【ネタバレ注意】マッドラットデッド。いつ死ぬのか、ネズミの時系列

マッドラットデッド、楽しかったです。
これほどまでにハマるのは久々だと思っています。

曲の波長が合っているのか、登場キャラクターに惹かれたのか。

おそらく両方です。
switchにヘッドホン繋いで曲を無限ループで聞いていられますし、
マッドラットに対して愛おしい思いを抱いています。
とても推したい。

さて、作中でマッドラットは活動の時系列に注目して、
整理してみましょう。

なお、否応なしにネタバレをしてしまうので、
未クリアの人はクリアしてから読んでください。









起こった出来事

まずは実際に何が起こったのか、
そこから順番にまとめましょう。

①マッドラットは手術された。

②カミサマに巻き戻してもらって手術前の状態に戻った。

③その過程でマッドラットの中にいるハートが目覚めた。

④なんやかんやで満足してさて死ぬかってところで
 カミサマによって強制的に手術前まで巻き戻された

⑤手術前の状態だとハートがいなくて普通のラット

⑥手術後になるとハートがいてマッドラットになっている

⑦最終的に手術前のうちに脱走する


マッドラットの認識

初期(カミサマと会って活動を始めたくらい)

・自身は手術されて死んだ。

・カミサマに巻き戻してもらった。

中期以降(強制的に手術前に戻ったくらい)

・手術前はハートがいない。

・手術されて死んだわけではなかった。

・手術後はハートがいる。

・心臓移植手術でその時にハートとカミサマが入り込んだ。


状況と認識の相違

マッドラットの中で初期と中期以降で認識が変わります。

こういう時はわかりやすく図にしてみましょう。

画像1

初期の認識が①、
中期に②の状況を実体験しました

手術で死んで神様に巻き戻してもらった時は、
その時点で外見はマッドラットになっていましたし、
胸の中にハートが居ました。

強制的に巻き戻された時だと、
普通のラットになっていて、
手術されましたが死にませんでしたし、
手術中にハートが仕込まれたのを見ました。
そして手術後にはちゃんとハートが居ます。

辻褄が合いませんが、
実体験した以上は②の方が事実なのかもしれません。


カミサマの特徴と性格

そこで一番重要になるのは元凶のコイツ。

・時間遡行能力を持つ

・マッドラットに幻覚を見せることができる

・幸せに死なせてあげようという美徳はある

・美徳はあるけれど猫に食べられてもらうのが最優先事項

ちなみにこいつの正体はトキソプラズマという寄生虫です。
詳しくはググってほしい。

彼女はあらゆる手段で猫に食べられてもらおうと企みます。
時間を丸ごと巻き戻して何もない朝に戻すことも厭いません。

マッドラットの認識と状況を一致させるためには、
このカミサマが嘘をついたと考えるしかありません。
虫如きが神を名乗り幻惑して騙すくらいです。
嘘くらいつくでしょう。

①マッドラットは手術された。

②カミサマに巻き戻してもらって手術前の状態に戻った。(嘘)

③手術が終わって普通に目覚めた。
 手術後だから縫い目もあるしハートもいる。

時計の演出は嘘、
彼女の巻き戻したという言動も嘘。

こう考えるといい感じに辻褄があいますね。


んで、いつ死ぬの?

情報不足でわかりません!
最悪の結論ですね!
これで「いかがでしたか?」
なんて言い出したらよくあるアレな記事ですよ!

不足している情報はこの2つです。

・手術しなかった場合、どのくらいで死ぬのか

・手術した場合、本当に1日で死ぬのか

手術をしなかったら夜を待たずに死ぬ
とは作中で言われますが、
自然死をした描写はありません。

実際に死んでいない以上確定はできません。
とは言え、本人の様子からするとだいぶ弱っているのは間違いないので、
寿命が近いというのは本当でしょう。
ネコの背に揺られ、しばらくは旅できるかもしれません。


では手術した場合のタイムリミットの方はというと。
これも実際に死んだ描写はありません。
むしろバリバリ元気に動き回ってます。
こんな元気なのが本当に死ぬの?といった状態。

元をただせば、
あまり信用ならないカミサマが言い出しただけのことです。
そう考えるとあまりアテにはならないでしょう。

ハートも同じことを言いますが、
最初は知らない様子でしたし、
ハートの方も
マッドラットがそういうんだからそうなんだろう。
と言う感じに認識しているように見えます。
なのでこちらもアテになりません。

マッドラットは当然何も知りません。

そうなると可能性が高いのは
  カミサマの嘘
彼女は明確に目的をもって嘘をつきます。
その全ては【猫に食べられてもらうため】です。
檻の中で安穏と暮らして自然死されたら目的未達成です。

 1日だけしかないからいますぐ動け!

嘘でもいいからリミットを設けることで誘導を急ぎたかった。
そう考えると自然ではないでしょうか。

あとがき

この3人組の様子は大好きでした。

最後にはなんでそれはよくて私はダメなのと問うも、
共存できないからと切り捨てられるところに無常を感じました。

マッドラットができるだけ長生きしてくれたらいいですね。

せめてあの女の子に会うくらいまでは。

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