見出し画像

鎖骨日記 #5 入院してからの睡眠の質をウォッチする

どうも、すちです。
鎖骨日記も第5話目。昨日の日記のあたまに書いた振り返りを見て、ちょっときになったので「睡眠」にフォーカスして深堀をしてみようと思う。

まずは昨日の振り返りを一部編集して再掲。

3月22日:基本的な検査をおこなって入院 (#1)
3月23日:特にやることもなく余裕をかます。アイス食べた (#2)
3月24日:手術&精神崩壊。精神と時の部屋で全く眠れない時間を過ごす (休載)
3月25日:痛みに悶えて動けない。満身創痍。座位で少し眠れた (休載)
3月26日:痛みはマシに。体力なし。少し倒して少し眠れた (休載)
3月27日:リハビリ開始。心の余裕◎。フラットで少し眠るがまだ痛い (#3)
3月28日:リハビリが1日2回に。(#4)
3月29日:今ココ! (#5)


もう入院生活も8日目の晩を迎えた。ここ2,3日は痛みも落ち着いてきて、その証拠に午前午後のリハビリでも関節の動きを確保するために腕を積極的に動かし始めている。だいぶ回復しているのは間違いない。
ただその一方で、無気力な状態で一日が終わることが多く、術後日数を重ねてもあまり改善する様子が見られなかった。この原因は、もしかしたら睡眠かもしれないと思い、そこにフォーカスしてみることにした。

入院してからの睡眠点数を10点満点でつけていく。

3月22日 入院初日 10点 (#1)

ケガをした3月20日から2日間経過しており、この時すでに骨折時の炎症はおさまっていた。さらに、痛みを感じない範囲での身体の動かし方、寝るときのポジションを把握していたので、寝るときも強い痛みを感じることなく眠れていた。ちょっとチクチクするような痛みがあったので、飲んでやってもいいかくらいのノリで痛み止めを飲んでいたと思う。

3月23日 入院2日目/手術前日 10点 (#2)

この日も初日と何ら変わることはない。入院してから唯一シャワーを浴びさせてもらった日であり、入院期間中でもっともさっぱり気持ちの良い夜を過ごしたと思われる。翌日が人生初の手術であること、全身麻酔がちょっと怖いなどあったが、もはや自分でどうこうできる範囲を超えているし、ブラックジャックでないと不可能な手術というわけでもなかったので気持ちの面で割り切れていてよく眠れた。

3月24日 入院3日目/手術当日 0点 (休載)

この日が人生で最もつらかった夜。精神と時の部屋に放り込まれ、ひたすら痛みに耐え続けるという苦行を終えた。痛み止めで眠れていた瞬間もあるのかもしれないが、そんな心地は一切なく、一睡もできなかったという印象が強い。

3月25日 入院4日目/術後1日目 4点 (休載)

痛みは強く、ベッドから降りることはほぼ無理な状況。日中もほぼ眠れていない状況だったが、座っている方が痛みを感じにくく、座位の姿勢でウトウトできた。夜に座位での睡眠を試みていると、スーパー看護師うたこさん(仮称)がフォローしてくれて、いろんな枕で身体を支え、患部への負荷がかかりにくいように姿勢を整えてくれた。おかげで前日とはうって変わって ”眠れた感覚” があった。ありがとううたこさん。
この翌日、まだまだ痛みは残っていたものの、一定量の睡眠のおかげで精神的にはかなりマシな状態になっていた。

3月26日 入院5日目/術後2日目 3点 (休載)

痛みは日に日に落ち着きを見せており、痛みを感じない時間が少し長くなった。痛みが弱くなってきたことで精神的な余裕も出てきたが、夜はまだまだ痛みが強く、痛み止めを飲んでも眠るのが辛い状況。より睡眠の質を高めるために、リクライニングの角度をフラットに近づけた姿勢での睡眠に挑戦した。
結果は惨敗で、あまり眠れない。ただし、地獄の日々との相対比較で幸福度は高く、翌日も比較的精神的に余裕のある一日を過ごせたように思う。

3月27日 入院6日目/術後3日目 3点

術後3日が経過し、リハビリも始まってあれこれ動かす日々が始まった。痛みが怖くて凝り固まっていた様々な筋肉が少しずつやわらぎはじめ、姿勢も徐々にではあるが正常な状態に近づけようと努力ができる状況になってきた。
それだけ身体が動くようになっているので睡眠の質を上げようとフラットの状態での睡眠に挑戦した。前夜にすこしコツを掴んだような気がしていたのでそれを試してみたかったのだ。
だが、結果はまたも惨敗。30分おきくらいで目が覚め、痛みにうなされるを繰り返す。夜に痛みで目が覚めてしまうと、そこから身体を緩めるのは至難の業で、リカバリーが効かないのだ。

この頃から手術当日との相対比較による幸福感が影を潜め始める。そろそろ退院が検討される時期だと感じているために、このまま睡眠の質が上がらないのは深刻な問題なのだ。

3月28日 入院7日目/術後4日目 4点

フラットな状態で楽に眠れる姿勢を開発しようと必死になって研究に励むものの、効果は得られない。寝る前に瞑想らしきことをして筋肉の緊張を解きほぐし、筋肉が緩み切ったところで眠りに入り、深い睡眠に入ることを目指す。ところが数時間すると、その筋肉のゆるみはこわばりきった筋肉に置き換わり、やつらが生み出す痛みの攻撃に耐えられずしぶしぶ起きることになる。こうなってしまうとなかなか改めて眠りにつくのは難しい。
ここで諦めても暇なので、手を変え品を変え安らげる姿勢の研究開発にいそしんだ結果、一つの安らぎポイントを見つけ、眠ることができた。それゆえ、前日よりも一点ポイントを上げている。

3月29日 入院8日目/術後5日目 ???

リハビリの合間に、昨晩開発した安らぎの姿勢を導入して眠ろうと試みるも、安らぎが発揮されない。結局、痛みで眠ることができなかった。果たして今夜は眠れるのだろうか。
これだけ睡眠不足な期間が続くといよいよ頭が働かなくなってきて、常に眠たい&頭にずーーーっともやのかかったような症状がではじめる。身体を治すのにエネルギーを必要としているのに睡眠で休息が取れない。そのため、かなり体力を激しく消耗しているようだ。術後これだけの期間が経過すると、手術当日との相対比較による幸福度は見込めず、精神的に追い詰められてくる。
いよいよ身体の限界も近くなってきたと思われる本日は、本気を出して眠りの質と向き合わないといけない。


とっても当たり前のことではあるのだが、睡眠の質が精神に与える影響は大きい。何かに追われる日々を過ごしているわけでもないのに、どこかで不安感と焦りを感じている自分に気づいた。これから日常生活に戻ることを想像しての不安感もあるのかもしれないが、そのモヤモヤした不安と向き合うためにも、まずは睡眠がとれるようにならなければならない。
睡眠がおろそかになっている方、是非一度、睡眠との向き合い方を考え直してみてください。


では、今夜上質な睡眠がとれることを祈って締めくくりたいと思います。
また明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?