夢女子だった時を振り返ると、

恋ってゆーピンクのキラキラ


私の本格的な初恋っていうのは、二次元の、フォロワーが作った創作キャラに対してで、まあ夢女子なんですけど。夢女子やってた時、すっごい楽しかった。生きているのが最高に気持ちよくて健康だった。恋して初めてわかったんだけど、私は片想いだったんだけど、手放しに、真っ直ぐな感情をぶつけられる矛先があるのってすごく簡単な自己欲求の発散方法なんだと思う。


矛先向けられた側からしたらえらいこっちゃだよね。アイドルとか職業でもなく、事前にそうだという心構えもする間も無く突然他人から強い感情が飛んでくるのって恐怖だと思う。まあなんか、今更謝ってもどうにもならんことだけど、当時の私暴走してたなあって反省はしてるよ…ってことで。


好きという感情って軌道に乗るとすごく上手いサイクルで事が動く。
私は勝手に「人生の当て馬」って呼んでるんだけど生活をしていく上で、今日何を食べるか、どんな服を着てどんな気分で一日過ごすか、隙間の時間にどんなことを考えるか。私はテーマがないと以上のことが決められない。そこに一段階上の、好きの対象があって、その対象に向けての選択が、私の生活を成り立たせていく。
なんて自分本位なんだ…でも夢女子って面白い。普通なら一歩引いて考える行動も、もうタガが外れちゃってるのでおかしな行動がわりとすんなりできてしまう。おかしいので面白い。当時のフォロワーが芸能人の使ってる香水と同じやつ買って、それを枕に吹きかけて「彼の匂いがする…」みたいな遊びやってたんだけどほんと笑う。

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まあそれもさ、好きの対象が自分の日常の視界の中に入ってこなくて相手の顔色伺ったりしなくて済むから、好きなだけできるんだよね。楽しーわー
私はさっき言った通り好きの矛先の相手が本当に受け止めきれなくなって、拒否反応を見せて来たからやばい、迷惑になってるってガチ反省して息を潜めたわけですが、
もうやらないし、てか二度とできない体験だったなっていい思い出としてベラベラ喋ってますが懲りてねーなと言われたらそうかもしれない。けど夢女子って面白い。
オタク、ガチ恋も面白い。あーあほんとにもう、皆当て馬が無いと地に足付けて生きていけないんだよ。
そんな自分本位で無様なオタク、ガチ恋、夢女子が楽しくて好きだし、これまでの思い出をずっと理解したままでいたい。


電飾が好きで、イルミネーションが好きで花火が好きでスポットライトが好きでサイリウムが好きで光が好きだ。
ただ美しいというだけ。意味なんて無い綺麗なものに、きっと必要なはずだったと見出して行く光。綺麗なまま。ただそれだけ。

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