見出し画像

アニメ 船を編む

今回も私がこれまで見てきたアニメからオススメ作品を紹介していきたいと思う。今回紹介するのは「舟を編む」というアニメだ。しかしこの作品は原作は小説で実写で映画化もされており「え?舟を編むってアニメだっけ?」という人もすくなくないだろう。しかし今回はアニメとしての「舟を編む」の魅力を伝えていきたいと思う。まずこの作品の魅力は主人公の"馬締"もそうだが、どっちかというと脇役のキャラ設定が1番の魅力なのだ。あらすじとしては舞台は玄武書房という老舗出版会社の辞書編集部で、この辞書編集部では嘱託職員の荒木さん、契約社員の佐々木さん、辞書監修の松本先生、先輩正社員の西岡、そして主人公馬締という登場人物でそんな辞書編集部が自分達の全てをつぎ込み"大渡海"という辞書を全て1から造っていくという物語だ。おそらく新たな着眼点が辞書という事だけで面白くなさそう、なんか堅そう、とこれだけを見ればそう思ってしまっても仕方ないだろう。しかしこの作品には新たな着眼点という以外にもそれ以上の魅力がある。それは脇役の状態変化、編集部の一体感というところだ。どういう事かと言うとこの作品では作中物語初頭の編集部には全体として覇気がない。それに対して主人公というけして明るい性格のムードメーカーとは言えない陰気な営業が移動してきただけで一気に空気が一変し覇気が出てきて息を吹き返したのだ。その大きな理由として主人公という存在は言うまでもないが、脇役の状態変化の描写のうまさにあると思う。というのも先にも述べたようにこの作品には嘱託職員の荒木さん、辞書監修の松本先生、正社員の西岡、契約社員の佐々木さんといった主な脇役はこの4人なのだが、ここでは私が1番いい働きをしたと思っているのは主人公と同じ正社員の西岡だ。この西岡は主人公よりは先輩で本来は営業部希望だったが不本意に辞書編集部に居るという役柄でそんな西岡がどんどん主人公に影響を受け変わっていくのだが中でも最後に編集部を去る際に言い残した「大渡海はそんな安い辞書じゃねぇ」この一言がそれの象徴だ。まぁこんなところだろうまだまだこの作品に関しては言いたい事は山ほどあるがおそらく文章として成立するかどうか正直分からない。だから今回はほんとにこの作品の1部を紹介したまでだ。まあ良くいえばこの作品はそれだけ深い物語だと言う事が分かって頂けるだろう。最後にこの作品を視聴する時の注意点を述べておこう、まず最初にこの作品は1話で切らずにとりあえず6、7話ぐらいまでは絶対に1度みたならどうか責任をもって(‪笑)見て欲しいなぜなら6.7話あたりから盛り上がっていくアニメだからだ。そして2つ目は正直アニメに対して笑いやアクションを求めている方はあまり楽しめないかもしれない。ただそういう人でもこのようなヒューマンストーリ(少し設定が独創的ではあるが)仕立てのこの作品を見て自分の世界観を広げてみるにはとっておきの作品かもしれない。そして最後にこの作品全12話を見終えればもれなく全員に特典がある。それはちょっと自分が賢くなった気分になれるのだ‪笑。そんなこの作品をこの豪華特典(笑)狙いで見るのも自分の目の肥やしにいいかもしれない。

追記
これだけは言えることがある今回のこの作品は私の語彙力がないのではなーいーーこの作品の魅力の表現技法が言語技術の教科書なみに難しいだけだと…。笑、まあこんな訳だが薄々気づいている方も多いだろうが私はただでさえ語彙力がなく文章の構成力も乏しいそしてしかもこの作品はただでさえ難しい人の心中が交錯しまくったでお馴染みのヒューマンストーリに分類され、そんでもってこの作品の舞台は辞書編集部という極めて特異な魅力だらけのアニメだ。そんな紹介文を書くには最高難度の作品を私のような普通の高校生が紹介するとこうなってしまっても仕方ない事はお分かり頂けただろうか。そんなこの作品の魅力を1番早く見つける方法はこんな評論家気取りのなんちゃってコラムを読むよりも実際に見てもらえばこのコラムの意味が少しはわかるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?