ITコンサルの育休日記 Week 7 あたまのカタチ矯正


アタマのカタチ矯正とは

我が子が5か月目を超え順調に成長しているが、年明けから気になっていることがアタマのカタチが左右対称でなかったり、いびつになっていることだ。原因ははっきりしている。赤ん坊は仰向けで寝ている時間が一日のうち半分以上だが、向き癖といって我が子の場合は左に向いていることが多いため、後頭部も右に比べて左側が平らになっており、右後頭部が押し出されるイメージで少し出っ張って見える。
以前のブログで書いたが、定期健診で小児科医の先生に相談すると、決まって「成長には影響しない」「改善には向き癖を直すために反対側を向くように声をかけるなどが有効」「どうしても見た目を気にするのなら保険適用外のヘルメット治療をするしかない」というコメントをもらっていた。Youtubeで関連する動画を見た結果、始めるのなら早いほうがよく、成長が進むと矯正も難しくことがわかった。専門医で診断してもらったほうがよいということも理解したので、生誕5か月になる直前に2つのクリニックに初診の予約をした。頭のカタチに特化したクリニックが最近は都心の一等地に開業されているものが結構あり、その中から選んだ。

専門クリニックでの診断結果

Aクリニックは患者への配慮も含めてよい評判を聞いていた。カタチの診断は器具を使用してアタマの前後左右のサイズを計測し、比率により「短頭」「斜頭」の重症度を診断する。短頭とは要は後頭部が絶壁のようになっている状態、つまり通常は縦のほうが長いのだが横に拡がってしまっていることを意味する。我が子は短頭の重症度は中等レベルだった。斜頭とは斜めの断面で頭のサイズを測って左右の割合により重症度を診断する。予想通り我が子は斜頭は中等から重症の間の診断だった。丁寧に数字の意味や理由を説明してくれ、最後には向き癖を改善するための体操まで教えてくれた。結構先まで予約が埋まっているクリニックだったが、長時間向き合ってくれて好感をもつことができた。
一方Bクリニックは最近「支店」をオープンさせたというこちも人気のクリニックである。Aクリニックと異なり計測は3Dプリンタのような計測機器を使ってデジタルに数字が出てくる。数字をもとに医師が説明をするというスタイルだった。このクリニックは症状に応じて対策を淡々と説明し、どうしますか?という割とありきたりの対応をされる印象だった。逆に言うと、ヘルメットという対策が確立されているので、一定期間ヘルメットを被る生活を送ることができれば必ずカタチは矯正されるということが理解できた。デメリットは?という質問には、まれに赤ん坊が嫌がったり合わないなどで途中断念するケースがあるということくらいだった。
両クリニックともに共通することとしては、やはりかみ合わせが悪くなるなどの健康につながるような歪みではないので、基本的には見た目の問題であること、治療は6か月になる前に始めるべき、ということだった。

我が家はBクリニックで

妻は治療したいということは会話からわかっていたが、私は健康に影響ないのなら無理にしなくてもよいかな、とは思っていた。費用は55万程度。クリニックにより大きな差はないが、Aクリニックの選択肢にあった「ベビーバンド」という格安のヘルメットは短頭には効果がないのでお勧めしないということだった。費用は判断するうえでは正直気にならなかった。この子を授かるまでにいくらかけたのかというくらいの出費をしており、この先も含めて後悔のない判断をすることが極めて重要だと考えているのだ。Bクリニックにしたのは、治療方法によって効果に差がないだろうと理解したので、通いやすい場所にしたほうがよいというのが大きな理由だ。ヘルメットを装着した後に月一回程度成長に合わせてヘルメット内側の「インソール」を調整してくれるので通院の必要があるのだ。
納品は2週間後なので、様子はまたアップデートしたいと思う。

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