ミリオンの魅力を最大限詰め込んだACT-4 day1の感想

普段はあまり長文の感想って書かないのですが、ACT-4があまりにも良かったし見どころに溢れていたしで書きたいことが溢れてくるので、初めて書くことにしました。アーカイブも見ずに現地の記憶のみで書いているので、読みづらい点や間違いが多々あると思いますが、ご了承ください。

………

2024年2月24日、横浜はKアリーナ。
ここはミリオンライブの10周年ツアーを締めくくる会場。
そして、幾多のプロデューサーの墓場となるであろう場所。

そんな場所にノコノコやってきた浮かれポンチがこの男、スダチ。
MOIW2015でアイマス沼に沈められるも、その後数年はフェードアウト。配信で観た7thRからミリオンに、そしてライブにどっぷり浸かり、今日という日を待ち侘びたオタクである。

道中でまだ余りがあることを聞いて衝動的に39人法被を買ってハッピーになり、源Pと名刺を交換してウッキウキ、さらにわかちこPにも名刺を渡して記念撮影をしてさらにニッコニコ。
そして最近よく入り浸っているLTN(「LIVE-THEATER.NET」ミリオンに特化したmisskeyインスタンス)のメンバーと挨拶を交わし、連行した連番者が若干引くほど開演前から終始浮かれているのである。

とは言え正直なところ、39人全員が揃うday2に意識を奪われていて、day1を心のどこかで、わずかばかりとは言え軽視していたことは白状しておく。
しかし結論から言えば、day1の時点で我々の魂は、完膚なきまでにKアリーナにガッチリと掴まれたのである。

初めて入るKアリーナの入り口をくぐり、発券された座席はなんとアリーナ18列の下手側!アリーナ席にもパイプ椅子ではなく、きちんとした椅子が備え付けられていることに感動を覚え、ふと後ろを振り返るとまるで武道館のごとく高さのあるスタンド席が目に入る。これは確かにどの席でも見やすそうだ。そんなことを考えているうちに開演時間。
心なしかいつもよりテンションの高い美咲ちゃんのナレーションののち、overtureが流れ…。

………

1 Welcome!!
バッッッッッカ!!!!!!!(褒め言葉)
うわあああ!!!!個別衣装だ!!!!!!全員が個別衣装を着ている!!!なんだこれは!!!!夢か!?!?!?
ミリラジでそれっぽい発言はあったものの、いやまさかねーと思っていたら本当に個別衣装が来たもんだから、文字通り開幕からひっくり返った。うわー目が足りん!!目と脳みそがあと100個くらい欲しい!!
そして注目のイントロ、待ちに待ったWelcome!!である。
数ある全体曲の中でもトップクラスに大好きなこの曲をついに生で浴びられた喜びに打ち震え、テンションは天元突破し、ありえないほど気持ちが昂る。
公演タイトルがそのまんまMillion Theaterで、その開幕がwelcome。それはそう、私たちの劇場にようこそ!そんなド直球の開幕だからこそ、この公演は間違いなく伝説になる。そんなことをうっすら考える余裕すらないほどただただ楽しく、この瞬間を謳歌することに精一杯で細かい記憶がことごとく飛んでいることが悔やまれる。
唯一覚えているのは、セリフパートがTeam 8thの5人ということ。かおつむのwelcomeはミリアニ先行上映のEDクレジットだけのはず…これの音源化待ってまーす。

2 Legend Girls!
ア゛ッ!!!!!!!!
レジェガである。ミリシタ実装時のイベントコミュで泣き、ミリアニ3話でさらに巨大な感情を植え付けられた、あのレジェガである。
ここから始まる伝説の目撃者に、俺はなったのだ…!
しかしである。序盤でレジェガなのはなるほど納得なのだが、問題はみっくの可愛さである。生みっくは初めて(7thR両日、9th day1は現地ご用意されず配信)観たわけだが、えっえっ…天使…?自分、ガチ恋いいですか…?
そしてこの3人、これはつまり、今回はオリメン重視ってことか…?そう思った瞬間、念のため持ってきた春香のペンライトを思わず取り出した。何を隠そうスダチ、ASでは春香担当なのである。
まだ2曲目だというのに、既に感情と情緒は盛大にかき乱され、エモいと可愛いと楽しいの無限ループになっている。

3 AIKANE?
えっAIKANEだと!?!?!?
ソロ曲やるんだ!?しかもメドレー!?
この時点で俺は、全てのデータを捨てた。このact-4、もう何が来てもおかしくない。
そしてソロ曲を個別衣装で観られる、だと…!?こんな贅沢があっていいのだろうか。猫耳も相まって、そこにはちゃきちゃん=茜ちゃんが存在していた。
しかしである、ショート尺でさえ強烈な爆発力を放つこの曲。あいうえお作文のパートは叫べたが、他のコールがうろ覚えだったことだけが悔やまれる。そのくらいこの曲は楽しすぎるのだ。

4 FIND YOUR WIND
もしやこの流れ、ぷっぷかプリン繋がり…!?
その爽やかな衣装と背景映像と合わせて、聴いていてなんと晴れやかな気持ちになる曲だろうか。
それに、やはりぴらみさんの歌声は良い。あの圧倒的に伸びやかで透明感に溢れる歌声、あれは将来的に癌にも効くはずだ。
そしてソロ曲メドレーということは、全員分の個別衣装をじっくりと堪能できるってこと!?!?いやなんだこれ、ありがたみフルスロットルがすぎるんだが!?!?

5 Only One Second
はい、勝ちました!優勝です!!
紗代子の曲で…いや、全アイドルのソロ曲の中でもトップクラスに好きなこの曲を、生で浴びる日が来るとは…!
おべいの歌唱力とパフォーマンス力が遺憾なく発揮され、真新しいKアリーナの天井をブチ破るさまを目撃した(幻覚P)。いやもうね、この曲ほんっとに大好きなんだよ…。
CD音源よりも明らかにパワフルで、がっしりと大地を掴むような仁王立ちのポーズが最高に凛々しく、そして高く掲げるその腕はあまりにかっこよく、まぶしいその瞳はメンヘラの欠片もないポジ形目指すべき未来を見つめていた。
一挙手一投足が完全に紗代子になっていた。なんだかもう、すでにありえないほどの満足感。Act-4、只者ではない。
そしてふと気付く。この個別衣装ってSFYじゃない…?初期SSRだ!!でもSFY衣装の人もいたよね…?と、限界な脳みそが必死に考察を始める。
後のMCでも言われていたが、SFY衣装を着ていてもその曲をやるとは限らない…だと…!?

6 SUPER SIZE LOVE
OOSで優勝したら優勝祝いに特盛中華が出てきた!!
っていうかその衣装なに!?(未所持SSR)
めっちゃ可愛いんだけど!?ぜっきーめっちゃ似合ってるんだけど!?!?
そしてさっきから好きなソロ曲ばっかりで、こんなことあっていいの!?
ラストで念願の「おかわりー!」コールもできて、優勝の重ねがけである。

7 ゲキテキ!ムテキ!恋したい!
LTF曲やるんだ!?今から俺は、データを捨てる…!(2回目)
しかしまあ、この3人に対してぞんざいな扱いをする歌詞中の男、許せねえなあ!?!?というのはさておき、しーまるもぽぽちゃんも比較的小柄なはずなのにそれを感じさせない動きのキレはどうなってるんだ。

8 ショコラブル*イブ
ア゛ッ…!!!!!!!!
ミリシタ実装時に担当センターで強烈に被弾し、個人的に思い入れの強い8thの実質的テーマ曲でもあるこの曲。まさか再び聴けるなんて思ってもなかった。でも考えてみたらあの時は全体曲扱いだったから、オリメンで観られるのは今回が初…!?
確かにギリギリ2月ではあるので、なるほどねーなんて考えながら、ゆきよさんの長い脚を観ていたらも身構えた台詞パート、それは予想外の形でやられた。
「大好きだよ!10年間ずっと!」
ア゛ッ………
こんなダダ甘ラブソングが、こんな形で激エモ曲になるなんて、こんなことがあるのか…これがミリオンの強さ…いやもう故人的に(誤変換)最高です。もう思い残すことはない…いや次の曲が気になる…。

9 花びらメモリーズ
ヴッ……!
待望のフルメンバーの花びらメモリーズである。いやミリ女の曲もやるの!?今回の出題範囲、本当に10年分の全部だ…!
4人とも完全に役に入り込んでいて、その上でライティングの効果も相まって、儚げながらもその特に見える鋭い視線がもう最高なのよ!!!
なんて言うんですかね、基本的にアイドルちゃんは曇らせるな派なんだけど、これに関しては曇るというか激重感情を抱えて伏し目がちになっているからこそ良いものなんですね。そんな繊細な表情や指先の動きまで感じ取れる4人のステージ、とんでもなく強い。
ただし先代アルメリア、お前だけは許さない(過激派)

10 スペードのQ
ヴア……
えっえっ!?MTS曲やるんだ!?今から俺は、データを捨てる!!(3回目)
というかあの、ゆっけさん!?その目の下にあるハートマークは!?!?
しかもあのハート、day2では付けていなかったところを見ると、この曲に合わせてきたと見て間違いなさそうである。
3人ともどこか狂気を孕んだ目つきを完全再現で、しかも3人とも瞳が大きいから尚のことそれが際立って、モニターにアップで抜かれるたびにゾクゾクしましたねえ…。

11 Border LINE→→→♡
ヤンデレから甘酸っぱい正統派片思いになった。
MCでも言われていたことだけど、「百瀬莉緒」を最も体現しているのはこの曲なんだよなあ。いや全部好きなんですけどね。
そして毎回すごいなと思うのが、りかねえの完成度。あの人はどちらかと言えばタレ目で、ツリ目の莉緒とはビジュアルの方向性が少し違うはずなのに、どこからどう見ても莉緒なの本当にすごくないです!?

12 オレンジの空の下
この曲で個人的に思い出されるのは7thR。ちょうど夕暮れ時のパートで披露されたこの曲が、配信とは言え忘れられないほど綺麗で…そんな思い出深い曲を歌ってくれて、ほんとうにありがとう…。
すーじーの声は本当に優しくて、心に沁みる…んだけど、その個別衣装はちょっとセクシーが過ぎない!?!?

13 STEREOPHONIC ISOTONIC
最初の「ピピッ」でこの曲だとすぐに分かるの、こういうメドレーだからこそその強さが際立つんだなあ…なんてなことを思いながら黄色ペンラをスタンバイして観るステージ。そこにはロコがいた。
いやさ、あの個別衣装ほんっっっっとにめちゃくちゃ可愛くないですか!?あれほんとに好きなんだよ。
注目の早口セリフパートも全く危なげなく、もはや緊張感よりも安定感、安心感が勝る。あつきちなら大丈夫、そんな絶対的な信頼があるから、ただただ楽しく観られる。よく考えたらそれってすごいよね。ありがとうあつきち。

14 マイペース☆マイウェイ
これも個人的には7thRで思い出深い曲。あの時は美也とのマイペースコンビだったけど、今回は完全なソロ。
イントロのあのスロットルブンブンする振り付け、めっちゃ良くないです??元気ハツラツなんだけどちょっと乙女なところもあって、あの短いパートだけでのり子を感じられるの、天才のそれだと思う。

15 おまじない
アッ…!!!!!!!!
可奈担当でもあるスダチ氏、これにはたまらず泣く。
そうでなくても昨年はマスピイベにミリアニと可奈の供給が多く、そのバックグラウンドにはほぼ例外なくムビマスが絡んでくる。そんなムビマス時空を乗り越え、苦楽を仲間と共に進んできた今の可奈が、歌の力を信じて歌う「おまじない」。こんなに明るくて楽しい曲なのに、いろいろな想いが涙とともに溢れてくる。
そして何より、楽しそうに歌う木戸ちゃんが完全に可奈なのよ。

16 旅立ちのコンパス
MTW曲のB面!?!?そこも拾っていくんだ!?
ってえええ!!!Fleurangesのユニット衣装!?!?
確かに8thにでんちゃんはいなかったので納得のチョイスではあるんだけど、まさかユニット衣装まで回収してくるとは…いやはや、恐れ入った。
あとこれは考えすぎだと思うんだけど、10周年を迎えたシーンで「旅立ち」を歌うの、未来を見据えて進んでいく感覚がすごく感じられてめちゃくちゃ良くないですか!?それも大げさな感じじゃなく、等身大の冒険を歌った曲というのがまた一歩一歩進むのを連想させるのよ。

17 Harmony 4 You
うおっ…これはッ!!!!!
公演タイトルが「Million Theater」で「ずっとここにあるシアター」って歌うの、あまりにも強火すぎんか!?!?
しかもこれ、CDシリーズ的にはMTSじゃないですか。MTSって全国ツアーして、最終的に武道館を目指すじゃないですか。リアルツアーやって最終的にact-4でシアターに戻ってくると考えると、意味合いが二重三重にかかってありえんエモくないですか!?!?
しかもメンバーが、センターのこーりーはともかく、両脇がみっくとこっこちゃんという変則的なトリオ。
これ、8thに出られなかったメンバーじゃん!?!?特にこっこちゃんは出演予定だったものの直前で出られなくなってしまったこともあり、こうして披露できたことはめちゃくちゃ大きな意味があると思うんですよ。
今回、あらゆる忘れ物を本気で取り戻しにかかってる…すごいわ…。

18 CHEER UP! HEARTS UP!
大好き!!!!!!!!!
この曲を初めて聞いた時の衝撃が蘇るステージだった。だってさ、春香と可奈が同じユニットで、そのユニットが応援ソングを歌うんですよ!!!
リアタイじゃないのにムビマスの亡霊と化しているところがあるので、とにかくこれはバックグラウンドも含めてまあめちゃくちゃ好きな曲なんです。
そしてこのタイミングで、愛美の衣装が流星群のSFYであることに気付く(今かよ)。これはもしや…いやいや、別にSFY衣装でも別の曲やるし…。

19 夢みがちBride
イエーーーーーーイ!!!!!!
MTVまで回収するんだ…いやショコラブもMTVだけどさ。
うえしゃまがいないから、少なくともday1はやらないだろうと思っていたけど、もう何も分からない。今から俺はデータを(略)
5人から3人になったことで1人あたりのラップパートが増え、CD音源やDGよりじっくりと堪能できたのは嬉しい誤算だった。ちょっちょさんの声、癒される…。
奈緒パート、ゆい㌧が遠慮ゼロのコテコテ関西弁で、アレンジというよりもはや違う曲にすら感じられるのも大変良かった。それにあの演技力というか、すごいよね(語彙力)

20 絵羽模様
MS2やるんだ!!!!!
ソロ曲がどこから来るか分からないのは分かった。しかしMS2はつい去年の9thでだいたい披露してるので、まさか来るとは思わず…って9thが1年以上前!?
MCでも話していたけど、個別衣装で袖がふわーってなるのがめちゃくちゃ雅で可愛くて、ああエミリーだなあ…。あと9thでも同じことを言ったんですけど、この曲はサビで指折り数える振り付けがたまらなく好きなんですよ。なんかこう、奥ゆかしいというか、いじらしいというか、めっちゃエミリーじゃないです??

21 あのね、聞いてほしいことがあるんだ
癒される…。純真無垢なひなたのまっすぐな心を感じられるLTP曲…ってこれLTPだったっけ、初っ端からこの心情描写の解像度の高さ。LTP恐るべし。
それはそれとして、LTNに入り浸りすぎたせいでリアクションが頭をよぎって笑いそうになったのは伏せておきます。みんなもカオスなLTNにおいでよ!

22 アニマル☆ステイション!
アニステだああああ!!!!
正直に白状すると、この曲は全然聞きこんでなかったんですよ。それでもほぼ迷いなくコールできたのは、それほど爆発力を持った曲なんですよね。それに、ちっちゃくても誰よりも目いっぱい動き回るぽぽちゃん、育だ…。と、ふと気付く。act-3に引き続き、バックダンサーさんが今回もいないんだよね。完全ソロでこのステージ!?!?すごすぎない?
ショート尺でも鳴き声パートをちゃんと入れてくれたので、プロデューサーは無事に動物になりました。わんわん!!

23 たんけんぼうけん☆ハイホー隊
いくたまで繋げてきた!!!!
2曲連続でひたすら楽しい曲が来て、いやほんと最高に楽しいんだけどこんなに楽しくていいんですか!?!?
そしてSHSの稲川プロ、可愛いなあ…。
直近のact-3で歌う予定だったのがこの曲と言っていたけど、最高の形でリベンジができたんじゃないかと思います。少なくとも俺は最高に楽しかった。

24 流星群
ギュイっというギターのノイズで察する。ジュリアだ…どの曲が来るか…
あああああああ流星群だあああ!!!!!!!
正直に言うと、ジュリアって担当じゃないんですよ。正確に言えば、ジュリアは担当って概念の範疇じゃないというか、もはやいちアーティストとして見ているというか。ソロ曲の持つメッセージ性やストーリー性がめちゃくちゃ濃くて、とにかくジュリアのソロ曲というのはちょっと別格なんです。
流星群は言わば、そんな「曲で語るジュリア」の始まり。それを生演奏で観られるなんて、これほど幸せなことはない。赤の大閃光をパキパキ折りながら、テンションは最高潮に達した。ありがとうジュリア、ありがとう愛美。

25 昏き星、遠い月
!?!?!?!?
ちょっと、ちょっと待ってほしい。えっ、本当に!?
イントロで頭が混乱した。紛れもなく「昏き星、遠い月」の、あのオルゴールの音色と、それに続いて発せられるのは恵美ではなくエドガーの台詞。
6th Fairy及びSSAの夜想令嬢ミュージカル演出は、3rdアイルと並んで今も語り継がれる伝説。しかし、あんな長尺の演出はさすがにもうできまい。7thRからライブにハマった自分はしかし、それをもう生で観ることは叶わないと思っていたそれが、今まさに目の前で起こっている…しかも、見間違いでなければ、4人が着ているのは夜想令嬢のユニット衣装で、ヘッドセットマイクで…何もかもが6thの映像で見たそれが、目の前のステージにはある。
この事実を脳が理解すると、ふと前の人が座ったのが横目に入り、それはそうだ。これはスタンディングじゃないと自分も椅子についた。
もちろん6thほどのミュージカルパートはなかったものの、この1曲だけでもその世界観を、ストーリーを知る者にとってはこれ以上ないほどの僥倖。間奏の台詞や演劇もしっかり再現され、クリスはエドガーに二択を提示し、そしてアレクサンドラが剣を振るい、エドガーの魂の叫びが響き渡り、最後にエレオノーラの心情が吐露され、照明が落ちる…。
泣いた、なんていうありきたりな表現では言い表せないほどの感動が、そこにはあった。表情ひとつ、指先の演技ひとつ、目線ひとつ、一瞬たりとも目を離せなくなる圧倒的な光景。
そして思い出されるBC。舞台の裏側で苦悩し、葛藤する4人の軌跡がフラッシュバックし、それが実際にステージに立つキャストさんも同じように大きなプレッシャーを感じていたという話とリンクし、気付けば涙が溢れていた。ありがとう夜想令嬢、ありがとうact-4。この光景を、この感動を、自分は一生忘れることはない。

26 dans l'obscurité
あの、さすがにクールダウンする時間をくれ。ここでMC入れてくれ、ノンストップだと情緒の切り替えができない。もうちょっと余韻に浸らせてくれ。
なんて思う間もなく、容赦なく始まる次の曲。待ちに待った完全体クロノレキシカである。赤の大閃光をとりあえず2本ほど折り、無理やりテンションを変えて…ゴスロリみっくの可愛さに気付き、黄色のペンラを追加。
今まで生みっくを見る機会がなかったこともあり、この人バチバチに踊るじゃん…Daガチ勢じゃん…天使のような笑顔のイメージが強いが、この人のキメ顔めっちゃかっこいいじゃん…。
どうしてもみっくの話ばかりになってしまうが、やはりこの曲、このユニットは5人いて初めて完成するんだなあと、完全体を見て思う。
ラスサビ後で白への切り替えもきれいにできて、いやもう満足感高い!!!

27 きまぐれユモレスク
アッ……
これを…この曲を、そのめっちゃ可愛い路線全開の個別衣装で歌う、だと…!?
見ようによっては9thよりも破壊力が増しているユモレスク、こんなことがあって良いのか!?!?舞台裏のゆきよさんが心配になるぞ!?!?
最後の「すーき♡」「きらーい♡」の言い方、やっぱりアレンジされてたよね!?!?CD音源とも9thとも違ったよね!?!?途中で「えへへっ」って入ってた!?!?
ダメです、これは強烈な麻薬です。こんなの浴びてしまったら、もうCD音源では満足できなくなってしまう…。

28 ローリング△さんかく
さんかくだあああ!!!!
イントロで反射的にUOを3本折り、即座に三角形を作って掲げる。みんなやってんなあ!!
この個別衣装、まさしくローリングさんかくのSFYじゃなかったっけ。脚がまぶしい…!
それにやっぱり桃子が明るい曲を楽しそうに歌っていると思うと、それだけで感慨深いものがある。おまじないと同様、こういう明るくて楽しい曲ほど泣けてくるんだよね。

29 ライアー・ルージュ
!!!!!!!
クール沢志保を象徴するかっこいい曲、でもLTPのソロ曲って意外とやらないし、聴く機会が今までなくて密かに待ちわびていたこの曲が、ついに…!
完全に余談ですが、この曲は連番者をアイマスの沼に引きずり込む勧誘するときに布教した曲でもあるので、むしろ俺よりも連番者が限界突破して昂っていました。この瞬間、布教に成功したのを見ると嬉しくなりますよね。
クール沢志保としてステージに立つ天ちゃんの鋭い眼差し、あれが本当に好きで好きでな。こう、いいよね…背筋がゾクゾクする…。

30 透明なプロローグ
曲と衣装がめちゃくちゃ合ってる!!!ってSFY衣装だから当たり前ですね(未所持SSR)
いやほんとにあの透明感すごくないですか!?本当に天使…?クロノレキシカのゴスロリを見た後ということもあって、なおさら眩しい!あと腕の紐はどうなってるの!?
あとこれは最後のエブスタともリンクする話なんだけど、10周年という節目で「プロローグ」って要素をぶっこんでくるの、ミリオンライブは止まらねぇ!を体現してて、100万%の信頼なんですよね。ほんとにありがたい。

31 Super Lover
満月だああ!!!!ってぶち上がってたら、MCでこの日が本当に満月ということが判明して、やっぱり「持ってる」コンテンツだなあとニヤニヤしてました。
act-1のハピラキで㌧の手足の長さは知っていたつもりだけど、何回見ても「脚なっが!!」ってなってしまう。それにSHS再現まで…!髪さらっさらじゃん!!ありがてえ、ありがてえ…。
サビ前のクラップは今回初めて知ったんだけど、あれめっちゃ楽しいな!?!?

32 矛盾の月
イントロで意図を全て察した。8thの忘れ物をめちゃくちゃ丁寧に回収していくじゃん!!
またしても個人的な話になってしまうんですけど、8thが自分にとって7年ぶりのアイマス現地ということでめちゃくちゃ思い入れが強くて、その時の記憶をそれはそれは鮮明に覚えてるんですけど、あの時の花咲夜も強烈に綺麗だった。ただ唯一、こっこちゃんがいなくて、でもスポットライトの演出で朋花の霊圧を感じたわけです。その時から早2年、あの時幻視した光景が、今まさに目の前にある…!
扇子の振りもばっちり揃ってて、ただただその美しさに酔いしれていた。

33 カワラナイモノ
正直これはちょっと予想してた。何せLTP曲なのに、オリメンで歌ったことがあるのがおべい1人だけって…嘘でしょ!?
ただ、予想と大きく違うことがあった。それは、はまななさんの圧倒的Vo力。おべいが強いのは知ってるし、知った上でやっぱりすごいなってなるんだけど、はまななさんの高域の伸びやかさは失礼ながら予想してなかったので度肝を抜かれた。ゆんこんも堂々としてるし、でも決して可憐の範疇からは逸脱していない絶妙なライン。
CD音源からの進化の大きさという点で、ライブで浴びるLTP曲はやっぱりすごいんですよ(語彙力)
それに、10年経っても文字通りカワラナイモノがあるって言えるの、本当に幸せなことだよね…と、3年そこそこの新参ではあるけど思わずしみじみと聴き入ってしまう。

34 カンパリーナ
いや温度差ァ!!!っていうかMTV多くないか!!俺は今日だけで何回データを捨てればいいんだ!!
とは言えコレ、個人的にはちょっと変な考察をしています。
カワラナイモノは卒業の曲、個人的に7thRのトライスタービジョン版に囚われているので、この曲は高校卒業の曲だと勝手に思っている節があるんです。そこからのカンパリーナ。これはつまり「高校時代に仲の良かった友人と成人後に久しぶりに再会して、ナイトプールで大人の遊びをする」という文脈があるのでは?と。
いやそれは無いだろとも思いつつ、妄想は自由なので個人的にはこの説を推していきたい。
あとこれは蛇足なんですが、みんな振りがめちゃくちゃセクシーなんだけど、野村ァ!だけ若干動きが芸人っぽかったような…たぶん先入観のせいです。

35 クルリウタ
さすがにこれは思ず変な声が出た。あまりにも怖すぎる話と評判のこれ、ホラー耐性がないので、ドラマパートはおろかイベントコミュすら封印してるので…。
照明効果ももちろんあるんだけど、AIKANEであの弾けるような笑顔を見せていたちゃきちゃんが、まるで生気を吸われたかのごとく暗い表情に…。その演技力に関心すると同時に、やっぱりこれのドラマパートは聞いてはいけないと思わせるくらい強烈なものでした。
ただ、曲単体で冷静に聴くとメロディーとかベースとかけっこうかっこいいんですよねコレ。

36 赤い世界が消える頃
容赦ないなあ!!!!!!ホラー苦手だって言ってんだろ!!(←うるせえ)
あとで振り返ってみると、ホラーでもあるけど2曲とも投票企画の曲なんですよね。えっ、そこまで拾っていくの!?!?範囲広すぎない!?
あとこれの背景映像が音楽室で、モーツァルトとかベートーヴェンの目が光ってたんですが、その中にバッハもいて、バッハPミリアニに楽曲提供したのにこんな姿に…とか意味不明なことを考えてちょっと笑いそうになってました。こんな訳の分からないことを考えてるのは俺だけでいい。

37 DIAMOND JOKER
きたあああああ!!!!とぶち上がるのと同時に、あれっ諏訪ちゃん今日いないのに!?!?とビックリ。
ただ、個人的にはめぐつばデュオって心のどこかで待ち望んでいたというか、あのハイスペックなふたりが組んだら絶対すごいものになるという確信もあったので、それが思わぬ形で叶ってめちゃくちゃ嬉しかったのも事実。
背景映像やバチバチに飛び交うレーザーの効果もあるし、あの2人ってVoはもちろんだけどDaもViもめちゃくちゃ高くて、しかも個別衣装がまたこういうダンサブルな曲に合うんだよね。いやもうほんと、最高です。

38 電波感傷
待望の電波感傷だああああ!!!!!
おそらく去年、ミリアニ曲を除いたらトップクラスに話題になった激熱デュオ曲。ミリラジ公録に行けなかった者としてはもう待望の1曲。
ステージの高い段で踊っていたり、背景の映像などがどう見てもDGを参考にしたという感じで、それもまた非常に良き。というかDG円盤化しませんか…?
ちなみに連番者がかおつむ担当なので、day1でいちばんはっちゃけてたのはここでした。こうして沼に落ちた人を見るのもまた嬉しかったり。

39 Marionetteは眠らない
これを書きながらふと思ったんだけど、LTP06ちょっと強すぎませんか!?5曲中4曲もこのact-4でやってるんだけど!!
それにact-3でこの3人でマリオネットの心やってるし、メンバーもほんとに最強なんだなあ…。
そうでなくでもDJ→電波感傷→Marionetteって、上げて上げてひたすら上げてきてる。アホのセトリなの!?!?(誉め言葉)

40 シークレットジュエル ~魅惑の金剛石~
MTS屈指のオシャレ曲だ!!!!
伊織パートの歌割も違和感なく仕上がってたし、それに意外とこの曲ってダンス曲なんですね。みんな動く動く…特に歩き方がね、好きなんですよ。モデル歩きじゃないけど、めっちゃ堂々としてた記憶がある。
最後のキメポーズはやっぱりぴょんさんだけ例のポーズで、さすがに膝はついてなかったけど、それでもこのシンクロ率、再現度はさすがのひと言。

41 Shamrock Vivace
オシャレ曲で続けて来た!!!!!
この曲の大団円感というかハッピーエンド感というか集大成感というか、めちゃくちゃきれいに〆る感じがほんとに好きなんですよね。
オシャレでありながらも「だって私たちは無敵」の強めのフレーズ使っちゃうところが好きなんだなあ。それにこの曲ってどこか「劇場」っぽさもあって公演タイトルにもドンピシャで合ってるし、いやまじで無敵なのよ。

42 EVERYDAY STARS!!
これはさすがに予想外だったけど、めちゃくちゃ嬉しかった。
団結2021なんて言うPもけっこう多かったし、個人的には初めて聞いた時は今後のライブの定番曲になるかと思ったけど、感謝祭で1回使ったきりでその後は音沙汰なし。すっかり忘れていたらお披露目されて、人数が集まるこのときのために温存していたんだなあと。
それに各々の自己紹介文もCD音源と違っていて、個人的には百合子の「言い過ぎなんかじゃありません!」と、わさんぼん大合唱の麗花と、「オレ"たち"のステージ」って言いなおした昴と、たぶんアドリブと思われる朋花の「子豚ちゃんたちー?」「ぶひー!」がすごく印象的だった。それに〆で「うあー最後の曲だったー」っていう未来がめっちゃ未来だった。こういうミリオンの空気が本当に好きなんですよねえ。
願わくば39人全員聞きたいところではあったけど、day1の人数だけでも相当数いたのでありがたい限り。

43 Crossing!
それはそう。この10周年を祝うツアーでこの曲は確定枠。
でもね、分かりきっててもやっぱりこの曲は何回聴いても涙腺に来るんですよ。いやむしろ回数を重ねるごとに思い出ボムが積み重なっていく。
この曲の初出は9thの業務連絡パートの10周年記念PVだったと思うけど、あの衝撃はいまだに忘れられないし、そこから本当にミリオン漬けの濃い1年だった。そんな10周年のフィナーレと思うと、そりゃ泣くわい!!!
でもこれから先もまだまだ楽しみがいっぱいある、その先を見せてくれる、そんなミリオンが大好きです。ってなんでここで〆にかかってるんだ。

44 Rat a Tat!!!
最後はThank Youだと確信していたら、らたた!?!?!?
どう考えても開幕向きのこの曲をトリに持ってきた、その意図はぶっちゃけよく分かりません。ただ、しんみりしっとりバラードで泣かせるパートがほとんどなく、基本的にブチ上げて限界突破していって最後にこれで〆るという構成は実にミリオンしてるなと、なんとなく感じたのも事実。やはり「楽しい」が核なんだなと。
そうでなくてもact-3現地に行けず、またアニメから入ってくれた新規さんも多かったこともあり、そういった人への配慮もあったのかなあ。あのヤケクソ大合唱パートとか最高に楽しかった。
いろいろと書きましたが、この曲が〆なのは「ここが終わりじゃないぞ、まだまだ先も楽しいことがいっぱいだぞ!」というメッセージなのかなあと。

………

無事に金テも獲得できて、それなりに人並に揉まれながらも興奮冷めやらぬ状態で上記の内容をガラガラの喉で語り合いながら帰路につき、自宅で数人と打ち上げをしてday2に備えてヤクルト1000とキューピーコーワヒーリングとバブを決めて完全回復し、スダチのday1は終了しました。

長々と書き殴ってきましたが、44曲も感想書くのは正直疲れますね…でもこうして書いていると、改めて記憶の整理ができてめちゃくちゃ楽しい!

順位つけるのも不純な話ですが、それでも、どうしてもこれだけは言いたい。
夜想令嬢を見せてくれて、本当にありがとうございました。あのステージは絶対に忘れられない、最高の時間だった。

でもそんな最高のステージは翌日もあります。何せ39人全員集合!day2感想ノートも気合で書きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?