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寝る前のおしりたんてい

柊ちゃんがじいじ丸の家に来て泊まるときは、シングルベットをふたつ繋げて一緒に寝ています。柊ちゃんにとって、じいじ丸邸は楽しくて眠るのも、もったいない感じで、なかなか眠ろうとしない。

むりやり、ベッドに入って灯りを消しても、眠らない。まずは、柊ちゃんにお願いされて、釧路で買った小さな熊がついた孫の手で背中を掻く。その孫の手の先っちょは、ほどよく心地いいらしく、いつものことだ。孫に使う、孫の手。なんか怖いぞ。そして、僕がそれに疲れてくると「じいじ、なにかお話ししてー」とくる。

昔は、3匹のヤギとがらがらどんで良かったが、最近は違うのがいいらしい。柊ちゃんを恐竜博士に仕立てて、恐竜の国に行って、草食恐竜にサラダを作って大喜びされる話も飽きちゃったらしくて‥‥。おしりたんていの絵本は、謎解きや迷路があってお気に入りなので「おしりたんていの話はー」と所望され、がんばってみるのだが意外に話だけで構成するのは難しく、つい僕だけウトウトと寝てしまう。だって、柊ちゃんが我が家に来るまでに、抱っこや肩車をして、ヘトヘトで‥‥。すると、「じいじ‼︎」と起こされる。何度かチャレンジして、ふたりして眠ってしまうのが最近のルーティンだ。

そろそろ、悪いループを断ち切るべく、おしりたんていの研究をすることにした。アマゾンで本は中古で安いのに、送料は高い昔のおしりたんていを取り寄せ中だ。続く‥。続かせていいのだろうか。

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