ITコンサルの育休日記20日目 「BLW」って

寒暖の激しい一週間だが、一日雨模様だったので、珍しく一歩も外に出ないで過ごした。今日は妻の「母乳マッサージ」とやらを訪問で受けるため、私も同席することになった。詳しいことはわからないが、母乳が出やすいように乳房をマッサージしながら、育児相談なんかにも応じてくれるというものだ。元助産師さんというだけあって、新生児に関する疑問には的確に答えてくれるし、相手にあったアドバイスもしてくれる。
ウチの子は間もなく4か月になろうかというタイミングだが、離乳食やうつ伏せトレーニングについてのアドバイスをもらった。
まずはうつ伏せトレーニング。妻の意向もあってあまりやらせていなかったのだが、元助産師さんからすると抱っこから開放するときはあおむけではなく、うつ伏せにさせたほうがよい。あおむけでは見える景色が一定で何も面白くない、うつ伏せで様々な様子を見ることで外界の刺激を受け成長につながるのだそうだ。苦しくなって泣いたらあおむけにさせてもよいと。早速息子にやらせてみると少しの間は耐えられるようだ。「向き癖」の改善にもつながるとのこと。明日からは取り入れることにしよう。
次は離乳食。実は先週の検診のときに離乳食セミナーみたいなのをやっていて、いつから何を始めればよいか的な話は聞いていたのだが、元助産師さんからの情報は一般的なものとは異なるものだった。始める時期も6か月過ぎたくらいからかなと思っていたら5か月前に始めてOK、そして「BLW」という聞きなれない用語を口にされた。
おかゆや細かく食べやすくなったスープ上の食事と異なり、大人が食べる野菜やご飯などの固形物を赤ちゃんにも与えるという方法らしい。私は初めて聞いたがやや衝撃を受けた。おすすめの動画などを紹介されたが、6か月にも満たない赤ちゃんが食卓について、自分の手で食べ物をつかんで口に運ぼうとするのだ。当然うまく口に運べず、口から頭から食べ物まみれになって片付けとかは大変だが、大人と同じように食卓を囲むことにより食べ物を自らの意志で口に運ぶという経験を積むのだという。のどに食べ物が詰まったりすることを避けるために、食べ物はそのまま飲み込めないものを選ぶのだという。例えばブロッコリーやニンジン、ジャガイモなど。欧米では主流なやり方だそうが、日本では主流とはいえない方法だが、あえて紹介してくれた。私は興味をもち早速動画を何本か見て、イメージはもったが、妻は安全性について気になるようだ。実践した人の動画でも食べ物が詰まりそうになってむせたりすることがあると言っていたりしたので、心配性の妻には無理かなと思った。
他にも普通に一緒にお風呂に入れたほうが良いとか股を拡げて股関節脱臼を避けるようにしたほうがよいとか自分にとっても学びが多い時間だった。育休に入って無意識に自分の予定や活動のことを考える時間が多かったのだが、明日からは意識してうつ伏せトレーニングや股関節拡げたり、散歩などをして過ごしたい。自分の活動はそこからこぼれた、あればラッキーなお釣りみたいなものだと考えよう。

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