自分史上最高の宿を偶然に見つけた話

ここはザンビアのルサカ。
今回も会社の夏連休を利用して、ザンビアに遊びに来ていた。仲良くなれたタクシーのドライバー(デレ)とも笑顔のお別れをして、空港のチェックインを済ませた。(ルサカ⇨アディスアベバ⇨成田)

たまたま3日連続移動をともにしたドライバー

しかし、今日は最終目的地である成田空港周辺に大型台風が接近しているのがわかっていたため、「成田空港に到着できなかったらどうするのかな?関空に着陸地変更するのかな」などと、ラウンジでぼんやり考えていた。


ルサカのチェックインカウンター

そんな時「アディスアベバ⇨成田」のフライトがキャンセルされたという1通のSMSを受信。空港職員に話して既に出国手続きを終えていたのに、再度チェックインカウンターに戻り航空会社の職員に事情を話していた。色々会話した末、私の持っている航空チケットは破り捨てられ、「またフライト乗れるようになったら、連絡するね!」と自身のeMailアドレスと電話番号を残して去らざるを得なかった。

「久しぶりに大きくトラブったな」と最初はある意味面白かったものの、ここはザンビア、日本からだいぶ離れていてどうしようもない。まずは旅行サイトで今晩のお宿を取るしかなかった。ザンビアの通貨クワチャもほぼ皆無だったこともあり、近場の宿を中心に探していた。

「一泊16000円かぁ」と思ったものの探したのがここ。(ワイルド ドッグス ロッジ)
道中タクシーですごい田舎道を通り、「大丈夫か、ここ?」と思ったが、ゲートを開くと楽園が見えてきた。スタッフは皆フレンドリーで、そもそも宿泊施設としてのキャパが大きくなく、従って旅行者も少ない。そして旅行者は皆幸せそう。入って1時間も経たないうちに、「この宿泊施設に触れて幸せだな」というα波というか何かが芽生えた。

ロッジ周辺の風景


ゲートを開くとこんな建物がお出迎え

なんというか実家のような感じ。もちろん有料だけど、「今日の夕食は何にする?主菜は?食べる時間はいつくらい?」という感じで母かと思うような感じ。アフリカの魚料理は案外?美味しいので、魚をチョイス。とても美味。なんというか淡白で優しい味が好きなんですよね。そして人慣れしている猫が可愛い。


白身魚メインの夕食

ロッジの中はテレビもなく、本当に自然の音を聞いて過ごすような感じ。夜るがふけるまで施設内を散歩したり、のんびりネットしたり・・・寝る時はアフリカあるあるの蚊帳に包まれて一晩を過ごしました。

特に何も考えずぼーっと。


奥に見えるのが今回泊まったロッジ


ロッジに包まれたベッド

翌朝は朝食から。内容はよく見るようなブレックファースト。ただ盛り方と自然の中で食べる感じがとてつもなくいい。昨晩同様に猫も近寄ってきて、(外国なので)決して撫でるなどはしてないけど、服を介して触れ合ってきました。

丁寧に盛り付けられた朝食
人懐っこすぎる猫

人生の中で初めて「リピしたい」と思える場所に出会えました。ザンビア・ルサカの「ワイルド ドッグ ロッジ」です。2連泊しましたが常時スタッフは変わらず、居心地のいいロッジでした。またこの猫とスタッフに会いに行きたいな、と思います。


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