わけですが・・。

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・・今日はここまでです。いかがでしたか?(難しかったです)

登場部分だけで結構なボリュームになりました。

最後までお付き合い下さりありがとうございました!

〈♡が 15 を超えたら、続編も!?〉



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