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価値観のハザマ

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何気ない日常から学んだ・感じたことを綴るエッセイ。読書、仕事、料理、恋愛、サービス開発。何気ない日常には、学びがたくさんありました。
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2020年8月の記事一覧

いつから僕は、そんな時間を"無駄"と考えるようになったのか

どこからともなく聞こえてくる、元気いっぱいのセミの鳴き声。 もう少し意識を外に向けてみると、聞いたことはあるけど、いまだに何の鳥かがわからない、特徴的な鳥の鳴き声もする。 窓辺でこうした人間以外の生き物の声を聴くたびに「うわ〜めっちゃ夏」なんて思う、今日この頃。 そんな時には大抵、僕の片手にはスマホがあり、何となしにTwitterが開かれている。 フォロワーさんの投稿を一通り楽しんだら、必ず虫眼鏡マークからトレンドを確認して、世の中の興味関心的な事をざっと確認する。

「男として見れない」の根本的な問題

これまでに、このフレーズを幾度耳にしてきたことだろうか。 自分自身、何度か言われてきたフレーズではあるのだが、周りの友達や知り合いに対する評価として耳に入ってきたことも、幾度かある。 「あなたのこと、男として見れないの」 捉え方によっては、残酷そうにも、優しそうにも聞こえるこの言葉だが、こういった言葉を送られる側の自分としては、男として見られない男子に、ある共通点を見出すことができると、最近気づいてきた。 つまりは、自分に落ち度があることが、ここ最近、やっと体系的に理

男子は”アドバイス”をしたい生き物か

恋愛というものは、この人生において非常に攻略が難しいゲームだなと、最近改めて思う。 男女それぞれ価値観が違うため、尊重したり迎合できる部分もあれば、どこで反発し、爆発するかの線引きが難しいことだってある。 だからこそ、パートナーと2人で納得のいく着地点を目指すためにも、自分でない他の人の視線と自分の視線を絡めるべく、定期的に友達へ相談を持ちかけることは得策だ。 時にその相談が、ただ愚痴りたい願望だけが集約されている時もあると思う。それも大切なことだろう。 だが男子とい

不思議なお盆

気がつけば、今年もお盆の時期がやってきた。 高校卒業したあたりくらいから、時間の流れがだんだん早くなってきていて、なんだか不思議な気持ちでいる。 つい先日まで「さみぃ〜〜〜。早く夏にならね〜かな〜?」なんてみんなで言っていたのに。 こういった時間の流れの早さなんかを、毎年、新年やお盆、クリスマスなど、節目節目や行事の度に不思議に思うわけだが、今年のお盆はまた違った不思議な気持ちが心を充満している。 * 今年はコロナの影響で、帰省ができていない。 つまり、お盆に実家

「おすすめの本教えて?」の正解

やっと関東も梅雨明けが発表されたので、いよいよ夏か、と思う日々です。 晴れた夏の日に木陰で涼みながら読む本なんて、ベタだけどいいな〜と、本が好きな自分は妄想しちゃいます。ベタってやっぱいい。 本好きなら、そんな妄想をふとしてしまうことも多々あるかと思いますが、こんな質問を受けることも多くないですか? 「おすすめの本教えて?」 * 本読むのが趣味、いや、生活の一部になっている方、こういった質問を、これまでの人生で恐らく1回はされたことがあると思います。 いや、絶対あ

"きのこ"はどこまで炒めるか

今日は何を食べよう? そんなことを自問自答しながら、気付いたら同じような物を食べているのが、一人暮らしでの自炊あるある、な気がする。 僕は毎食自炊派であるため、その都度献立を頭のなかで考えるのだが、大まかなジャンルは大体同じような物。 お昼はパスタ、夜は鶏胸肉を使ったご飯に合いそうな物。というのが僕の自炊固定メンバーだ。 * そんな自炊生活において、きのこの存在は大きな物である。安く手に入るのも魅力だが、どんな料理でも使うことができるのが、彼ら、きのこのすごいところ

本屋さんは”怖い場所”なのか?

定期的に行きたくなるのが、本屋さん。 本大好き人間としては、本当は毎日のように訪れ、一目惚れに近いような、そんな本との出会いをもっとたくさんして、心躍らせたいのですが。 そうもいきません。 本好きにとって、本屋はある意味”怖い場所”でもある気がします。 * 吉祥寺の駅を、井の頭公園とは反対側の北口から出て、商店街をつらつらと歩いて行きます。 マクドナルドやシュープラザを横目に、少しいった先の角を曲がり、OWNDAYSのメガネ屋さんを右手にすぎると、少し大きなショッ