ITコンサルの育休日記27日目 伊藤忠は男性育休取得必須

今日は予防接種のためにかかりつけ医を訪問。体重と慎重を測ってもらった後、注射を3本連続でうってもらう。当然ギャン泣きするのだが、意外にもすぐに泣き止んで帰るころには平然としていた。このクリニックにもほとんどがお母さんが一人で訪問されていた。医師も私に対してではなく、妻に対して話をするなどお父さんの影はすっかり薄くメインの保護者とみられていないのではないかとさえ感じてしまった。
一方で今日も男性育休関連のニュース記事を見かけた。伊藤忠商事が男性育休の取得を必須とする施策を講じるそうだ。

他にも海外出張にチャレンジする社員のために海外出張期間中の卵子凍結費用を補助するという。ここまでいくとやりすぎではと思わずにはいられないが、差別化を意識しているのだろう。一方で私のように育休を取得している男性社員が検診に連れてきている人を見かけないのはまだまだ少ないということなのだろう。
検診や予防接種につきそうくらいなら全休を取らなくても時間休をとるくらいでも十分対応できると思うが男性ビジネスマンがそこまでしないのは、仕事が忙しいというよりはそこまでのメリットを感じていないからだと思われる。子供を検診に連れていくのに半休取りたいと上司に言ったとすると、「別にいいけど奥さんでは対応できないの?」という反応が返ってくるだろう。つまり、制度を整えるよりも意識の改革が追い付いていないのが大きいと感じるのだ。
会社に所属していると全従業員必須トレーニングなどを受けさせられることがあるのだが、今のところセキュリティの扱いやパワハラセクハラ関係、LGBTQなどはあるのだが、育休取得に関しては一般的ではないと思う。結婚していない従業員もいるし、直接従業員離職のリスクのあるテーマではないとのことで経営側として優先度の高い「アジェンダ」ではないのだろう。しかし、男性育休だけではなく、普段から仕事を属人化しないようなスキームや多様な価値観をもった従業員と一緒に働くという意識を特に管理職に植え付ける必要があると思えて仕方がない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?