ITコンサルの育休日記24日目 育休を取得に至るまで(2)

今週は息子の検診や予防接種が予定されているので、外出に備えて抱っこ紐を家の中で練習した。外出には必須アイテムだが、家の中でも使用する人も多いと聞く。コツをつかめばそれほど難しいものではないが、メーカーや型によって使い方が異なるので、安全に使用するために正しい使い方を習得しなければならない。このようなときにyoutubeは本当に便利だ。ご丁寧に使い方を実演形式でアップしてある動画がたくさんあり、注意点なども教えてくれているので、独学でも習得可能だ。
日々接していると息子の成長を実感することができるが、少しでも間が空くと何となく損をした気分になる。退院後妻の実家で新生児ともども世話になることになったのだが、私は仕事もあったので、世話になるのは週末だけ。幸い妻の実家は今の住居と自転車で20分ほどだったので、行き来は楽だった。金曜の夜遅い時間に行って日曜の夜に帰ってくる生活を2か月弱続けただろうか。一週間でも息子が変化することがわかるが、気のせいか赤ん坊のリアクションも間があくとよそよそしい感じがする。
育休をとることで、貴重な成長の過程をリアルタイムで当事者としてかかわりたいと思ったのが長期の育休取得の大きな動機だ。当初は1~2か月のつもりだった。同僚のなかには出産前後の期間がプロジェクトの繁忙と出張と重なって赤ん坊の期間どのように過ごしたのか覚えていないという人も多い。そのような関わりだと、子供にとっては本当にたまにくるおじさんみたいな感覚になるらしい。何としてもそれは避けたい。
もう一つ大きいのは妻からのプレッシャーだ。妻も同じ業界で仕事をしていた経験があるので、プロジェクトは時には遅い時間まで目いっぱい働かなければならない事情は理解しているのだが、それでも育児に対する向きあい方が軽いと感じとったらしく、そのことに落胆したコメントをされたことだ。この先育てていくには最初からわだかまりがあってはいけないし、前にも書いたが妻の負担を少しでも下げなければ各所に迷惑がかかることになりかねないと考えたのだ。
会社側は制度がある以上は拒否することができないので、調整にエネルギーを使うことはなかった。割と仲良くしている同僚にはラインアカウントを共有しているので、たまに連絡をくれるのでほどよい関係性を築けているというのが今の状況である。
育休明けに会社が快く迎えてくれるかどうかは不明だが、会社との関係性を維持しておくことは重要だと思う。

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