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リモートワークにおける初心者オススメのマイクの話

最近「リモートワークで良いマイク欲しい」というので1日2~3件ほどご相談が来てます。

なんかこっちの方が儲かりそうな気がしている今日この頃です。
いや、ボイトレ屋さんなんで無償でアドバイスしてますよ?

しかしながら、このマイクについては色んな人が「これオススメだよ」とシェアしたりしているのですが、発声を学んでいる身としては若干惜しい記事が多いような気がしています。

ですので、僕なりのマイク選びのコツをシェアします

まぁ、音楽人からしたら超初級知識ですので、親愛なるクリエイターの皆さんはぜひともツッコミ&補足宜しくお願いします!

①ダイナミックマイクとコンデンサーマイク
マイクにはおおまかに2種類あります。
このどちらが良いかは人によるのですが、初心者がビジネスで使うのであれば「USB式コンデンサーマイク」というものを推奨しています。

これはパソコンに指せばそのまま使えるのですごく便利かつ音も良いです。
価格も1万円以上出せば、許せるレベルのものが手に入ります。

もちろんコンデンサーもデメリットがあって、例えば良く音を拾いすぎるので騒がしい場所での運用には向きません。
こういう場合は指向性のあるダイナミックマイクを使うと良いです。

またマイクによっては癖があるので、そのへんは出来るなら試してから購入が一番です。

意外と「iphoneの方が良い音だった」ってのもよくある話です。

②入力調整はできるか?
マイクの音声で一番聴きづらいのは、音割れです。
音割れしているとそれだけで人間は話を聞かなかったりします。
逆に小さくても「なにいってんの?」となります。

ですので、自分の声量に合わせて音声入力を調節してあげる必要があります。

「それってZOOMでも調節できるやん」という疑問もあると思うのですが、ZOOMで調節できるのは、「入力された後の音声」です。
マイクの時点で音が割れていたりすると、割れた音を調整することになるので出音から調整できるようなものが好ましいのです。

③エフェクト付きかどうか
マイクは高ければ良いマイクなのかというと、それは目的によります。
というのが、人間の声というのは成分が説得力の成分と親近感の成分に分かれており、人それぞれ持っている周波数の成分が違います。

例えば情報系のセミナーの時は説得力の成分があれば相手には届きやすいけど、そのままセールスに移ると圧迫感を感じて商品が売れなかったりします。
テレビショッピングの説明の時と価格を言う時で音質が違うのはそのせいです。

つまり、自分の目的に合ったマイクでないと、説得力が強い人が説得力の強いマイクを使ったりするとカオスが起こります。

そういう時に自分の声を聴きやすくするため、イコライザーとコンプレッサーというようなエフェクトがついている機種などを選ぶと非常に楽です。

これなら自分のビジネスのシーンに合わせて声質を切り替えることが可能です。

この辺は拘りだすと、大変です。
「もうシステム組んじゃえ!」という感じにDTM沼に入る人もいるとか、いないとか。

最低でもコンプはかけれると非常に便利です。

もしパソコンがある程度性能があるのであればOBSStudioでVSTプラグインを読み込ませてしまえば、好きなエフェクトが使えますが、この辺は中級者用なので今回は省きます。

で、どのマイク買えばいいの?

以上の点で僕の現時点でのオススメマイクはAKG社のLYRA USBマイクかな、と思っています。
Amazon https://amzn.to/3gkpqVp


まぁ、ボイストレーナーとしてはマイクに拘るよりそもそもの声をどうにかした方が投資効果が高いことは分かっているのですが、あまりに質問が多いのでまとめてみました。

ちなみに僕の場合はエミュレーションマイクって特殊なの使ってるんでお勧めしませんw

ちなみに「自分の声質に合ったマイクが欲しい」という人は相談にも乗っていますのでFBなどでお声がけください。

https://www.facebook.com/sho.iwatani

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