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週一しか会っていないから。

先週のこと。柊ちゃんが寝る前11時ころに「じいじ、蜂蜜を舐めなきゃ」と言うので、「なんで僕の秘密の蜂蜜を知っているのだろうか」と思いながら、隠し戸棚に手を伸ばして蜂蜜を取り出して、木のスプーンでひとすくいして「ほい」と渡してみた。柊ちゃんは、とても普通な感じでペロリと舐めて、ベットのある部屋へ向かった。

今は、それから4日くらいが過ぎた。どうして、蜂蜜を舐めないといけないのだろう。柊ちゃんは週一ペースで、じいじ丸の家にやってくるのだが、そうそう肩ぐるまに乗って来るのだが‥‥。ほとんどの時間をどんなふうに過ごしているか、僕は知らない。もしかして柊ちゃんの家では、寝る前の蜂蜜は日課なのかもしれない。

それで今日なんだけど、ママちゃんと柊ちゃんに会ったので聞いてみた。「お家では、蜂蜜を舐めてんの」。「ぜんぜん」。柊ちゃんに聞いてみた。「どうして、蜂蜜を舐めたかったの」。よくわからないそうだ。この話はまったくオチがない。

その話から、なぜか手紙の話になった。僕と柊ちゃんがつくった恐竜カードを封筒に入れて、郵送している。その感想を聞いたことはなかったんだけど、一度、僕の机に置いてあった恐竜カードを見て「お手紙にしてないじゃん」と怒られたことがあった。

ママが言うには、柊ちゃんにお手紙を読んであけだら、真剣に聞いていたらしい。そうしたら柊ちゃんが「柊ちゃん、お元気ですか。じいじはお元気です。恐竜カードは楽しかったね。また一緒につくろうね」と声に出した。丸暗記している。うれしいねー、こういうの。離れて暮らしているから、わかんなかったけど。うれしいー。

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