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法華経の智慧② 思いもよらぬギフト

今日は法華経の信心を継続する事の
素晴らしさと凄さについて「立正安国論」の
御文を通じてお話しして参ります♪

【御文】立正安国論 より
蒼蝿驥尾に附して万里を渡り
碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ

【簡訳】
ハエは駿馬のしっぽに掴まり、
万里の距離を行く事ができ、
ツタは松の木に巻き付く事で、
空高く伸びて行く事ができる

【解説&所感】
法華経を信じ、行ずる事の例え話です。
つまり、ハエやツタは我々、衆生(人間)を
表し、駿馬や松の木は法華経を示しています。
自分だけの力や能力では難しい事も
法華経の力を借りればはるかに大きな
成果を出す事ができると教えています。

この御文を拝する度に自分の今までの
人生と歩みを振り返り、ほんとにそうだなぁと
感謝するばかりです。

私はかつて劣等感の塊の様でした。
昔から身体も学年の中でも最も小さく
運動も苦手で病弱、かけっこはいつもビリ。
かと言って他の事が優れている訳でもなく、
学歴も高卒。私の20代は就職氷河期ど真ん中。
20年前はまだまだ学歴や資格などが
重宝されていた時代で私も自分の将来に対して
漠然と不安を抱えて暮らしていた様に思います。
元々、飽き性の私は仕事に就いても
長続きせず、生き心地の悪さを感じていました。 

法華経と出会ったのは20年程前、
教えの内容には一定の理解があり、
21歳の時に兄弟に勧められて
違うと感じたらやめたら良いと思い
入信。仏法者の求道の道を歩みはじめました。

一口に20年と言っても紆余曲折、
色々ありましたが、結果として
歳を重ねるに比例して自分が理想としていた
人生を歩めている実感があります。

御文にある様に法華経に出会い、
自分が想像もしなかった満足な暮らしを
今、実際に歩ませていただいています。

その他の教えに法華経を信じる事は
母が乳飲み子に乳を与える事に例えられ
乳飲み子が母から与えられる乳を飲み
成長する様に法華経に身を委ね、信じ、
その意味や意義、価値が分かろうが、
分かるまいが、法華経の題目を唱える事で
不可思議にも人生は良い方向に進んでゆくと
教えて下さっています。

法華経を行ずる人には
人生に思いがけないギフトがつきものなのです♪



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