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放課後。 僕と友人の満寛とで駄弁っていたら、同級生でオカルトコンビの十朱と芝が入って来た…
吐く息が白い。冬だ。 僕はそんな当たり前のことを考えながら、すっかり暗くなった通学路を歩…
学校から家までの近道にお寺がある。 大きな敷地で、塀が百メートルは続いているんじゃないか…
夕暮れ時の弓守家。 ピンポン、とインターホンが鳴った。 満寛は苛立ちながらモニターを確認す…
大学一年の夏。 僕は免許を取った。練習にドライブがてら夜の道を走ろうかなと呟いたら、既に…
その日は、高校の入学式だった。 教室から、僕は式を行う体育館まで、他の新入生たちの後に付…