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其れは真の平和では無い

”其れにつけても金の欲しさよ”

https://www.buson-an.co.jp/f/haikai05

世の中には、どんな対話もぶった切り、自分の方に論を引き寄せる魔の言葉が幾つかある。

上記の句などは高名だが、現代に於ける禁じ手を考えるに

”平和”と云う単語はまさにそれ。絶対的な正義として君臨するので、誰もが気軽に口にする割には、誰もが実態について曖昧なまま放置する。○○は平和といえるかどうか?○○こそ平和の象徴、平和だからこそ○○、そんな会話はあるが

平和を否定的に捉える事の出来る人はよっぽどのつむじ曲がりじゃないかな。

”平和ボケ”これなど、実に見事に平和にケチをつけたが、それとて”平和”という単語には直接触れてはいない。

物事には必ずプラスとマイナス両面あると云うならば”平和”そのもののマイナス面は何だろう?これは高校時代からの拙の公案である。

皆さんも是非、考えてみていただきたい。先の「地獄の幸せ」で書いた極楽浄土もそうだが、イメージだけで話してしまって通じるので具体的に考えたことが無い、実際考えてみると頭が混乱する。

で、今日のお題。

平和について、どんな建設的な会話でも、この言葉を言われてしまうと、そこで会話が終わってしまい、云われた方は前面否定された腹立たしさが残る。実態の曖昧なものに”真”など無いのだが、イザ”真の平和”と正面切っていわれると、皆さん自論が「そうだ」とは云えなくなってしまう。云ったもん勝ちの決め台詞です。

”平和”ってとても悪いものでしょ


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