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どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
毎週、落研出身の二人がゆるい落語みたいなショートストーリーを作って遊ぶPodcast番組を配信しています。

「誤り続けるオンナ達」さんにご紹介いただいたおかげで成人式エピソードが再生されています!感謝しかない!

下記の順番で聴くと良さげです。

さてさて、唐突ですが発表します。

昨日、7年ぶりに歯医者にいきました。

今年の抱負でも掲げておりましたが、ついに、イエモト、動きました。

いや、何度も何度も行かないと行かないととは思っていました。なんならずっと歯も沁みる感じするし、奥歯ガタガタになってる気もするし、歯茎も腫れてる気もするし、全歯ムシにやられてるんじゃなかろうかと本気で思ってます。口内の不具合すべて発生していてもおかしくありません。それがちょっとずつちょっとずつ蓄積していって、さすがに生活にミニ支障くらいは出ているように思い始めたので、意を決して行って参りました。

それにしても、今歯医者さんというのは大人気なんですね。正直、予約したのは一か月くらい前で、空きがあったのが昨日だけだったので、待ちに待ったというか、待ちくたびれたというか。もちろん、こちら側のスケジュールのせいでもありますが。ちなみに会社のメンバーに「7年ぶりくらいで歯医者行くんだけど」と話したらガチで驚いた感じで、なんならちょっと引かれながら「今や歯医者ってコンビニよりあるんですよ!?」って言われたんですけど、定期的に歯医者に行っていないことってそんなにセンシティブな話題なのでしょうか。みんなそんなに歯医者って通っているのでしょうか。いや、通った方が絶対に良いのはわかるのですが。

なんでこんなに歯医者に行くことに対してポジティブになれないんだろうと考えるのですが、一番は「怒られるんじゃないか」と思ってしまうのが大きいです。むかーし通っていたときに「歯磨きがあまい」ということで嫌な感じで怒られたことがあって、そういう記憶が年月とともに肥大化している感じです。歯磨きがあまいだけであれだけ嫌な気持ちになったわけですから、これだけ放置してしまっている場合、もうどれだけ怒られるのだろうと。最早罵声を浴びせられ、執拗に下っ腹あたり殴られるんじゃないかくらいには想像してしまっていました。

あと、単純に口の中をじっくり見られるのって恥ずかしくないですか?普通にしてたら見えない部分をまじまじと見られて、しかもそこが治療が必要な状態になっているなんて、考えるだけで恥ずかしい。歯医者に行くのためには、恥部を曝け出す勇気が必要なんです。併せて、生物的にも急所となる部分を無防備にも差し出すわけで、先方に相当な信頼感が無いと身を委ねたくないのは自然なことのような気もします。歯医者の環境は視覚的にも聴覚的にも物騒なので、そういった心理的安全性を初診の相手に感じさせるには相応の配慮が必要ですよね。ましてや、暗に怒られたりなんかしたら行きたくないのは当たり前だと思っています。

で、行ってきました

最寄り駅の近くにある歯医者さん。昨年末から妻が通い始めていて「みんな優しい」と太鼓判を押していたので、多少期待が持てるはずと訪問を決めました。

結論。

ホントに優しかった。行ってよかった。

すごいなと思ったのが、現状のヒアリングとなぜ定期検診が必要なのかを、歯を見る前にむちゃくちゃ懇切丁寧に行なってくれた点。しかもそこには一切の否定は無く、なんなら「これまで虫歯の治療跡がほとんど無いのは素晴らしいことですね♪」などとところどころ褒めてさえくれました。ヒアリングもこちらに寄り添いつつ、事象にのみフォーカスするような訊き方だったため、正確に説明しやすかったです。また、「治療ではなく予防のために定期的に歯医者を利用する必要がある」ということを、数ページに渡るスライドを使用し図解でわかりやすく説明してくれたのも、お互いの共通認識のすり合わせが明確にでき、今後の継続的な通院の動機づけになりました。確かに、これまでの私同様、調子が悪い箇所がある程度治ったら定期的には行かなくなるケースが多いと思うのですが、それだと歯医者にも患者にも不利益が生じます。その点を改めて診察開始前に認識合わせしておくことって重要ですよね。これは自分のビジネス上も大事だよなぁと内省する機会にもなりました。

30分程度、歯を診る前の認識合わせを行ない、実際に歯を診てもらうフェーズへ。ここから歯科衛生士さんにバトンタッチ。先ほどの方はたぶんヒアリング専門の方のようでした。なるほど、分業制か。確かに先ほどの方は「保育士」などのバッチも付けていました。小児診療も行なっている歯医者のため、そういった子供への対応やヒアリング等に特化した人材を配置しているようです。

で、歯科衛生士さんの登場ですが、これがまたものすごく物腰柔らかな方でした。問診票に「来店動機:知人の紹介」として、妻の名前を記入していたのですが、「この方ってもしかして奥様ですか?あーやっぱりー私奥様も担当してるんですよーいやー家族ぐるみで担当させていただけるなんてねーちょっと責任重大ですけどがんばりますねー」みたいな入りで来られたので、もう一気に親しみが湧きました。プロでした。

施術自体は、
歯の様子を目視し、歯茎の出血や深さをチェックして、唾液を採取し、写真やレントゲンを撮り、先生から今後の流れを説明されて終了。

この先生がまた良かったです。若い爽やかイケメンの永山絢斗さんみたいな方で、この方がまたもんのすごい物腰柔らか。「いやー、ちょっと、虫歯にねー、なってしまっていてー、抜いてしまった方がいいとは思うんで、す、け、ど、、」みたいな、むちゃくちゃ気を遣ってくれてる!というのが丸わかりの話し方だったので、思わず途中で私から「抜きます!親知らず両方抜いてください!」と言ってしまったほどでした。きっといろいろな患者がいるんだろうなと想像します。そんな感じなのに一瞬でどこを治療すべきかを見抜くプロ感。やばい、わて好きになってまう。あんさんのこと好きになってまう!

結果、両奥歯の親知らずが虫歯なので抜くのと、あともう一個虫歯があるけどそれは削ってなんとかして、歯石やらなんやらが歯周病に影響しているから除去しましょうということになりました。この説明も、レントゲンなどで実際に視覚的に分かるように丁寧にしてもらえたので、自分の歯の現状をはっきりと理解した上で、今後の施術に取り組むことができるように思います。漠然としていた悩みを顕在化してもらい、対処しなければいけないこととそのスケジュールを明確にしてもらい、、ああ、、これホント今の自分の仕事の理想系だ、、とも勝手に感嘆しておりました。

というわけで、歯医者に行きたくなかったけれど7年ぶりに行ったらなんかとても良かったという話でした。

では、また。

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