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酪農家でも独学で中小企業診断士1次試験突破できた方法

2024年9月3日、今年度の中小企業診断士1次試験の結果発表が出ました。
ありがたいことに合格。

知り合いの経営者の方から「診断士の資格とろうと思うんだけど、通学はできない。どう勉強してる?」と聞かれることが多いため、誰かの役に立てばと筆記します。
下記のやり方で受かると思います。

記事の目的

この記事を読んだ若い経営者が中小企業診断士の勉強を始め、合格しますように。
あわよくば、その人といつかどこでお会いする機会があり、一緒に何か楽しい事業ができますように。

使用した教材(本)

独学で上記4つをひたすら回しました。
過去問5年間×5周を試験当日までに実施すれば合格できると思います。

使用した教材(youtube)

Youtubeの皆様、本当に助かりました。
経済学は、テキストや過去問で学びを深めづらかった部分が
「はじめよう経済学」さんを見て理解できるようになりました。
勉強のスケジュール立て方や資格の特性を各チャンネルで把握するのはメンタル的にも役立ちました。

勉強開始~一次試験当日までのスケジュール

2023年8月 企業経営理論
    9月 財務会計
   10月 運営管理
   11月 経済学
   12月 法務
2024年1月  情報システム
    2月 二次試験の勉強開始
    3月 中小企業経営・施策
    4月 総まとめ
    5月 LECの模試
    6月 総まとめ
    7月 TACの模試
    8月 一次試験
基本的に、1科目ごとに集中して勉強する形で問題ないと思います。
進捗状況確認のため、5月と7月に模試を受けました。
独学の場合、模試の会場受験を活用して2日間7科目の練習をした方が良いと感じました。

一次試験 各科目得点

経済学      :60点
財務会計     :68点
企業経営理論   :75点
運営管理     :83点
法務       :68点
情報システム   :76点
中小企業経営・施策:70点
合計       :500点/700点
※700点中、420点以上で合格

模試の結果をもとに、自分に足りない部分を強化していく感じで、全科目60%越を目指しました。
勉強時間は、何も知識がない状態だと1科目×60hの合計420hは必要だと思います。簿記を持っていたり、仕事で法務をやっていたりと、これまで学んだことのある科目は30hほどで合格点へ持っていけるかもしれません。

経営者の強み

中小企業診断士の試験は、応用知識が問われます。
テキストや過去問で得た情報を自社の業務に落とし込み、肌感で習得できるのは”経営者”の強みです。
また、本番は「過去問で問われたことがない問題」が一定数出るのですが、経営者の皆様は実務経験が役立って解ける可能性高いです。
そして、得た知識をすぐ実践し経営改善へ使えるため、単なる資格取得以上の効果が勉強期間中に生じます。

最後に

偉そうに言っておきながら、一次試験受かっただけの道半ば男です。
ただ、記したおかげで二次試験へ向かう気持ちの切り替えができました。
よかったよかった。

いや、すみません。
「勉強方法を聞かれたから」とか「皆さんが受かるため」とか言いましたが、勉強の過程を発信して労いや賞賛が欲しかっただけかもしれません。

浅はかですね。

それほど、仕事しながらの勉強は僕も負担だったのかもしれません。
「すごい! がんばって!」と言われることもあれば「そんな勉強無駄。実際の経験が大切」と言われることもありますし。

ただ、世の中にはいると思うんですよ。
純粋に、勉強が好きで、好奇心がとまらず、かつそれを自分の実務へ活用させることへ熱を割ける人が。

僕は酪農家に生まれて、小学2年生の頃に家業を継ぐことが決まったので、好きな勉強に打ち込めなかったです。

そんな跡継ぎや、「経営者は勉強より行動や経験がマスト」と縛られていて、なにか苦しい思いを抱いている人に、この記事が届けばいいな。

また、仕事しながらの勉強は、それ以外では味わえない、暖色系の柔らかな苦しみを覚える時がありますね。
それでも、答えが見えづらい本業でうんうん唸っている際に、明確な回答のある勉強が心を楽にしてくれるのも確かです。

いろいろありますよね。

読んでいただきありがとうございます。
なにか気になることや知りたいことあればコメントください〜〜〜

#挑戦してよかった

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