ガイドラインは、絶対守らなくてはいけないの?
ガイドライン。
最近よく聞くフレーズのひとつですよね。
ただ「ガイドライン」という用語自体は、もともとあったものですので、聞いたことや使ったことがある人も多いのでは。
この記事ではあらためてガイドラインという言葉の意味と、新型コロナウイルス感染症に関する、ガイドラインの位置付けについて、一緒に考えていきましょう。
ガイドラインというものは、法律とは異なります。
ガイドラインそのものは、法律のように守ることを義務づけられているものではありません。
1.ガイドラインという言葉の意味
ガイドラインを辞書で調べると以下のように説明されています。
ガイドライン【guideline】
政府や団体が指導方針として掲げる大まかな指針。
三省堂『 大辞林 第三版』
これをもう少しかみくだくと、ガイドラインは、個人や組織が、自主的に守ることが推奨されるルールであったり、ものごとを進める時の基準や目安になる大まかな指針のこと、を言います。
身近な例をあげてみます。
きっとあなたも使っている「LINE」の会社、LINE株式会社は、とあるガイドラインをつくっています。
「LINEスタンプ 制作ガイドライン」
もちろん、わたしも初めて知りました。
このガイドラインにはLINEスタンプについて、何が書かれいるかというと、
・推奨:日常会話でつかいやすい、イラストがシンプル、等
・NG:視認性が悪い8頭身キャラクターの全身、等
日常生活で使いやすくてシンプルな絵のスタンプが推奨されていて、8頭身など視認性が悪い(縦長のため小さく表示されることを指していると思われます)スタンプはNGとされています。
確かに8頭身スタンプは見づらそうですもんね。
ただし調べてみたところ、敢えてガイドラインに挑んだと思われる、8頭身のラインスタンプも存在していました!8頭身キャラクターについて、ガイドラインはあくまで指針であり、絶対ではないということを示しています。
しかし、このガイドラインを読み進んでいくと、こんな内容の部分も出てきます。
・不適切:第三者の商標権、著作権などの知的財産権を侵害するもの
この部分は推奨ではなく、商標権や著作権に関するため、遵守しなければならない項目です。
それは法律に基づいた内容だからです。
守らないと法律的に罰せられる。
ガイドラインにはそういった内容が含まれていることがあるため、ガイドラインの性質や内容により「自主的・推奨」なのか、「義務・遵守」なのかを判断することも必要となります。
2.新型コロナウイルスに関するガイドライン
では、新型コロナウイルスに関するガイドラインは、どういった内容となっているのでしょうか。
政府からは 5/4に「新しい生活様式」という表現で、わたしたちが日々生活していく上での、行動の指針が発表されると共に、経済活動に関しては、「業種ごとの感染拡大防止ガイドライン」の作成が、業種関連団体に、ゆだねられることとなりました。
全ての経済活動を、一律に法律でしばってダメと決めてしまう方法ではなく、業界ごとに状況がちがうことを考慮しつつ、どうすることがベストかを、自分たちで考えて、推奨していきましょう、という方向性になったのですね。
新型コロナウイルスに関するガイドラインの性質としては、あくまで推奨ベースの「大まかな指針」であり、すべての状況が網羅されている訳でも、先述のような法律が絡んでいる性質のガイドラインでもありません。
このガイドラインは日常と感染拡大の両立を目指していく中で、わたしたちが、どのような新しさを身に着けるべきか、を考えるためのベースとなるものなのです。
3.ウエディングに関わる、業種別ガイドライン
さらに具体的に、ウエディングに関わる、業種別ガイドラインには、どんなものがあるのでしょうか。私たちの業界は特殊で、ひとつの業界だけで動いているのはなく、多種多様な専門職が沢山集まって、結婚式をつくっています。
ですから、業種別ガイドラインも関連する業種をふくめ、チェックしておくのが良さそうです。
■■ 業種別ガイドライン ■■
冠婚葬祭
・公益社団法人 日本ブライダル文化振興協会
食品関係
・一般社団法人 日本フードサービス協会
・一般財団法人 食品産業センター
宿泊
・一般社団法人 日本旅館協会
・一般社団法人 日本ホテル協会
交通
・公益社団法人 日本バス協会
・ 一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会
・一般社団法人 日本民営鉄道協会
ガイドライン利用には、大切な注意点が。
新型コロナウイルス感染症については、まだまだ解明されていないことも
多く、絶対的に正しい情報を、私たちはまだ持ち合わせていないということ。
もしかすると、明日には180度ガイドラインも変わるかもしれません。
常に新しい情報を得ることをお勧めします。
内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策ページ
このサイトでは100を超える業種別ガイドライン一覧が公開、更新されています。
4.まとめ
ガイドラインは一見、規則のように私たちを縛るものに思われがちです。
しかし、そうではなく、自分や相手を守るために、思いやりに満ちた行動とは何かを、ひとりひとりが自ら考えて選択をする、ひとつの指針となるべきものなのです。
ガイドラインに振り回されるのではなく、かしこく活用することで、お客さまだけではなく、私たちにとっても安心で安全な結婚式をつくっていけたら良いですね。
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