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台湾華語学習記#2 (2023年3月~2023年8月)

台湾の生徒さんともっと話したい!台湾に行って思いっきり楽しみたい!そんな気持ちで始めた中国語 (私が勉強しているのは特に台湾で話されている台湾華語です)。

ついに、学習期間が丸1年を過ぎて先日400日になりました。前回に引き続き、半年分のまとめを残そうと思います。



勉強方法を「インプット」に絞った

今回は前の半年間を振り返って「もっとインプットを徹底的にしていこう」と決めました。そのため、Duolingoはこれまで通り続け、アウトプットはしないことに。

というのも、X(Twitter)である投稿を見たことがきっかけでした。それは、フォローしているニックさんの言葉。これを見て、インプットが全然足りてなかったな~と感じたのです。言語交換をしていても、レッスンを受けてみてもまだまだ言葉が出てこない。当たり前だけど、頭に入っている単語や文法が少ない状態で、外に出すものってないな?!と腑に落ちたのです。

ニックさんが作った「CHADS」という教材の中で、学習時間ごとにレベルが便宜上わけられていたのですが、「超初心者→初心者→中級者→上級者」という4つの段階がありました。

学習時間が75時間までは超初級者で、私はこの1年間でざっとドラマ・映画のトータル時間を数えても45時間くらい。「超初級者・初級者はアウトプットはしない」という考えには驚きましたが、3000時間にはほど遠いので、これからこつこつインプットを貯めたいと思います!


それからというもの、とにかく毎日、Duolingoを忘れずに開いて単語や文法を確認し、時間があるときは色々な媒体(音楽・ドラマ・YouTube・Spotify)を使って、音源を聴き続けていました。

以下から詳しく取り組んだことを書いていきます。

①Duolingo

毎日5分~10分くらい続けています。基本的な単語や文法を学んでいます。

繰り返し繰り返し、同じ単語や同じフレーズ、単語が変わっただけのフレーズなどが出てくるので、進度はゆっくりですが、確実に覚えられている気がしていい感じ。繁体字ではなく、中国で使われる簡体字なのでまだこれはなんじゃ…という漢字も多いですが、以前より慣れてきたし、予測できるようになってきたと思います。

余力があるときは、「自分だったらどんなフレーズを作るか」とフレーズ内の単語を入れ替えて考えています。

②エンタメ(音楽・ドラマ・YouTube・Spotify)

私が今楽しんでいる音楽・YouTube・ドラマ・Spotifyを紹介します。

★音楽
韋禮安 (Wei Bird)
2021年に台湾で公開されて大ヒットになったらしい「月老(ユエラオ)」が今年の12月22日から日本で上映されることになったそうです…!(上映は東京と大阪のみなのが残念。行きたいなぁ。)

その情報を見てから、また「如果可以」をよく聴いています。その他に、下の2つも。韋禮安は声が澄んでて癒されるし、中国語も聴き取りやすくてよいです。

孫盛希 (Shi Shi)
好きな歌手の1人です。韓国生まれ、台湾育ちで韓国語・中国語・英語のトリリンガルなので、最近の曲は特に韓国語や英語が入っていることも多い気がします。できるだけ中国語が多いものを聴いています。

一番お気に入りの曲。ノートに歌詞を書き写して、YouTubeを聞いて歌いながら読めない文字の発音をチェック。まだまだ慣れないですが、注音で書いています。

普段スマホで中国語を入力するとき、注音ではなく、ついつい手描きで漢字を書いてしまうのですが、もう少し慣れたいですね。その方がもっと早く入力できるはずなので、がんばります。

★YouTube
KINOPIKOの台日小家庭
日常会話の動画をもっと見たいなと思って探して出てきたのが、こちらのチャンネル。最近よく見ています。Vlogだと、字幕だけの動画も多いのでできるだけ話している動画を探すようにしています。

お子さんが甥っ子に似ていてつい見てしまう(笑)


豬豬隊友 Scott & Wendy
前回に引き続き、たまに見ています。小さいお子さんがいながら、旅もしていて、素敵なご夫婦です。2人ともはきはきとした話し方なので、とても聴き取りやすいです。


★ドラマ
結婚なんてお断り?!
「時をかける愛」の主演アリス・クー続きで見たドラマ。お相手のロイ・チウがかっこよすぎてまぶしいです(笑) ただ……長い。25話まであり、お互いに意識しているのに何回もすれ違ってしまうので、それはそれはもどかしく、画面の前で何回も「なんでだよお……」と叫びました。


あなたを、想う。
映画です。映像が心掴まれる綺麗さ。どこか懐かしいような台東の景色が穏やかな気持ちにさせる反面、登場人物の心の葛藤に序盤は胸が苦しいシーンが多かったです。みんな何かを抱えてそれでも生きているんだよな。

台北に舞う雪
こちらも映画です。台北の東に位置する新北市平渓区にある「菁桐(ジントン)駅」周辺が舞台になっています。1929年日本統治時代に建てられた木造の駅。ローカル線に乗ってその歴史ある駅と街並みを歩いてみたいです。台湾に行ったときに訪れたいスポットになりました。

お仕事です!
5話まで見ました。日本の漫画が原作で日本版は1998年に放送されていたようです。性格も考えも全くバラバラな3人の女性が夢のために、一緒に起業して、奮闘していく物語。自分のキャリアに向き合う女性陣がかっこいい。25話までまだまだかかりそうですが、続きが楽しみです。

全てAmazonプライムビデオで見ています。まだまだ見たいドラマがあるので楽しみです!

今季気づいたこと

この1年で気づいた2つのことを書き留めておきます。

発音は後から直しにくいから「読み」から入らない

日本人にとって中国語を勉強するのに、漢字があることは、意味が推測しやすいメリットがあります。しかし、漢字ばかり見ていると日本語の発音に引っ張られたり、意外と漢字を見ただけでは発音が上手くできなかったりします。

日記を付けたり、中国語で書かれたSNSの投稿をこの1年よく見ていましたが、頭の中で自己流の読み方になってしまっていた感覚があります。本当にあっているのかわからないのが問題なのかなと。

「書いて、見てわかる」も大切ですが、まずはたくさん「聞いて、話せる」引き出しを増やしていこうと決めました。

1日5分だけでもOKだと思うこと

言語を学ぶ上で一番大切なのは「ちょっとでもいいから毎日触れる」ことだと思います。

だから、無理な目標を決めずに1日5分でもできた!と思うようにしています。元気でいられない日も、やる気が起きないことも、育児でへとへとの日もありますから。

朝起きたら、トイレに行くついでにDuolingoを開いて5分やる。気分が乗っていれば、もう少しレッスンを続ける。まだできそうだったら、Spotifyをつけてみる。息子を幼稚園に送ってから、ドラマを1つ見てみるとか。

「やらなきゃ」になったら辛くなってきて辞めてしまう性分なので、気分がいいところまでに留めておくことが自分にとって一番大事だと気づきました。

2年目の目標


最近2人で遊ぶことも増えてきた

インプットに3000時間と聞いて最初はそんな時間取れるかなと考えてしまいました。 (それに単に聞き流すだけではなくインプットにも種類があるそうです。)

例えば1日のインプットが2時間だと1年で730時間、3時間だと1095時間。ざっくり計算してもインプットにかかる時間は3年~になりそうですね。それからアウトプットとなると5年は見ておいた方がよさそう。「千里の道も一歩から」ですね。

そういえば今4歳の息子は話し始めるのが遅く、幼稚園に入った3歳1か月から、コップの水があふれるかのように急にぶわーっと話し始めたんですよね。

そして、今2歳半の娘もまたゆっくり。何か話してはいるけれど、意味がよくわからないこともあります。でもこちらが言うことは、態度から見るともうだいたいわかっているような気もしたり。

そんな子供たちを見ていると、語学習得には近道はないよなと日々思います。中国語2年目はとにかく楽しみながらインプットを目標にします!


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