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実は史上最年少キャピタリスト?上場子会社社長?上場企業CFOが語る、長期インターンとは?

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2016/07/15

バイトを繰り返すばかりの荒んだ大学生活

須田:まさか元部下の佐々木くんにインタビューするときが来るとはなー(笑)。最初に会ったのは、大学3年生の頃だっけ?

佐々木:はい。アエリアのインターンに応募したのが大学3年生の夏ですね。もう10年前になりますかね。

須田:どういう経緯でインターンに応募したの?そもそもどんな大学生活をしてたのかな?明治大学の経営学部だったよね。

佐々木:大学生活は荒んだものでした。毎日毎日、アルバイトと麻雀と飲み会、みたいな毎日でしたね(笑)。地元のスーパーでレジのバイトをしていて、バイトが終わったら麻雀するか朝までお酒飲んで、次の日もバイト、みたいな。

焦りを感じて参加したインターンで気づいた「仕事の楽しさ」

須田:なるほどー。自分も似たような生活だった気がする。。(苦笑)途中で飽きてくるよね。

佐々木:そうですね。2年生の途中でちょっとヤバイなって思い始めたんですよね。大学2年生の夏に学校で単位がもらえるインターンの説明会ってのを見つけて、興味本位で参加してみたんです。30社ぐらい来てて、大企業でつまらなさそうなところばかりだったのですが、唯一ソフトバンクのインターンって会社が面白そうで、2週間のインターンプログラムに応募してみました。2006年頃ですね。当時ソフトバンクってまだ有名ではなくて、ソフトバンクってどこかの銀行かな?とか思っていましたけど(笑)。

須田:へぇー、そうだったんだ。アエリアのインターンの前に短期インターンを経験してたんだね。

佐々木:はい。ソフトバンクパブリッシングという出版事業をやっている会社ですね。当時、ホリエモンさんの「100億稼ぐ仕事術」という本を出版してて、それの校正とかやってました。凄く面白かったですね。で、意外と「仕事ってオモシロイな」って思って、次の年の3年の夏に長期インターンに応募してみました。

興味本位で応募した上場直後の会社の長期インターンシップ

須田:ほー、そこで当時の自分(アエリア)に会ったわけだ。どういう印象だった?

佐々木:エンジャパンさん主催のインターンの合同説明会ってのがあって、そこでアエリアさんもブース出展してたんですよ。周りは商社、金融、メーカー、マスコミなど名のしれた会社ばかりだったのですが、聞いたことのない会社で閑散としてたブースがあったんですよね、それがアエリアさんでした(笑)。
で、そのブースで喋ってるのが代表取締役と取締役の須田さんだったんですよね。他の会社は普通の社員さんがブースに立ってるのに、何と役員自らがプレゼンしていると。
須田さんの第一印象は「普通のお兄ちゃん」でしたね(笑)。 かなり浮いてた感じでしたけど、何であの説明会にアエリアが出展してたんですか?

須田:逆質問かい(苦笑)。当時エンジャパンさんはメインクライアントだったんだよなー。でも、よくそこから大企業を選ばずに、無名なベンチャーに応募してきたね。

佐々木:本当は大手証券会社のインターンにいくつもりだったのですが、面白半分でアエリア社の面接を受けてみたんですよ。インターンには珍しく「経営管理部門」での募集をしてて。会社の中枢が見れるかもって。そこで須田さんが出てきました。 で、僕の履歴書を見るなり、「おー、君、簿記2級もってるのかー。すごいねー。いいじゃんいいじゃん。俺なんて簿記3級落ちてるよ」って話をして。

須田:・・・(苦笑)。あー、それはその頃の定番トークだったなー。学生向けに「簿記3級落ちても、上場企業のCFOになれます!」みたいな。

佐々木:で、「じゃあ、いつから来れる?来週から来れる?」みたいなことを言い出して、じゃあ来週から行ってみるかってことになりました。

学生がする仕事!?と思うほど重要で幅の広い業務の経験

須田:あーなるほどねー。多分、猫の手も借りたいぐらいだったのかも。最初はどんな仕事してたんだっけ?

佐々木:当時アエリア社は前年末に上場して、四半期ごとに決算開示をやり始めてました。上場企業として決算開示をする初めての年でしたね。それと並行して子会社の上場準備をしていました。最初の仕事が決算短信開示用の「連結キャッシュフローを作ってくれ」でしたね。何のことか分からず、超絶に無茶振りでした(笑)

須田:あー、まあ忙しかったらかなー(汗)

佐々木:管理部門も須田さんと経理・総務の女性2名だけでしたね。あれでよく上場出来ましたね(笑)。その年には子会社上場のために3人ぐらい採用していました。最初は夏休みの3週間だけのつもりだったのですが、いい意味でいろんな仕事を任せてくれて、楽しくなってそのままインターンを継続しました。3年生の後期は週4ぐらい、4年生の時は週1コマのゼミだけ出て、あとは週5会社に行ってましたね。

須田:いやー、ホント助かったなー。学生インターンの時代だけでも、四半期決算以外もいろいろな仕事したよね。

佐々木:はい。決算業務は一通りやっていて、半年ぐらい経ったあとは監査法人対応もしていました。また金融子会社を作ってベンチャー投資やプライベートエクイティ事業、M&Aなどもやりました。

須田:学生時代からベンチャー投資事業もやってたんだっけ?実はこっそりと最年少キャピタリストじゃん(笑)

佐々木:上場したての会社でとても勢いがあったというか、「バックオフィス業務以外の稼ぐ仕事もしよう!」みたいなノリでしたね。面白そうな会社を見つけてはメールでアポとって1日7社ぐらい訪問したりしました。自分は商談がとても苦手でした。まあ学生なので当たり前なのですが。最初の頃、須田さんに同行させてもらってて、どんな会話もしっかり打ち返していた須田さんのコミュニケーションにはとても驚いた記憶があります。

須田:そうだっけ?全然覚えてないなー(苦笑)

佐々木:みんなやったことない仕事ばかりだったので手探りでしたね。投資事業に関しては良かったり、悪かったり(笑)。まあ、今思うとよく分からずやっていた感じありますね。途中で売却してしまった会社の株式とか今もっておけば1万倍ぐらいになってるのもありますね。


インターンで学んだ「多くの経験」と「成果」

須田:まあ、俺も上場企業CFO初めてだったし、投資とかも初めてでよく分からなかったよなー。俺の下で学生時代インターンをやってて、俺から教わったこととかあったっけ?

佐々木:最初にとにかく「手を早く動かすこと」を徹底されてましたね。パソコンも「マウスを使うな」とか言われて、あらゆるショートカットをマスターさせられました。今考えるとそれが良かったですね。エクセル、パワポとかネット検索とか、普通の人より高速処理が出来るようになりました。

須田:それは自分が若手の頃にも叩きこまれたからなー。それ以外に良かったことや学んだこととかあるかな?

佐々木:とにかく普通の社会人よりも多くの経験を学べたことが大きかったですね。仕事はハードだったかもしれませんが、全然苦になりませんでした。 あとそれなりに成果を出すことが出来たので、学生インターンながらもボーナス評価もらいました。年2回、100万ずつとかもらっていた気がします。社会人1年目の人の年収は越えてたかもです。 会社経営という観点では、いい意味で堅実経営とうかケチケチ経営というか、上場してワイワイしないで一切ムダ遣いしない経営スタイルが勉強になりました。

その後新卒入社2ヶ月で「最年少上場子会社社長」!?

須田:あー、CFOの俺も月5,000円も経費使わせてもらえなかったからなー(苦笑)。そのまま新卒入社して4年ぐらい働いたんだっけ?

佐々木:そうですね。グループの連結決算を担当しながら、投資事業やりつつ、次は「マネジメントも経験した方がいい」みたいな感じで、子会社の社長もやらせて頂きました。レンタルスペースを運営している社員10名ぐらいの会社をM&Aして、そのまま社長になりました。確か、社会人入社2ヶ月目ぐらいの時だったと思います。

須田:おー、入社2ヶ月目か。最年少上場子会社社長じゃん(笑)

佐々木:本当にいろいろと多くの経験を積むことが出来ました。4年いると一通り経験してしまったので、その後はいろんなベンチャーのお手伝いをしようということで、アエリア子会社のアクワイア(ゲーム会社)含め複数社の経営管理業務をフリーランスで受けるようになりました。

株式会社クラウドワークスCFOに就任、上場に関わる

そんな中、須田さんに紹介されたのが今のクラウドワークスの吉田さんですね。
須田:創業時に吉田さんから「須田さんCFO出来ない?」みたいな相談があって、「あ、元部下でちょうどいい奴がいる」って思ったんだよね。我ながら上手くマッチしたな(笑)。そこから上場まではなかなかのスピードだったね。

佐々木:確か須田さんがアエリア上場時31歳だったのですが、そこは意識してて、僕は30歳3ヶ月の時に上場を経験することが出来ました。

須田:「師は弟子に抜かれる」というのは、ま、いいことだね(笑)。最後に今の学生に向けて一言是非。

佐々木:学生時代は失うものは何もないので、早く多くの社会経験を積んだほうがいいと思います。僕も大学1年生の頃、麻雀やバイトに費やしていた時間はもったいなかったと感じています(笑)。あとは企業選びも重要ですね。目先の時給とかよりもなるべくフルタイムでたくさんの仕事を経験できるところがいいと思います。

須田:佐々木くんもそろそろ「弟子」を作るときだね。JEEKで「弟子」インターン募集しようよ

佐々木:そうですね、是非!

インターンを通し多くの経験を積んだことで佐々木さんの現在のキャリアがあります。なんと佐々木さん直下で働くことのできるクラウドワークスでのインターンの募集を現在JEEKではしております!
幅広く経験を積むことができる、刺激的なインターンです。クラウドワークスのビジョンである「新しい働き方を創る」に携わりたい方は是非ご応募してみてください。

株式会社クラウドワークス佐々木翔平
明治大学経営学部在学中の2005年8月、株式会社アエリア(JASDAQ上場企業)に入社、財務・経営企画を担当。大学卒業後、正社員として入社し、国内外のM&A、投資案件を担当するとともにグループ会社数社の取締役に就任。 2011年4月、株式会社アクワイアに転籍、CFOとして、管理部門を統括。 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社への売却を指揮。  2011年11月、株式会社クラウドワークス設立、執行役員に就任。 2012年11月、同取締役に就任。

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