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「新型コロナ結婚式ガイドラインVol.1 Q&A集」リニューアルの想い(ダウンロード付)

SUEHIROより、4月にリリースさせていただきました「新型コロナウイルス感染拡大における結婚式ガイドラインVol.1 Q&A集」を2020年6月11日付で大幅リニューアルいたしました。その概要をお伝えします。

(末尾にダウンロードできるようにPDFデータを貼り付けてあります。よろしければ、用途に合わせてご検討ください)

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このガイドラインはもともと「結婚式を控えたカップルさんや、参列予定のゲストの皆様が、コロナ禍の結婚式について考えやすくするためのツール」として、厚生労働省のHPから結婚式に関連しそうな部分を抜粋したり、一般社団法人日本感染症学会様にお問い合わせしたりしながら作成したものです。カップルさん向けに、と作成しましたが、おかげさまで全国の結婚式場様でもご活用いただけたようで、本当にありがとうございました。今回もカップルさんやゲストの皆様はもちろん、ウエディング業界の皆様にもお役立ていただけたら嬉しく思います。それでは、早速今回のリニューアルのポイントをご紹介して行きます。

1.各業界団体の複数のガイドラインの見解を比較しやすいように記載し、カップルさんが情報を整理しやすいように工夫しました

2020年5月4日、政府より「新しい生活様式」についての発表があり、冠婚葬祭に関して「多人数での会食は避けて」「発熱や風邪の症状がある場合は参加しない」という指針が盛り込まれました。また、それを受けてウエディング業界では、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会(BIA)より、「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」の初版が5月14日に発表となり(注:改訂版は5月21日に追加発表)、ご覧になったプランナーさんも多いのではないでしょうか。また、BIAの他にも、ホテル・レストラン・旅行関係など、結婚式に関わってくる各団体からもそれぞれのガイドラインが発表になりました。こちらは、6月11日現在も追加、更新が頻繁に行われており、一覧は内閣官房のHPにて随時更新されています。(参照:ガイドラインは、絶対守らなくてはいけないの?にもリンクを記載してあります)

今回のリニューアルでは、厚生労働省の更新された情報の他にも、この各種団体より発表になったガイドラインからも、結婚式に役立つ情報を抽出してまとめました。特に、ビュッフェに関する見解などは各団体からの指針に様々なパターンがありますので、多角的な視点から各会場様の状況とお客様のご要望に合わせて適切な方法をお取りいただけると良いなと考えております。


2.withコロナ結婚式への「向き合い方」と「用語集」をつけました

もう一点、前回よりバージョンアップさせた部分は、コロナ禍において結婚式を実施する、または参列するにあたってまずはじめに理解しておいた方が良いと思われる「結婚式と感染症対策への向き合い方」と、意外と言葉のイメージだけが先行しがちな専門用語を解説する「withコロナの結婚式について思えておきたい用語集」を追加したところにあります。残念ながら、新型コロナウイルスを含む全てのウイルス感染は、社会生活を行っていく上でゼロにすることは不可能です。ただ、正しく恐れて上手に共存していくことで感染リスクを低減させることは十分できますし、これは私たちの業界では食中毒を引き起こさないためにこれまでも当たり前に実施されてきた部分でもあるのです。そこをもう一度結婚式に関わる方達が、検温や消毒などの目的をウイルス感染の動線から整理できるように、冒頭部分にまとめました。また、最終頁につけた用語集は、意外と定義を忘れてしまう専門用語に対して、ググらなくでもすぐにパッと見つけることができるように、明記してあります。


3.業界向けガイドラインの文言をお客様が理解しやすいような言葉に変換しました

各団体からのガイドラインを一通りパトロールして抜粋したわけですが、その中でももちろんBIAからのガイドラインに関しては、重点的にピックアップさせていただきました。政府からの要請でBIAが作成してくださったガイドラインは、私たち「事業者に向けて」の注意事項や危険事項が明記されたもの。一見、とてもドライな感じを受けた方もいらっしゃるかもしれませんが、教科書的に私たち事業者を導いてくれるものですので、冷静にしっかりと必要な情報が網羅されております。逆に、私たち事業者が「お客様に向けて」発信するガイドラインは、お客様を規則で縛るものでなく、安心感を与えるものでなくてはなりません。「あれはだめ」「これはだめ」という禁止事項で終えるのではなく、「これはできませんが、このようにします」という代替え案がセットであると、とても安心していただけるのではないのでしょうか。SUEHIROのガイドラインは、あえて答えは明言せず、感染リスクがイメージできる導線と、考え方の教示で止めました。価値観も正解も、お客様の数だけ、会場の数だけある幅広いグラデーション。ぜひ、プランナーさんとカップルさんとで、その結婚式に一番ふさわしい答えを導き出していただくお手伝いになると良いなと思っています。

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まとめ

新型コロナウイルスがもたらした私たちの業界への影響は多大なものでした。マイナスもたくさんあったけれど、それと同じくらいプラスになるものにも気づくことができた、今はそんな気がしています。例えば、とても身近になったオンラインでの仕事ができるようになったことや、人が集まることの尊さや価値を再確認できるようになったこと。既存の枠に囚われない新しい結婚式のスタイルへの起爆剤になったこと。こう考えてみるとたくさんあるはずです。

どんなピンチの時でも「いかに逆転ホームランを打つか」を考えて打席に立っているプランナーさんたちにとって、私たちの活動が少しでもお力になれたら嬉しいです。最後に、各種ガイドラインはどんどん更新されています。私たちもアンテナを貼っていますが、皆様でもカップルさんのためにどうぞ最新情報をチェックしていただき「デキるウエディングプランナー」を一緒に目指して行きましょうね。

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みなさまからの温かいご支援お願いいたします

このガイドラインは、「結婚式から絶対にクラスターを出さない!」を合言葉に、有志の現役ウエディングプランナー仲間で力を合わせて、ボランティアで創り上げた、’’カップルさんのためのガイドライン’’です。

ありがたいことに、カップルさんだけでなく、多くの事業者さまにもご利用いただき「大変役に立った」「この資料があったからカップルさんと話がしやすかった」「カップルさんに納得していただきながら意思決定のお手伝いができた」という嬉しい声をたくさん頂きました。このようにお役に立ててとてもうれしく思います。

しかしながら、このガイドラインは、デザイナーへ支払うデザイン料・イラスト料をはじめとし、作成するにあたり一定の人件費も必要であることもまた事実であります。

つきましては、このガイドラインを通して皆様からのあたたかいご芳志を募りたいと存じます。

下記にガイドラインのダウンロードの完全版をPDFデータにてアップロードしております。サポートのお礼として、完全版のデータをお受け取りください。jpegの簡易データはこれまで通り、無料配布させていただきたく存じます。皆様の温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

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548字 / 1ファイル

¥ 300

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