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痛いと思ったらじだった(続)

の日帰り手術から一週間経ったので、どんな調子か書いてみます。

個人差があるようですが、手術当日と翌日の2日間休みをとりました。フルリモートの在宅勤務で、かなり時間拘束がゆるいので3日目から仕事をしていましたが、出社が必要ならもう数日は半休を取っていたと思います。
娘のときは、麻酔のせいか気持ち悪かったようで、同じく2日間ずっと横になって休んでいまいした。またその後数日間の授業も、理由を伝えオンラインで受けていました。
だましだまし過ごしてきて、定年後で出社する必要がなくなった人が、これからの不安を取り除くために手術する方も多いのかもしれません。

当日

病院

昼前に病院へ行き着替えて、12時過ぎ頃に手術
ベッドにうつ伏せになって麻酔「眠くなったら、寝てしまってください」と言われて返事をしたところまでは覚えていますが、気がついたら天井がありました。時間は14時半ころだったので、二時間半ほど過ぎていました。

排尿があったら帰宅できるということで、500mlのペットボトルのスポドリ&お茶を少しづつ飲みました。どんどん尿意が上がるもぜんぜん出ない。
17時ころまで何度もトイレに行って、座ったり、立ったり色々試みましたが全く出ない。麻酔の影響で出づらくなることがあるようでした。感覚としては、トイレを我慢している状態がずっと続いている状態。
カーテンがあって見えませんでしたが、両サイドのベッドにも手術をされた方がいて、15時ころには皆さん排尿に成功してお帰りになりました。

結局、カテーテルで出してもらいました。カテーテルを入れるとき痛いのかと思っていましたが、入ってくるという気持ち悪さが少しあるだけで痛みはありませんでした。女性の看護師さんに見られる恥ずかしさより、なんとかして出したい気持ちが勝りました。出した後「たくさん出ましたよ」と尿瓶を見せられたときが少し恥ずかしかったかな。
しかし歳を重ねて、寝たきりになると、これを受け入れていることになるのかなとも思いました。

麻酔をするので、自転車や自動車を使えず、徒歩で行ってきましたが、歩いて行ける距離の病院もよかった。電車移動はきつかったと思います。

帰宅

術後の食事3食は病院で頂いたレトルト食、温めるだけなので手間がかからず。鎮痛剤などの薬が毎食後あります。
食事は昼ごはんを食べられないので、朝食の次は夕食。家族からは「それだけでお腹空かない?」と心配されたけれど、それよりも尿意が増してきているので出ない不安のほうが大きかった。食欲はあまりありませんでした。
水分は多めに取ったほうがいいとのことで、飲み物をちょくちょく飲んでいましたが、やはり出ない。パンパンの状態なので眠れず、更に飲んで押し出すように出して、ようやく眠れました。

日付が変わって3時ころ、トイレに行きたくなって目が覚めて、出づらいながらも自力で出せました。おしっこを出すことがこれほど大変なこととは思いませんでした。

翌日

休みを取っていて食事も温めるだけなので、安心して食っちゃ寝、起き上がっているとおしりの中が落ちてくるようなジンジンする感覚が増してくるので、とにかく横になっていました。

夕食からは普通の食事、食欲はないので消化の良さそうなものを普通より少なめに食べたくらい。食事量が少ないのでうんちも出ない。トイレに座るとおしりがジンジンするので、出すイメージも湧かないくらいでした。

そういえば初診から手術日朝までは、1日2回、座薬を使っていましたが、術後はすっかり忘れてしていませんでした。子供の頃、座薬は苦手だったのですが、子育てをそこそこ経験しているせいか、全く抵抗なくIN出来ていることに驚き、家族に自慢したら「そういうの好きだったんじゃない?」と笑われた。

三日目

この日から仕事
術後の経過観察で病院に行くのですが、病院は8:30から、徒歩で往復45分くらい、仕事が10:00からで普通に間に合いました。※長時間歩くのも不安があるので比較的近くの病院も助かります。
オンライン朝会、日帰り手術以降のしんどい話をして、「お尻休憩」の中抜けがあるかもしれないことを報告しておきました。
普段バランスボールを椅子にして仕事をしていましたが、久しぶりに座ったバランスボールはおしりに厳しく、座り心地のよいお仕事椅子に戻しました。デスクワークなので、腰に優しいドーナツ型座布団を持っていました。おしりからの出血があって、ガーゼを当てていて出っ張っています。この出っ張りが当たると、傷口に擦れて痛いのでドーナツ型座布団が助かりました。

座薬もこの日から再開しました。手触りだけなのではっきりわかりませんが、傷になっているようで、見えない穴にINするのが少し怖かった。注入後に座薬の入れ物に血がついているので結構驚きました。
※座薬後の容器の血は一週間後の今も付いています。

意外と仕事自体が苦ではないので、仕事中は時間経過が早い。しかし負担はかかっていたようで、仕事後はおしりがジンジンしてちょこちょこ歩きでした。

三日目、四日目は平日(木金)でこんな感じで、緩やかに過ごせました。

週末

土日は仕事がないので、ゆったり過ごすつもりでした。
しかし子供の習い事の送迎や「花粉が酷くてツラいので買い出しとご飯お願いの作って」の妻からの依頼で結構おしりに負担がかかりました。ジンジンして、大げさですが腸が降りてくる感覚です。特に子供の習い事の送迎は自転車移動だったので、サドル自体と走行時の揺れが大きな刺激だと知ることが出来ました。

週明け

平和な平日がやってきました。
月曜まで下の子供は給食あり、上の娘はバイトで日中不在で、昼ごはんは自分の分だけでOK。月曜を穏やかに仕事できて、おしり回復。
火曜日からはバランスボール椅子復活できました。

病院でおしりに当てるガーゼをもらっていたのですが、なくなったらおむつや生理用品でもよいと聞いていて、家族から生理用品をもらっていて安心。
以前ドラッグストアで生理用品コーナーを遠くで見ている男性を見かけることがありましたが、その方もの手術を受けた方かもしれないと思いました。その時は「娘に生理用品を買ってきてほしいと言われたのかな?」と思ったのですが、やはりの方でしょう。

ようやく排便にも慣れてきたのですが、その後のシャワー後の座薬時、血の他に何かついていることがありました。縫合時の糸の破片かと思います。手術後2~3週間すると糸が取れるようですが。

八日目

排便のとき少し痛みはあるものの、ずいぶんおしりの回復を感じています。自分の状態なら、一週間もすれば出勤する仕事も出来そうです。

そして

変化としては体重が少し減りました。の前から食事量を減らしていてい体重は減っていたのですが、お腹は空くけど食べることのハードルが上がっていたので体重はさらに1kgちょっとは減りました。体をぜんぜん動かしていないので、少しづつ運動量を増やしていくと身体を軽く出来そうです。

ちなみに身体を軽くしたいのは山歩きのためです。学生時代から10kgくらいは体重が増えていて、「ザック7kgくらいを背負って今の体重なら楽に山をあるけるのに」と思ったのもきっかけの一つ。

また保険内容を確認もしてみました。
よくよく見ると日帰り手術も、術式によって支払われることのことで、請求してみたものです。オンライン手続きは便利と思いました。
火曜日にメールが来て、なぜか「申請結果を郵送しましたのでハガキを確認してほしい」とありました。もしかすると承認or却下もプライバシーに当たるのかな?とも思いましたが、契約情報まで見れるサイト上でも結果を見せないなんてよほど言いにくいこと、やっぱり駄目ってことでしょう。
毎月の支払額の累積からすると、請求額は3万円以下で少額なはずですが、大きな病気でも保険が支払われるか自体もよくよく見ておいたほうがいいようにも思いました。
をきっかけにいろいろな気付きがあり、勉強になっています。

回復するに連れて、山を歩きたいと思うことが多くなりました。回復を優先しているので、ぜんぜん体を動かしていない日が続いています。おしりが落ち着いてからになりますが、ゆるいコースで体力を回復していきたいと思っています。

2024-03-23追記
保険会社からハガキが届き、無事支給されて、銀行口座へ入金されていました。子供が大学生で何かと入り用なので助かりました。
また術後10日後の出血は少しあり、まだおしりのガーゼは外せません。
お風呂の湯船につかれるか試してみたのですが、腫れが少し残っているせいもあって、おしりがジンジンしてしばらく動けませんでした。この時期シャワーだけだと結構寒い。

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