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許したい自分と、それはさておき許せない自分

乾燥しいたけって放っておくと虫湧くんですね。

食材に虫湧くっていう経験がはじめてだったので、虫湧き童貞をこんなよくわからないタイミングで失ってしまったことに不甲斐なさでいっぱいです。

はじめては好きな食材とって決めていたのに……。


私は虫が大の苦手で、実家を出た理由のうち3億5千万パーセントくらいは「家の中にめっちゃ虫が出るから」が原因です。

基本的に意思疎通のはかれないものが苦手です。

衣類に穴をあけるタイプの虫なんかは、あいつら生活してるだけなのに人間にとってめちゃめちゃ害になってるとかもう本当に意味がわからない。

そんなに衣類を食事として楽しみたいのであれば、事前に許可を取ってほしい。

そうすればこちらも「これなら食べさせてあげてもいいかな」とか、「衣類よりもこっちの方がPFCバランスいいのでは?」みたいな提案もできるのに、勝手に服に穴をあけるし、見つかったら見つかったで被害者の様な態度をとる。

めちゃめちゃ悪いことしてるのに、あいつらにはその「悪いことをしている」という意思がないと思うだけで許せない。


蜂なんかもそう。

いくら生き残るためとはいえ、いかにも「殺しますよ」みたいな能力を携えるのは流石にやりすぎだと思う。

パーソナルスペースに踏み込んでしまったとしたらこちらも申し訳ないけれど、1ミスで1デスは割に合わなすぎる。


そして気付いたこともある。

いちいち虫相手に感情を起伏させてもしょうがないということ。

虫に「コラーッ!!」と怒ったところであいつらは反省しないし、虫相手に感情をぶつける成人男性の図が完成するだけだ。

でも許せない。

まあいいやで終わらせたくないことは沢山ある。

だからそんな許せないという自分の感情を認めて、許せなくてもいいと飲み込むことで、ちょっとだけ心臓の毛量が増えたような気になれる。



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