ITコンサルの育休日記 Week 6 お宮参り



育休も2か月目の中盤に入り、平日の日中に在宅していることに慣れてきてしまった。当初は曜日と時間帯ごとにイベントを入れるなどして生活のリズムを作ろうとしていたが、眼の手術の経過がよくなかったこともあり、ここ2週間ほどは在宅中心の生活をしている。

お宮参り

世田谷区内の神社で済ませることにした。祈祷を受けるだけといえばそれまでなのだが、妻側の家系が着物を用意してくれたので、赤ん坊に着させて写真を撮りまくるという会だ。妻が依頼したカメラマンさんが何カットもとるので、赤ん坊をあやすのに必死だ。祈祷はせいぜい20分くらいで終わったのだが、前後の写真撮影で一時間。その後場所を変えての撮影で、赤ん坊だけでなくジジババたちも疲れ切ってしまった。この先もイベントがある度に写真やビデオ撮影をすることになるのだろう。自分の兄の子供の写真やビデオを実家に帰る度に見させられたことを思い出した。それでも先人たちからはできるだけ多くの動画をとっておくことを薦められた。子供が成長したときにそれらの動画を見て、自分が大事に育てられたことを実感するのだそうだ。確かに自分自身は親から愛情をもって育てられた実感はほとんどなかったのだが、親になってみると手がかからず育つということはありえないので、愛情がないと務まらないものだなと改めて感じる。お宮参りが終わったことで新生児系の儀式はひとまず終了となったが、妻はそろそろ離乳食開始の準備をすると関心の矛先を変えている。

続)頭のカタチ

2つほどクリニックの予約を入れた。加えて頭のカタチを判定するアプリがあるとのことで、試してみたところ予想通り「重度」と結果が出てしまった。横から見ると絶壁と言われるとそうなので、向き癖改善の努力むなしくどうやらヘルメット治療をすることになりそうだ。
その後youtube動画を見て知ったことだが、欧米系は頭のカタチがきれいな人が多いのはうつ伏せで寝かせていることが一般的だからだそうだ。一方でうつ伏せは窒息死だけでなく乳幼児突然死のリスクが高まるということで日本では推奨されていないので、あくまで乳幼児が起きている間に限ってうつ伏せや抱っこによって後頭部に負荷がかからないようにすることがよいそうだ。と言っても寝ている時間が多いので、初めから知っていたら少しは対策したかもしれないが、簡単ではなさそうだ。クリニックの診断結果はまた次週に報告したい。

育休中の同僚とのつながり

趣味でつながっている同僚2人から三浦半島サイクリングに誘われたので、早朝から行ってきた。眼の手術後の経過が微妙だったので参加を迷ったのだが、10日ほどたってようやく日常生活に影響ないレベルまで回復してきたので参加してきた。たまのリフレッシュだけでなく同僚の近況を聞けて多少の刺激にはなった。まだ2か月なので育休前の生活に戻ることに躊躇はないのだが、改めて仕事生活は楽ではないなと感じる瞬間だった。同じ同僚たちとロングライドのイベントに参加する予定なので、今後も連絡とりあうことになった。ロングライドに向けて自転車のチューンナップにも励まなければならない。仕事に戻ることを念頭に人脈もつないでおくことはそれはそれで重要なことだろう。来週は同じプロジェクトメンバーだった同僚が退職するとのことで送別会によばれている。妻から許可をもらって参加する予定だ。

Newspicksの男性育休の記事

「仕事人間が長期で育休取ったら、人生変わった」という刺激的なタイトルの記事を目にした。日経新聞をはじめとして男性育休に関する記事をよく目にするが企業や国が後押ししているというものが中心でリアルさを感じるものは少なく感じたがこの記事は自分も共感できる点がいくつもあった。
つまり、児童館や地域の育児コミュニティはママさんが中心で男性が入り込む余地が少ない、外から取り残された疎外感を感じる、キャリアに関する情報交換をする相手がいない、などというものだ。
記事ではこのような課題に対応するためのコミュニティを立ち上げている方を取材している。参加されているパパさんの声も紹介されており、「先駆者」たちの苦労を共有する試みもされているようだ。自分はウツを感じるほど疎外感はもっていないが、もう少し年齢が若ければ、おいていかれるのではにないか、というような感情を持つのかもしれない。

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