ITコンサルの育休日記 Week 8 生後6か月以内の発熱

息子が生後5か月を過ぎ、成長に変化が出てきたので、少しメモを残しておく。


寝返り

基本は仰向けに寝ているが、起きているときに寝返りをうつようになった。最初は上半身だけ体をねじるように下を向く形だったが、次第に下半身も追いついてきて、体全体をうつ伏せ状態にすることができるようになった。月齢の若い幼児のうつ伏せは窒息のリスクがあるので、起きているときは監視しておかなければならない。教えなくても次第に覚えていくことで成長しているなと実感させられる。先輩ママさんからはすぐに部屋の端から端までゴロゴロするようになりますよ、とアドバイスをもらった。どうやら妻は息子の変化を都度SNSで共有し、先輩ママさんから経験をシェアしてもらっているらしい。なるほどと思いつつもやたらと周りを気にする姿勢がいつも気になるのだった。

離乳食

通常5か月から6か月の間に始めるらしい。妻は何冊も離乳食関連の本やスプーンやエプロンなどのグッズを買い込み準備を整えている。麦茶をスプーンで飲むところからスタートするらしい。今までは受動的にミルクを与えられていたわけだが、離乳食を境に能動的に「食べる」という行動に変化していく。スプーンで与えるときも口の上に擦り付けるように入れ込むのではなく、本人が口に入れるように訓練するのだ。時間がかかりそうなプロセスだが、じっくり時間と手間をかけられるが育休のだいご味というところだろう。これを効率化しよう的な発言をしてしまうと妻から猛攻撃を受けてしまう。

発熱

誕生してから定期健診は予防接種以外では小児科にかかったことがなかった息子だが、5か月を1週間過ぎた土曜の朝に変化があった。最初は体温が少し高いくらいかなということで特別気にしなかった。2日前にBCGの予防接種を打ったことで影響があったのかもと思ったりしたが、BCGでは発熱の影響はないらしい。妻が何度か接触型の体温計で測ると38度を超えていたので、いったん私が所用で外出しかけたところをやめて小児科に連れていくことになった。小児科の先生から教えてもらったのだが、6か月以内の赤ん坊は母体から免疫を引き継いでいるので、通常38度を超える発熱をすることはない、何か深刻な理由がある可能性がある、と怖いことを言われ唾液検査と血液検査をしてもらった。血液は足の皮膚を切って血液を採取する。当然大泣きするが、痛々しいやり方だ。血液採取は大人でもそうだが、もっと負担の少ないやり方がないのかといつも思う。結果は15分ほど出るということで結果をその場で聴くことになる。結果はなんと「コロナ陽性」。自分たちの耳を疑うような結果だった。最低5日間は外出を控え、り患させないようにということだった。赤ん坊に感染させてしまうとはと自己嫌悪に陥りそうだが、実は私はその前日と前々日にひどく体調を崩し寝込んでいたのだ。コロナの予防接種は5回も受けているので、自分から感染させたと認めたくはないところだが、それ以外だと予防接種に行ったときに具合の悪そうだった幼児から感染したのかも、などと考えてしまう。薬が処方され、ミルクの前に飲ませると指示を受けた。
息子の発熱はあるものの、ミルクを飲まないとか疲れた様子があるとかほかになかったので、自宅で安静に過ごさせることで、次第に回復することができた。仮に解熱せず、悪化するようなことがあればすぐに緊急の小児科に連れていく必要がある。乳幼児の安全に対する責任を強く意識させられる経験となった。まだ安静期間なのでこの先どうなるかわからないが、息子の様子は発熱前の状態に戻ったように見えたので、妻も落ち着きを取り戻した。
その後抗原検査で私のコロナの陰性を確認できたが、まさか自分の息子が陽性になるとはショッキングな出来事ではあった。

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