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ハハとムスメの365日#6 子供たちと建売り住宅の庭づくり

娘が生まれた年の11月に今の家に引っ越してきた。当時はまだ庭には何もなく、雑草が生えたただの土地が広がっていた。

2021年11月頃

我が家は、建売の家を購入した。見つかってからすぐに住むことができたのは、小さな子供2人を抱えていた私たち夫婦にとってとても好都合だった。家族4人で暮らすには、マンションの一室が手狭に思えてきた頃だったから。

いつか広い庭で、のびのびと過ごし、家庭菜園をしたいという夢があった。小学生の頃、今は亡き祖父と一緒に畑で一緒に楽しく過ごした思い出があったからだろうか。

2022年1月頃

年が明けて、雪の降る寒い頃に後から注文したウッドデッキが完成した。まだ下には何もないけど、外でゆったりとくつろげる場所ができた。

天気がいい日は外に出て、子供たちとごはんやおやつを食べたりと。なぜか外で食べるとおいしく感じられる。

建売住宅のよさも気に入っているところもたくさんあるのだが、少々難ありなところもある。

私の家の場合ではあるが、
・洗濯動線が壊滅的。水周りは1階なのに2.5階建てのベランダに干す場所がある。庭に干す場所なし。
・洗面所が狭くて収納がほぼない。

この2つがちょっとだけ困っていたことだった。毎日洗濯をするのに、2.5階まで上がっていくのはこの老体に堪えてしまう。そして焼きつくような日差しの中の洗濯干しは、体が消滅してしまいそうだ。

というわけで、夫が我が家の大工を名乗り出て、洗濯スペースを作ってくれることになった。(ウッドデッキで優雅にご飯を食べる息子の自由さが自分に似すぎていて思わず吹き出してしまった)

洗濯スペース、人工芝、子供たちの砂場スペース、シンボルツリーの植樹と少しずつ進み、1年半が過ぎた。

そして、ついに梅雨入りの少し前に家庭菜園の準備が整った。雑草は抜いても抜いても生えてきて、生身の人間の体力を削っていく。これから梅雨〜夏にかけてまた勢いを増していくだろう。

息子と娘はもちろん、夫婦にとっても初めての畑。1年目の今年は、トマト・落花生・とうもろこし・すいか・青紫蘇というラインナップだ。

夫と2人で植え付けをしていると、娘がかけよってきて、興味深そうに覗いていた。今回の野菜の苗を選んだ息子はというと、涼しい部屋の中でAmazonプライムを観ている。なんてこった。いいとこ取りである。

娘はときどき、砂場で遊び、ときどき植え付けに参加して楽しそうであった。息子と違うのは、服や手足が濡れたり、汚れたりしてもそんなに気にせず遊び続けることだ。

息子だったらすぐ「ついたぁ〜汚れた〜濡れた〜😭」と大騒ぎである。見てみると大したことがなかったりする。

🍅と🥜
🌽と🍉

植え付けをしながら、大丈夫かな…もうちょっと水やったほうがよくないか、虫に食われないかな…などとまるで我が子のように見つめていた。心の声が漏れていたのか、夫に「大丈夫やって」と逆に心配されてしまった。

子供たちが0歳から1歳頃の時に、呼吸してるんかな、気持ち悪くないかなと過度に心配して眠れなくなったことを思い出した。

きっと野菜も子供たちも、大らかに構えていれば大きく元気に育ってくれるだろう。

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