ITコンサルの育休日記26日目 通院

息子の通院のため、世田谷区にある国立生育医療センターへ訪問。1か月検診で経過観察となった陰部の湿疹を診てもらうためだ。妻が出産したのはこの病院だった。リスクのある出産をする妊婦さんは遠方でもこの病院を紹介されるというが、私は自宅から自転車で15~20分ほどに位置しているのは非常にラッキーだった。出産前後は妻の見舞いのため仕事終わりに通ったものだが、遠方だったらとても無理だった。
幸いにも息子は誕生してから熱を出したりすることもないので、この病院で緊急でお世話になることはなかったため、退院後訪れるのは私は初めてだった。非常に大きい病院で子供向けの遊び場やレストランなども充実している。
息子との外出は緊張を伴うので、行きかえりともにタクシー移動を選択した。行きはよかったのだが、帰りは車内でギャン泣きが始まり、走行中も泣き止むことがなかった。授乳の時間に重なっことと慣れない抱っこ紐での歩行に不快感があったのかもしれない。
今回は短時間でかつ運転手さんが女性だったため、イヤな顔をされることはなかったが、なかなかストレスのかかる瞬間だった。これが満員電車の中だったらいかほどだろうかと想像すると、冷や汗ものである。ごくたまに混雑した電車に乗っている赤ん坊連れのお母さんをみかけるが、内心では「わざわざこんな混んでる時間帯に乗らなくてもなあ」と思ったものだが、好き好んでそのような時間帯に乗っているわけではないのだろう。そんなときにやさしい言葉をかけられたら救われる気持ちになることは理解できる。
残念ながら私も含めてだが、日本人の中年男性が通勤電車の車内で声をかけることはない。育児ノイローゼになってしまうお母さんは赤ん坊と二人での外出というのも一因なのかもしれないと思った。今回私は妻と一緒だったので、何となくストレスや緊張もシェアできた気がするが、まだまだ育児は始まったばかりだと痛感させられる経験となった。明日は予防接種のためにかかりつけ医を訪問する。こちらは歩いても行ける距離なので、移動による心配は少ないが、注射後の反応がどうなるか少し心配ではある。

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