推薦図書
今、あらゆることで差別や偏見がある世の中だけど…
私の母校の国語の担当の先生にお願いして、薦められた本は島崎藤村の
破戒
その本を買う為に図書券を投資された夏の日…
ひたすら夢中になって読んだ。
その戒めを護りながらも…身分の差、その身分故に恋や愛も叶わないという主人公。
社会は…まだ根強い差別がある日本の明治から…
士農工商から四民平等…言葉は変わっても、やはり士族は士族…貴族は貴族…
故郷のことやそれを聴いて言われの無い噂…
でも…それに負けずに身を斬る想いをする活動家や次第に主人公の想いに気付き、結婚するのに身分とか…そういうことは関係無いという女性の気持ちを捉えて欲しいと…今の若者に願う。
卒業前に、その先生から
問われた。
「お前の見立て、あの二人は幸せに一緒になったと思うか…?」
私は応えた。
「彼女は苦しくても、彼と幸せに絶対になりますよ…!」
その先生が優しい顔で
「そう信じて、お前が正しいというなら…それが立派な答えよ。」
今でも胸が高鳴る気持ちがあるから…
やっていけると私は思う。
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