飲食店支援キャンペーンの紹介(「つくばの飲食店支援キャンペーン」に寄せて)

筑波大学生物資源学類の鶏さんが「つくばの飲食店支援キャンペーン(仮)」というものを提案していました。

とても良い企画だなと思ったので、参考にできるであろう類似のサービスや企画をまとめてみようと思います。何かの手助けになれば幸いです。

つくば市

つくば市は公式でこんな企画を打っています。

テイクアウトした商品を「映える」ように写真に撮り、 #つく映えテイクアウト タグを付けてSNSに掲載する企画です。投稿はつくば市の公式アカウントが拡散してくれることもあるのだとか。

全国

こちらは飲食店に対して未来の来店を予約するサービスです。収入が激減している飲食店に先払いでキャッシュを渡し、何とか生き延びてもらおうという趣旨だそうです。

上記サービスに似たようなサービスとして、「さきめし」というサービスもリリースされています。さきめしとは「『後でたべに行くよ!』の応援の気持ちをこめて食事を先に購入して、落ち着いた後に食べにいこう、という活動」とのことです。

これもまた似たようなサービスですが、favy株式会社から「飲食店応援チケット」というものも出ております。1000円単位でチケットを購入しておくと、来店時にチケット額だけ割引が得られるというものです。

既存サービスの連携も強まっています。テイクアウト系のサービスを提供する3社は共同宣言を出し、サービスの強化を表明しました。

飲食店紹介サイト「Retty」は飲食店がテイクアウトやデリバリーに対応しているかどうかを店舗ページに表示できるようにしました。検索結果のリスト画面でもラベルとして表示されるようです。

上記のRettyに対抗するように、競合の「食べログ」も特設サイトをオープンしました。また、Rettyと同じように、検索結果にもテイクアウトに対応しているかの情報が掲載されるとのことです。

Googleもテイクアウト・デリバリーへの対応を強化しています。Googleマップに「テイクアウト」「デリバリー」で絞った検索ができる機能が搭載されました。店側が「Googleマイビジネス」にて情報を登録しておくと表示対象となるようです。

その他ご当地キャンペーン

つくば市と同じ茨城県内の水戸市では、商工会議所から「#テイクアウトミト」としてテイクアウト対応店舗の一覧をまとめたPDFが発行されています(画像はPDFの一部)。同じような取り組みは全国各地の自治体や商工会議所でも実施されています。

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徳島では、地元の小規模な飲食店の出前サービスをまとめたwebサイトが商業ベースで立ち上がりました。大手の宅配ピザや寿司ではなく、地元の小規模飲食店をターゲットにしているところが売りなようです。

福岡市では、地元の情報誌「NASSE」がスキマ時間のバイトサービス「タイミー」、シェアサイクルサービス「Charichari」と組んでコロナ支援のデリバリーサービスを立ち上げました。3つのサービスがそれぞれ資源を提供して一つのサービスを作っている形は珍しいと思います。

福山市では、一般のスーパーのお惣菜売り場で地元飲食店の弁当や惣菜を販売する試みが始まりました。コロナが流行している中でもスーパーへの客足は減っていないことを武器とした作戦だそう。

さいごに

皆様のお気に入りのお店がこの状況を切り抜けられますよう、心から祈っております。

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