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【#102】英語をキモチで理解する 『ハートで感じる英文法』

今回は大人の学び直しに最適な本をご紹介します!

受験から大人の学び直しまで広く「学習」を見てきている人間として

累計48万部突破のベストセラー「ハートで感じる英文法」シリーズの2冊(『NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法』『同 会話編』)が、さらに読みやすくなって1冊に! ネイティブスピーカーが持つ英語の「感覚」を、厳選された24のトピックで解説。「本当はこんな感覚だったのか! 」と驚きをともなって納得できる“目からウロコの英文法"。NHK「ラジオ英会話」講師・大西泰斗氏の、英文法書の原点とも言える決定版。

英語学習をしている人はとりあえず読んでくれ!
というレベルの良書です。

僕は学生時代は英語が一番苦手でした。

理由は英単語が覚えられないとか、文法の説明が難しいとか色々あるんですが、端的に言うと

窮屈な感じがする

ということです。

問題を解いていても

「このルールにより③はダメ」
とか
「このルールで①が正解」
とか

無限にルールを後出しされる感覚というか、常にルールに縛られている割には、ルールが際限なく出てくるという…。キリがない感覚に陥っていました。

自分の受験はどうにか乗り切ったものの、
塾講師として英語も教えなければいけない立場になり、
改めて英語を学び直す上で出会ったのがこの本です。

この本は
英語をルールではなく「感覚」で捉える
ための本です。

「ハートで感じる」というタイトルの通り、無味乾燥なルールの解説ではなく

「この形には、こんな印象を受ける」

という英語話者の感覚が見事にわかりやすく解説されています。

「正しいー正しくない」
という捉え方ではなく

「この表現だと、何が伝わるか?」
という捉え方に変わります。

これが学生時代の僕に欠けていた感覚で、これから英語学習をする人に真っ先に身につけて欲しいことです。

マジメに英語学習をすると、どうしても

「この言い方は、間違い」

みたいに間違った形は間違っているという理由で切り捨ててしまいがちです。

ですがこの本が素晴らしいのは

「この言い方は間違いです」
で終わるのではなく
「こんな意味で伝わっちゃうよ?それはマズいでしょ?だからダメなんだよ」
というところまで教えてくれるところです。

ただ単にルールに即しているか反しているかという観点では英語学習は辛くなってしまいます。

そうではなく、英語をハートで、キモチで、感覚で理解する。
そうすると間違った英文にすら意味を見出せるようになります。

英語学習は、そうなってからが楽しい。

英語学習を無味乾燥なトレーニングに感じてしまっている人は、是非試してみて下さい!




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