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どくさいスイッチ企画さんとの接点が無い悔しさと新たな野望

どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
毎週、落研出身の二人でゆるいラクゴみたいなショートストーリーを作るPodcast番組を配信しています。

そういえば、福岡の企画にいっちょ噛みしようとしているのですが、まだ音沙汰無いです!いっちょ噛みの詳細は下記をチェケラ☑️

いっちょ噛みといえば、どくさいスイッチ企画さんがアマチュアながらR1ぐらんぷりの決勝進出を決めたということで、Xが沸きに沸いていました。

どくさいスイッチ企画さんは、大阪大学の落語研究会出身であり、あらゆるアマチュアのお笑いコンテストを総ナメにしている超実力者。創作落語もコントも大喜利も変態的に面白いのにアマチュアという、異端中の異端のような存在だったのですが、この度、ついにR1ぐらんぷりでお茶の間に降臨することに。出るべくして出たといったところでしょうか。

どくさいスイッチ企画さんと一緒に「大喜利カフェ」なるところに行ったことがあるというPodcastのお相手のミノケンさん曰く「大喜利って強すぎると引くんだ」と絶句するほど面白かったとか。一説によると、この世の全お笑いを観ているとのこと。どうやら松本人志さんがお休みしていてもお笑い界は安泰のようです。

ちなみに、年齢的にちょっと上ですが、私も同じくらいの世代の落研出身者ですから、何かしら接点無いかな?といろいろと探してみたのですが、直接的には一切の接点が無いという現実しか浮き彫りにならず、大人しく接点がある方々のXをただただ眺めていました。いや、誰かを経由すれば全然あるんですけどね、接点。数珠繋ぎで辿ればすぐ繋がるはずですけど、もはやそれは接点とは言えないのでただただ眺めるほかはないのです。こういうときに交友関係って広くしておくべきだよなぁと後悔するのですが、そういうのは前述のミノケンさんがヤケに広いので、私の飛び石接点のトリガーとして今後も頑張ってもらおうと思いを新たにしました。おもしろ人間にはおもしろ人間が集うというところでしょうっていうかなんだよ「大喜利カフェ」って。ぜったいに行きたくない飲食店だな、、。

ひとまず、ここでのいっちょ噛みは出来ないと諦めはついたのですが、どうも心の隅に小さな小さなシコリが。

我々が配信しているPodcastは、冒頭に記載している通り「ゆるいラクゴ」を創作するというもの。言ってしまえば、「創作落語」を作っているわけです。ゆくゆくは、誰もが気軽にこの「創作落語」を作ることができる土壌が出来れば良いなぁとの思いで活動をしています。それに関しては、説明をすれば誰しも漏れなく賛同していただけていると自負しております。ただ、さらにこの活動が広がるために重要なのは「誰が言い出したか」だと思っています。

常々、この「ゆるラクゴ」の活動は、格闘技における「ブレイキングダウン」に似ていると勝手に思っています。あれも格闘家未経験の素人が、がむしゃらに頑張るのが面白い上に、この土俵においては素人がプロを倒すことだってあるというのが醍醐味です。プロの格闘家が「ブレイキングダウンなんて格闘技とは言えない」と酷評する構図なんかも、ゆくゆくは「ゆるラクゴ」がプロの落語家さんにそう言われたら面白いのにと勝手に投影してワクワクしています。

とはいえ、これに関しては「ブレイキングダウン」の発起人がガチガチにプロのトップ格闘家の朝倉未来であるという要素があまりにも大きく、これが「昔大学のサークルでちょっと格闘技かじってました」みたいなやつが言い出しっぺだとなんの説得力も無いわけです。それが「ゆるラクゴ」の今後の広がりへの大きな弊害と言えます。いや、プロの落語家さんがおんなじようなコンセプトの活動をしてくれるんならいいんです。そっと身を引きます。でも、そのような目立った活動が無いのが現状です。だったら私がやっておきますね!という気持ちでここまで来ました。まぁもしかしたらそういう取り組みは、むしろ業界の中の人だとやりにくいのかもしれませんね。そこを格闘技界の異端が奇跡的に乗り出して来たからこそ「ブレイキングダウン」はあれだけのムーブメントになっているのでしょうね。

そこに来て「ゆるラクゴ」的ムーブメントを先導するべき存在は誰かと問われて一番イメージに近い存在として、この度、どくさいスイッチ企画さんが舞い降りたと私は感じています。だからこそ、私の中に小さな小さな小さなシコリが生まれたのだと思います。どくさいスイッチ企画さんみたいな方が先導者として降臨した日には、もう誰もが着いていくでしょう。当然私も着いていきますし。まず経歴からして勝てるところが無いですからね。たぶん「ゆるラクゴ」的な活動においては、例えば松本人志さんなんかよりもずっと説得力があると思えるほどに適任です。それに対し、こちとらなんとか権威を帯びようとして「イエモト」って名前にしているわけですから。さらに「ゆるラクゴプロデューサー」という架空の職業を枕詞として権威を重ねようと試行錯誤しているわけですから。最近は、活動の大義名分が伝わりにくいことに気づいて「落研出身の」と自己紹介するようにしたり微調整しているのに、地で権威も大義も十二分の存在が地上波に出てしまうとなると、、。

もちろん、別にどくさいスイッチ企画さんがこのような活動がしたいなんてツユにも思っていないでしょう。そこは唯一の救いでもあるのですが、先方がもしその気になれば我々なんぞひとたまりも無いのは間違いないわけで。常に首筋にナイフを突きつけられているような、そんな状態なわけで。

正直、そんな存在は他にもゴロゴロしているんでしょうから、いずれにしても時間の問題なので、手っ取り早く権威を手に入れたいと思い、とりあえず「2年で100席の創作落語を作った」という既成事実だけは早いところ整えたいと6月の2周年に向けて突き進んでいたわけです。しかし、今回改めてそれだけではまだまだ活動の説得力に欠けると思うようになりました。じゃあどうすればよいかと考えたときに、ふと、どくさいスイッチ企画さんの受賞歴が目に留まりました。

「落語協会新作落語台本(演)柳家小ゑん「いぼめい」(2022年)優秀賞」

このコンテストは、落語協会が毎年新作落語の台本を募集し、応募作品の中から優秀な新作落語を決めるというもの。どくさいスイッチ企画さんは、これまで二度もこのコンテストの最終選考に残っています。ちなみに、映画「笑いのカイブツ」でお馴染みの土屋崇之さんも同コンテストで佳作を取ったりしています。

いや、もうコレじゃんと思いました。今から演者でアマチュア落語のコンテストに出る未来は想像できないですが、台本ならまだ可能性があるかもしれない。何より、我々が毎週やっていることをものすごーくもーのすごーーく上位互換するとこのコンテストに繋がりますから、よくよく考えたらなんで今まで応募の検討すらしなかったのだろうと思うくらいです。どうやら、毎年5月頃から台本募集がスタートするとのこと。6月の2周年記念イベントに合わせて何かやれたら楽しそうですね。

というわけで、我々は我々の活動を先導する上での権威を手に入れるため「新作落語台本大賞」を目指して頑張っていくことにします!

みんな!もうちょっとだけ着いといでー!

では、また。

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