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  タートルリリーとの想い出                                    

いつか見た夏

タートルリリーにとって、一大イベントだったTIF出場。そのレポートをNOTE上で書こうかなと思っていたら、色々と思いが溢れて長文に。悩むうちに何度も書き直していました。結局まとまらず、お蔵入りかな…と思っていたら、『タートルリリー』は、『MuMo°(ミュウモード)』に改名。
自分のヲタ歴3周年を前に、『タートルリリー』との想い出を記します。


タートルリリー(ダイヤの翼)衣装
タートルリリー(上野野外ステージにて。この皆の笑顔が大好きです)

1 現場へのきっかけ、推しへの思い~アイドル偏差値とは~

2019年8月30日、とある舞台を観賞していた私は、『舞台上の演者の歌声が、目の前で聞こえる』という衝撃の出来事がありました。私はその日からその方(羽深芽生さん)の、文字通り虜となりました。すでに引退したアイドルだった彼女の音源を聞きまくり、同年クリスマスの日、彼女の影を求めて、全く無縁の世界だった(現場)に足を踏み入れました。
2020年1月5日、正月挟んで2度目の現場で、またも衝撃の出会いをします。アイドル練習生の子が、自分の新グループのフライヤーをくれました。その子の一言目は、いまだに憶えています。「すみません、特典会に並んでらっしゃいますか?」と、礼儀正しく、すまなそうに。そして、別れ際に「お姉さんグループがあるんです。とっても可愛いので見てくださいね」と、もう一枚のフライヤーを差し出しました。そこには、これまで出会った人類のなかで、私好みの顔を最も具現化した方がいました。
その日は、その子のお顔を実際に拝見する機会はなく、でも、当然気にはなっていました。
2020年3月17日、ついにその子のライブに。なんと、自分のグループの前に、フライヤーを手渡してくれた『礼儀正しい子』のグループのサポメンとしてステージに立っていました。これも、何かのご縁。
…しかし、コロナ禍はアイドル現場にも暗い影を落とし、ライブイベント自体が無くなってしまいました。ドキドキしながら配信にお邪魔し、心あるファンの方に拾っていただいたところで、『その子』のグループの一周年イベントに参加、それまで配信でしか存じ上げていなかった、ファンの皆さんと初めてお会いすることができました。
その配信の時に、私を拾って下さった方(まさに、拾って下さった…こんな、50過ぎのおっさんを拾っても、何のメリットも無いのに。本当に、感謝しています)、その方が、ひとつの言葉を私に下さいました。それは…
 
菜月はアイドル偏差値高いから、安心して推せますよ』という一言でした。
 
当時の私は、その方が何を言っているのかさっぱりわからず、(何?偏差値??)と、まさにちんぷんかんぷんだったのですが、辻菜月さんを推すようになって2年半、その言葉の意味がわかるどころか、まさにその通りの2年半だったという事を実感しています。
(アイドル)偏差値…。何か、響きとしてはあまり嬉しいものではありませんね。自分も息子と将来の話をするときに、受験社会なんて良いとは思ってないけれど、成績・偏差値上げておけば自分の「将来に対する可能性」が増えるから、やる気があるなら勉強しような…なんて月並みな事を言ってますし、学生当時はその言葉に悩まされました。教師に「もうちょっと偏差値あればもっといい学校いけるんだけどな」とか言われてムカつきましたね(笑)。
 
さて、アイドルはひとり。ファンは沢山。その中で例えば(好きな言葉ではないです。増長するヒトも見ましたので)古参・TOと言われる方は、物理的に生じる(勝手に、という意味)事もあれば、熱意・配慮・努力で生じる(自他ともにという意味)事もあるでしょう。
『アイドル偏差値』を逆に考えて、自分を『ヲタク(まぁ、この言い方もアレですが)偏差値』のフィルターで冷静に見た時、どうでしょう?それまでアイドルには全く興味が無く、舞台鑑賞時の偶然から現場に通いだしたのが52歳の時。連れ合いもいれば息子たちもいるオヤジです。また、土日仕事のため、主に土日の『動員重要』とか、『他メン生誕』などに出られる確率が少ない。現に、以前の現場では出席できた生誕はメンバーの5分の2。今の現場でも全員の生誕には参加できませんでした。
特典会でも、最近は慣れてきて、アイドルさんに対してもフランクに話せるようになりました。が、基本アイドルさんには敬意を持って接しているつもりです。この年齢で腰の低い感じの自分は、アイドルさんにとって決して扱いやすい存在ではなかったでしょう(年寄なのに腰が低いのを、他のヲタさんに茶化された事もありましたね~。今となっては笑い話)。はい、自分はヲタ偏差値低いな、と確認しました。
 
翻って、『アイドル偏差値』について。それは、プロの『アイドル』としての総合力の事でしょう。
 
菜月さんの行動・言動で病んだり、傷ついた事がこの2年半で無い、という現実がそれ(アイドル偏差値の高さ)を表しています。彼女は常に笑顔でいたわりやねぎらいの言葉を忘れません。常にです。でも、良い意味で対等に話してくれますし、時には思いっきり砕けた話も笑いながらしてくれるし、そして感受性が高いです。私も心配かけたくないから、疲れていても頑張っていつものように話しているつもりなのですが、バレてしまいます。カッコつけたり、計算しても無駄です。ある意味掌の上なのかもしれませんね(笑)。でも、推すってそういう事も含まれるのでは?なんてね。
 
そして、極めて稀に病む?と言っても、何となくタイミングでもらえていたレスがあっち行っちゃった(笑)とか、こちらの思い込みレベルですね。本人にとっては、新規さん優先もあるし(大事!)人間だから…という事もあります。気分ね。ましてや契約や約束があるわけでもなく…。それでも、わかっていても(今日はさみしかったな)という帰り道、たまにありますよね?(いや実際、たまにどころか2年半で2~3回でしたね) 『最前とか0番にこだわると、レスも毎回期待しちゃうし、なかった時に辛くなる。だから最前とかこだわらない方がいいよ』って、ヲタの先輩にアドバイスを頂いた事もあります。確かにそうですね・・・
はい!なにしろアイドルさんはひとり。ファンはたくさん。こっち側で欲を出し過ぎてはいけないって事ですね。アイドルさんの負担にもなるし。でも、レスをもらえると天にも昇る気持ち…ファンは贅沢でわがままです。
菜月さんも、弱音をちょっと吐き出してくれる時もあります。詳しい事までは言いません。それは、こちらへの気配りでしょうし、もちろん自分を守る意味もあるでしょう。(ん?あの時のあれかな?)とか想像はしてしまいます。が、こちらも言いません。ここらのボーダーラインがお互いに決壊したりして、ファンが若いイケメンさんだと感情が個人レベルに収縮されてフラッと繋がってしまうアイドルさんもいるのかな?なんて思います。ついったランドを見ても、繋がりって本当に多いですが、私はそもそもネ申扱いされている元祖プロヂューサー的なあのお方が、商品に手を出したから、ヲタも運営もアイドルも『いいよね』って思っちゃうのでは…と考えます(え?当時好きだった猫っこを取られたから恨んでる?い、いやそ、そんなことはな…ないでしゅ)。
 
菜月さんに、『信頼されなくてもいいから、信用されたい』と話したことがあります。
ある意味、距離感の事でしょうか。いくら他メンから(パパ)と呼ばれるキャラでもですね。ある程度は。
友人であれば、何でも話してねって言えますが、アイドルとファンの関係では、それは無理だし、望んではいけない距離感。でも、せめて安心できる存在でありたいのです。それが『信用』かなって思っています。その為にはもちろん『会いに行く』ことそして、もっと節制しなくてはと思う事は→病みツイートとか、怒りツイートは控えめに(やめる!と言えなくてだらしないのですが)。あぁ、今日も変なツイートしちゃったなそう言えば…ここらは、菜月さんにもたまに言われますが(我慢しすぎる)から、我慢しないって決めたところでもあるんだよなぁ。難しい。ツイッタランドには、思うところが沢山ありますね。自分を省みる事も含め。

大好きな辻菜月さん 

2 感動した、『最前譲られ』

閑話休題ですが、こんな経験もありました。ライブハウスでキンブレを出した瞬間、最前の方がわざわざ後ろまで来て下さって、どうぞ!という事です。最初に経験したのは忘れもしない渋谷REX。お礼を伝えるのが精いっぱいでしたが、それからは譲って下さった方が推しているグループもお聞きしています。そして、推しグループの特典会等の時間が許せば、残って応援するようにしています。
また、人づてに知り合ったヲタクさんが、ご自身の推しグループの出演からかなり時間が経っているのに仲間と戻ってきて、一緒に盛り上がって下さった事もありました。あれは忘れられない胸熱案件でしたね。トウキビさん。その直後に解散してしまいました。良いファンがいらっしゃるグループは応援したくなるます(アーニャ調)。そういった意味では一度も接触できなかったトウキビさんの解散は残念でした。

3 タートルリリーの皆さんについて

きよりんさんには、『パパ(日本の)』と呼ばれています。極たま~に配信に(配信苦手)行った私に「パパだ~」と無邪気に言う彼女は、他のファンの方に「日本ではパパというとあまり良いイメージは無いから、やめた方が良い」と以前忠告されていました。私も気になり本人に説明して(嫌な話ですがパパ活などの件です)、パパって呼ばなくて良いからって話しました。しかし、本人は『パパはパパだから、変な意味なんてないから!』って未だに呼んでくれています。正直すぎる発言にこちらが戸惑う事もあるきよちゃんですが、きっと菜月さんがケアしてくれてるのでしょう(笑)。私にとっては、菜月さんと会わせてくれた、キューピットちゃんですね。もう、おわかりかと思いますが、1章に出てきた『礼儀正しいアイドル練習生の子』は、彼女です。”自慢のお嬢”。私がキンブレを赤(菜月色)2本、白(きよりん色)1本振っているのには、意味があります。でも、1本だからね~、きよりん(^▽^)/

佐伯鈴さんとは、若干共通点があって、その分野ではこれからのヒトとして励ましたり、仕事の上で逆にチカラを頂いています。あの勉強(実習の大変さも含めて)を、アイドルと並行して頑張っている事は、ただただ尊敬しかありません。以前から佇まいも語り口も年齢以上に落ち着いている彼女。最近まで私と(菜月さんも)同じ血液型とは知らず、知った時はかなり驚きました。もちろん、人類を4種に分け、決めつけるつもりはありませんが。そういう意味では、いつか、うっかりしないか(笑)と注目しています。パフォーマンスも常に安定。ばたばたしているイメージは微塵もないですから(でも実はA型で、測定間違いじゃないかと今でも思ってます)。

清藤恵さん。今では、ハロヲタの大先輩(笑)。最初に話すまではクールな子なのかな?なんて思っていましたが、話してみるととっても思慮深い・遠慮深いという言葉が似合います。そして、凄いと思ったのは、自身の生誕前、プライベートで辛い別れがあっても、悲しみを微塵も見せなかった事。本番も完璧なパフォーマンスだった事。加えてかめリリの歌姫と呼ばれた方の引退後に、こと(歌)パートにおいて重責がのしかかり、ちょっと苦しそうに見えていました。しかし、そんな逆境やプライベートの悲しみを跳ね返し、プラスに転化させたのは本当に素晴らしすぎる。仕事や生き方の見本だな、って思いました。もしかしたら、事後に愛犬の事を表にするのも迷ったのかな。でも、教えてくれてありがとうと伝えたい。そんな子です。

有川奏絵)※リンク先は現在の(咲間羽衣)さん。ぽぬちゃん、ちゃそちゃん(私はぽぬ呼びが好き)。芯が強いイメージがあるけど、リーダーになった当時はプレッシャーも半端ないだろうなと、老婆心でとっても心配していました。彼女を見ているうちに、そんなに肩張らなくてもいいのに、無理しなくていいのに…正直(これは本人にも伝えましたが)不器用だなぁ、と心配が増した時期もありました。そのころ私は「大丈夫?」って聞いてばかりいたよね(笑)。「うん、大丈夫」と言いながらも、目を伏せていた時期もあったよね。同時に、その頃から美しさがぐんぐん増して、日々の努力を感じたものでした。一朝一夕にはできないレベルで進化したのは間違いなく、メグちゃんや他のメンバーにもそれが波及したのは大きな功績だと思います。そして、3周年ライブのMVP。かめリリ・パフォーマンスの屋台骨は彼女です。

左から、有川奏絵(現、咲間羽衣)さん、きよりんさん、佐伯鈴さん、清藤恵さん、辻菜月さん

4 すべては推しメンのおかげ ~いつか見たTIF~

真夏とはいえ、前日まであまりにも暑い日々が続いていた2022年8月5日の金曜日。初の大型フェス参加だった、正月のNPP(@jam)では、お目当てのグループと、どうしても『ゼンキンセン』を聞きたかったニジマスさん以外のグループは調べもしませんでした。そのことはTIF会場についてすぐに後悔する事になります。
それは、TIFでスカイステージから対極の場所にある、特典会場まで歩いた時に強く感じました。MCの声・音源・歌声…通りすがり、ステージの上部照明はちらっと見えたりしますが、ほとんどの情報は『音』のみ。その唯一の情報を得ながら歩いていました。
 そのレベルが違いました。すべてが主役級の『音』に感じました。姿は目にできないのに、漏れ聞こえる自己紹介やMCまでもが(覗いてみたい…)と誘うのです。失礼を承知で言いますが、これまで地下と言われるアイドルイベントによっては、学芸会レベルの演者も目にしていたのですが、これがTIFのレベルか…と、一瞬にして理解したのです。
アイドルさんに求めるモノは、個人個人で違います。それを『お互い様』で認識できる同士で話すと、自分の見方が広がったり、感性が豊かになると私は思います。よりライブが楽しくなる。そのレベルまで話し込める方はレアであったりしますが、宝のような存在だったりします。
会場にいるだけで、そんな(皆、見てみたい!→無理だけど!)という感情が湧いてきました。今回は、推しメンである辻菜月さんのグループ(タートルリリー)が初のTIFという事で、先に結論から言うと、「菜月さん、かめちゃんたち、TIFに連れてきてくれてありがとう!!」という事です。当日を迎えるまでの気持ち(これは、メンバーとファンのシンパシーを感じました)、これまで出会ったヲタさん、アイドルさんとの不思議なご縁、出会い…いろいろとあった1日でした。
ううむ、言葉にするなら、『商売「バカ」、リアル「バカぁ!」』←これは、書けない!気になった方は直接お聞きください(笑)『ヲタルTから始まった、アイドルさんとのご縁わらしべ長者』『推しメンの晴れ舞台』『1時間外で待って間に合ったjuiceは神だった』…という事で本編へ。
 

5 ヲタルTから始まる、アイドルさんとご縁わらしべ長者

 私のTIFは、スカイステージからはじまりました。ここでのお目当ては『純粋カフェラッテ』さんです。ここで私は『世の中ご縁だなぁ』としみじみしつつも、エレベータ後の屋上から続く長い階段に辟易していました。しかし、その後の風景はまさにうわさに聞いていた(スカイステージ!)でした。
 ご縁は、1年以上前に遡ります。その時わたしは色々悩みがあってなかなか眠れず、きっかけはおぼえていませんが、早朝の(ヲタルさん)のツイキャスのちょっと常連?になっていました。そこで、ヲタルさんと交流しながら、その熱いアイドル愛に触れて、ファンに。そして、『ヲタルTシャツ』の存在を知り、とっても素敵なデザインなので手に入れたのです。コンテスト的なもので優勝したというそのデザインは、なんと現役アイドルさんの作であると知り、配信にお邪魔したのです。その方が、純粋カフェラッテの飯田結万(名前は当時)さんでした。
 配信では、イラストの腕を生かして初見さんに一枚書いて下さったり、細かい配慮と何より驚いたのが、配信にいらっしゃるファンの方々から「ようこそ!」と大歓迎を受けたこと。その、配信の雰囲気は後に、更なる縁を運んできてくれたのです。
 飯田さんはその時、グループが再編成前で、ソロで活動されていました。私は土日仕事ということもあり(飯田さんはOLアイドルさんで、土日ステージに私はなかなか参加できず)、ソロ、のちに再編された純カフェさんのライブにそれぞれ一度、お邪魔しましたが、その後にもう一つご縁がありました。
もう一つのご縁、そのご縁は推しメンである辻菜月さんが運んできてくれたものです。菜月さんのご縁で行ったあるイベント(現純ラテ西沢さんの前世に関わるので、詳しくは書きません)で『にしみさん』という踊り手の方と出会い、ファンになりました。しかし、彼女はすぐに『にしみ』を卒業する、という事で、涙の卒業イベントにも参加しました。卒業後、次の活動までにインターバルがあって、少し不安定だった『元にしみ』さん。「次の居場所は決まってるけど、配信は続ける」と話していた彼女に私は、何かできる事伝えられることは無いか…と考えました。自分は何もアドバイスなんて出来ない。それなら知る範囲で!と伝えたことは「飯田結万さんて言う方がいて、配信の雰囲気作りがすごく上手なの。で、その雰囲気のままファンも暖かくて、めちゃ見本になるから行ってみて!」って伝えました。それが不安定だった彼女に対して、その時にできる最大の応援でした。
突然ステージに戻ります。TIFのスカイステージ、前年出場を決めたものの、台風で中止になってしまった『純粋カフェラッテ』のステージが始まりました。唯一の初期メンである飯田さん(現在は本名に戻し飯田愛梨さん)は涙ぐんでいるようにも見えました。そして…純粋カフェラッテの新メンバーのひとり、西沢紗奈実さんは初めてのTIFに弾けていました。そう、この『西沢』さんは、少し前まで踊り手で…『にしみ』という名前で活動されていた方なのです!
後から聞いた話では、私が「飯田さんの配信良いよ~」なんて言ってた時はすでに、純ラテへの加入が決まっていたようで、言いたくてしょうがなかったらしいです(笑)
おまけの話ですが、ご縁を運んできてくれたヲタルさんTシャツは色のバリエーションが沢山で、散々迷って『パープル』にしました。すると後から知った飯田愛梨さんのメンバーカラーは『パープル』だったのです。世の中、本当にご縁って大きいなって思います。わらしべ長者気分です(笑)

6 推しメンの晴れ舞台

純ラテで身体も気持ちも温まり(これは夏の暑さとは別)、物陰で『なつき推し』Tシャツに着替えて、いざドールファクトリーへ。一緒にいた有川奏絵さん推しの友人とともに、そわそわとしていました。「彼女たち、きっと緊張してるだろうな」って、自分たちの手が震えていて、固い笑顔を交わしていました(笑)。
聞きなれたSEなのに、緊張は加速しステージに歩を進める彼女たちを直視できません。
かめリリの夏!TIF行くぞ~!!』菜月さんの絶叫で目が覚めました。歌い始めた彼女たちの声は明らかに震えています。きっと私は表情が固まっていた事でしょう。どちらかと言えば、いつものステージではおとなしめの彼女たちがいきなりいつもと違う姿を見せます。一曲目の『真夏の空とキミ』、緊張を吹き飛ばすように菜月さんに続いてメンバーが煽りをガンガン入れて来ます。曲はさりげなくショートカット。どうやら15分に【今のかめリリ曲】を入れ込むために、やむなくカットしたよう。しかし、次曲へそのまま流れたのは功を奏したようで、メンバーの声も表情も安定しました。次の曲は、看板曲とも言える『イチコイ』。曲としても、自信を持ってパフォーマンス出来るんだ!という気概が伝わりました。そう、いつもより”お強い“『イチコイ』でしたね…。
 MCです。リーダーありちゃんが落ち着いて始め、自己紹介の後、菜月さんにバトンタッチ。ここではメグちゃん含め、初期メン3人の絆を感じるやり取りがあり、ちょっと目から塩水が出ました。
新曲『シ・ゲ・キ・チュウ』(曲振り、きよりんちゃんは絶対に「しげきっちゅ」って言ってます。私のなかではもう、「しげきっちゅ」ですw)。ここでは菜月さんがすごく苦しそうに見えて、私はコブシを握りしめていました。ちょっと、新曲なのに、曲が入ってこないくらい心配だった。開始のあおり、曲中のあおり、メドレーって、きっと大ステージもあって酸欠気味だったんでしょう。曲の終わりには、菜月さんも安定を取り戻し、かめリリ始まりの曲『Say Hello!!』が始まり安心して、いつの間にか(ごめんなさい)ライブは終わっていました。そして、最後に目に入ったのは最後尾で退場した菜月さんが振り返り、ステージに向けて深々と礼をする姿。もう、自分は涙が止まりません。となりにいた友人も「今回のステージのすべては、菜月さんの最後の礼が語ってましたね」と話してくれました。
こうして、推しがひとつの目標としていたTIFのステージは終了しました。しばらく、放心状態でした。推しと共に念願の空間を共有できた嬉しさは、絶対忘れません。

7 TIFでの再会 ~出会いに感謝~

時間は過ぎ、会場全体も夜に。野外ステージの照明もまぶしく感じるようになってきました。暑さも和らぎ、この時間まで雨降らなくて良かったね~なんて話していたのは、最終目指すステージが屋内のZeppダイバーシティだったからです。
TIFの1日、それは2年半のヲタ活の中でお会いした、沢山の方と再会する場でもありました。
〇もう、解散したグループのライブ後に路上で沢山語り合った方々…
〇ヲタ初期にめちゃくちゃお世話になった方…
〇色々あって、会場でお互いに号泣して肩を叩きあった方…
「おおお!生きてたっすか(笑)」なんて感じでした。もちろん、対バンなどでたまにお会いする方もいらっしゃいますが、久々の再会に嬉しさを感じつつも、「じゃ、また…」の後に後ろ姿を拝見して、前と違う仲間と移動する姿を見てさみしくなったり(別れた女かwww)。
でも、楽しい思い出はいつまでも残ります。本当にアイドルさんと出会いに感謝!を再確認しました。

8 1時間外で待って間に合ったjuiceは神だった

自分の人生で数本の指に入る好きな曲である、竹内まりやさんの「プラスチック・ラブ」。ご存じまりやさんのご主人、山下達郎曲であるのですが、達郎さんのアレンジも含めて最高!な曲です。ある日、YouTubeで(ん?アイドルがあのプラスチック・ラブをカバー?悪いけどふざけてるなぁ。見てやるか)→え?え?歌めちゃ上手。何?え?アレンジも原曲の良さを残してる…完璧じゃん。この子達誰?…で、はまりました。なんと達郎曲の「ダウンタウン」もカバー?凄い…
TIF初日、メインステージはその『juice=juice』さんがトリでした。その前がニジマスさん。私も最後の「ゼンキンセン」を聞きたいのもあり、タートルリリーヲタの友達3人でニジマスさん前から並びましたが…結局ニジマスさんどころか、juiceさんが始まっても入場できず…ニジマスさんお目当ての友人は可愛そうでしたが、野外列はとっても楽しい時間でした。その彼とは、偶然タートルリリー・きよりん&鈴ちゃん生誕祭のチェキ列で前後になって知り合い、ちゃんと話すのは初めて。ありちゃん推しの相棒と3人、いろんな話をしました。息子より年下の彼。また、良い出会いでした。そんな素敵な時間でしたが、無情にもjuiceさんステージ開始の時間を過ぎても動きません。その時点であと20人足らずまで進んでいました。「ギリギリ入れなかったのは残念だけど、これもいい思い出になるね」なんて言ってたら列がざざざっと!なんと、一曲目の途中で会場中ほどに入れました。やった!
こんなに歌の上手いアイドルがいたのか?』隣の相棒が唸っています。8人のメンバーのうち、2人がコロナで欠場。後から知ったのですが、新人(うちひとりは16歳!)3人に先輩3人の編成だったという。それにしても衝撃のステージでした。タートルリリーは天使。Juice=juiceは女神だ…と思いました。
え?メンバー出口方向間違ったんじゃないのか?』隣の相棒がステージ後にまた唸っています。帰りにメンバーがわざわざ上手の端まで行って観客に挨拶、下手から退場した姿を見てです。トップアイドルの奢った姿など微塵もありません。ステージ後まで素晴らしかった…。
 

9 メグちゃん逸話。からかってごめんね

タートルリリーのメンバー、清藤恵さんがハロヲタなことは触れましたが、TIFチケット買ったよって時に、「juiceさん同じ日だよ!すごいすごい!!」と、彼女と盛り上がりました。まだ、タイテも出ていない時に「juiceさんとかめリリの時間、ダブったらどうしよう…」という話になり、いたずら心で思わず「ん?ダブったらもちろんjuiceさんの方に行くよ!」って言った馬鹿な私。メグちゃんに『え?そこはかめリリでしょう?!』って言わせたくて?わざと言ったのです。そしたらメグちゃんったら「行って行って!私のかわりにjuiceさん聞いてきて!」って…。なんて純粋なんだろう。不純な私は「メグちゃん!そこはかめに来てって言わないと!」って畳みかけちゃいました。メグちゃんは「え?あ、そっかそっか」って。今更ですが、からかってごめんなさい、メグちゃん。素敵な名曲カバーソロを添えます

10 語り足りない、菜月さんへの気持ち

最後にもう一度。
辻菜月さんに、フライヤーで2020年1月5日に出会い、もうすぐ3年になります。あ、TOとか古参って概念自体が嫌いだし、マウント取られて嫌な記憶しかだから、マウントを取るつもりもありません(笑)
彼女と話すと、未だに新鮮な気持ちは変わりません。それは行くと基本的に礼儀正しい言葉を下さるからです。もしかしたら、親御さんと同じくらいの年齢の私に、必要以上に気を遣ってくれている、という事なのかも知れません。しかし、初対面で「推しメンいるのぉ~?いなきゃ、私推せばぁ~」なんて方は、どんなにルックス含めたパフォーマンスに魅力があっても、私には無理だった…と言っておきましょう。
辻さんはB型です。はじめはわかりませんでしたが(あっ!やっぱ同じだ!)なんて思う事も多々あります。TIFで言うと、縁日の魚釣り(推しメンが釣ったビニールフーセン魚にサインを入れてくれます)での豪快かつおおざっぱ(笑)な釣り方…、それでいて普通は皆スルーする細かいところが気になってしまったりするのがB型(あ、決めつけはしませんよ~でも自分もそういう所が…)。彼女は天性のものなのか、とても“気が付く”人です。先にも触れましたが、私が仕事で疲れ気味な時。メンタルやられてる時。まさか?!という事も気づかれていて、驚き、逆に申し訳なくなった時もありました。ずっと応援している事がそうさせているなら、うれしくもありますが。
逆に、彼女も今日は調子悪そうだなって最近0.1ミリくらいはわかるようになって来ました。でも、もちろん基本的には見せません。だからこそ、出来る応援を、少しでもって思います。
さて、彼女の魅力…ルックスは言わずもがなですが、アイドルとしてあの甘い歌声です。そしてセンター曲の『ドリームシンドローム』では、歌い出し前の“呼吸音”だけでメロメロになってしまいました。「呼吸音だけリピートして聞いて、悶絶したことがある」←(実話)と話しても『ヘンタイッ!!』ってちょっと前の大晦日蝶野さんばりのビンタをされる事もなく、むしろ「じゃ、30分呼吸音だけの音源作ってあげようか?」って冗談で返してくれますはい。そんな、ファンキーでキュートな所も魅力です。とはいえ、彼女も人間。これまではアイドルさんを『支える』なんて思ったり、ましてや言うのはおこがましいと思ってきたけど。『タートルリリー』からMuMo°(ミュウモード)にグループ名が変わっても、少しでも、菜月さんが健やかに活動できるように支えると誓い、この文を終わりたいと思います。

MuMo°(ミュウモード)アー写です。


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