文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」A-1申請が通りました。

 Twitterにも書きましたが、文化庁の継続支援事業、8月14日に交付決定通知書が届きました。前例がなく、私もかなり手探りで準備したので、これから申請したい方の参考になればと思い、私の申請内容を簡単に公開したいと思います。通過事例が見たい方の、参考になれば幸いです。
 申請方法などについては沢山の方がnoteにも書いてくださってますので、そちらをご参考になさってください。
 私はミュージカル女優の仕事をしていて、今回は自主企画の無観客配信ライブと、YouTubeチャンネル用の機材等で申請しました。
 私は7月30日に申請、8月9日にマイページのステータスが「申請 事業決定」「交付通知書 準備中」に変わり(この時は特にメールなし)、8月14日にメールが届き、交付決定通知がマイページにアップされるという感じでした。

1、確認番号取得

 私は日本劇作家協会に所属してらっしゃる方にお願いし、確認番号を取得することができました。
 日本劇作家協会はホームページで所属者を公開してくださってるので、私はそこから以前お仕事させていただいた方を見つけて、推薦をお願いしました。
 ちなみに、日本劇作家協会の確認番号申請方法は、まず推薦者の方に「〇〇さんを推薦します」と申請していただいた後に、本人がホームページから申請。その後、メールアドレス宛に確認番号が送られてくる、という形でした。
 確認番号なしだと提出書類が増える&交付までに時間がかかる、ということだったので、私は確認番号を取得したのですが、確認番号なしでも申請は可能です。

2、申請概要

 事業の名称は「コロナ禍においての表現活動の継続」。
 事業の目的と活動内容
「コロナ禍においても、オンラインを用いて自身の表現活動(ミュージカル女優なので、主に歌唱)を継続していく。具体的には自身のYouTubeチャンネルでの歌唱動画アップやトーク中心のライブ配信と、7月25日に行った有料無観客配信ライブ。」としました。

 事業実施期間は、YouTubeチャンネルで定期的に動画準備と動画アップがあるため、2020年3月1日から2020年10月31日としました。

 事業の種類については、募集案内の11ページにある補助対象となる取組の中から、(1)の②活動の継続・再開のための公演・制作⽅法等の検討・準備・実施、と(2)(1)の取組と併せて⾏う、業種ごとの新型コロナウイルス感染拡⼤予防ガイドラインに即した取組例、を選びました。
 (1)②がYouTubeチャンネル、(2)が有料無観客配信ライブにあたります。有料無観客配信ライブは募集案内を読むと、(1)かな?という気がしていたのですが、電話で問い合わせたところ、(2)に該当するとのことでした。
(2)は10万円までなら全額、(1)はICT活用が費用の6分の1あれば、4分の3まで負担してもらえるとのことだったので、(1)で13万3333円(4分の3の金額で約10万円)に限りなく近い数字で計算、(2)で10万円ぴったり、合計でAー1限度額の20万円ギリギリまでもらえるよう計算して提出しました。
 交付通知書を読むとそこまで厳密に計算しなくても、20万円をはみ出ていたら勝手に20万円交付にしてくれるようです。(確かではないので、気になる方は確認してください。)

3、(1)②活動の継続・再開のための公演・制作⽅法等の検討・準備・実施

 活動内容は「その他(自由入力)」を選び、「YouTubeチャンネルでの歌唱動画アップやライブ配信」と記入しました。
 活動に伴う経費の説明は「配信環境を整えるための機材や編集ソフト、衣裳代など。」としました。
 こちらは、念のため別途、経費明細計算書を添付しました。既に購入したものばかりで、金額がハッキリしていたので。
 内容は「パソコン用デスク、パソコンデスク用ライト、ドライボックス、マイクケーブル、コンデンサーマイク、動画編集ソフト、衣裳」など、全て消耗品費で申請しました。 

4、(1)の取組と併せて⾏う、業種ごとの新型コロナウイルス感染拡⼤予防ガイドラインに即した取組例

 活動内容は「感染症対応のトライアル公演」、
 自由入力部分は「定期的に行っているソロライブを有料無観客配信ライブで行った。」と書きました。
 経費は配信ライブでお願いしたミュージシャンやスタッフのギャランティから、10万円ぴったりになるように申請しました。雑役務費に当たります。
 こちらは簡単な内容なので、経費の説明欄のみで経費明細計算書はつけていません。

5、その他

 申請者情報の送信にあたって、フォームを開いてから60分以上経って申請ボタンを押すと送信できず、内容も消えてしまうようなのでご注意ください。
 私は手書きである程度まとめてから、フォームに入力しました。
 他にも何か思い付いたら追加していきますね。
 この記事が少しでも役に立ちましたら幸いです。

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