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2021年5月30日

【日曜日、週毎に】

 二番目のコースを歩き始めたところ。昨日の暑さのせいでちょっとぐったり、というか、表皮にじんわりと沁みる熱を残したままに目覚めた、日曜日の今日です。今日からは振り返る時間もたずさえて、また見たり聞いたりしに行く(次回)までの復路だと、ふと思う。輪ゴムほどの、決して大きくないけど伸縮性のある環をたどっているイメージ。旅に出るより、度々に赴く。自分と出会い過ぎるのはうざったいけど、震動してブーンと音がする日もある。五月の終わり。

 何かヤバくなーい?!と言わずにはいられない齢をそろそろに近づけた。意地が悪いことを、何とかしなくてはと思う。ただ、これまでのくさくさした心がするりと翻ったような感触こそあって、それは一昨日の正午頃、何かしらのボタンかレバーを、誰かが押したか傾けたおかげだという気がしている。地球の反対側でカーテンを閉めた人の、かもわからない。

 16時になろうという今しがた、玄関のチャイムが鳴った。覗き穴の向こうに男女の姿がある。「引っ越しのあいさつ」以外に疑いようのない雰囲気だったので、「今開けます〜」と叫びながら、急いでマスクを着けて出た。おとなりに越してきた二人は「I田です」と言ったようだったけど、うまく聞き取れず。私も「N村です〜」と告げたものの、相手にはっきりとは届いてない感じだった。それでも、どこか感じのいいお二人でした。菓子折りをどうも。お返しを、考えておきますね。

 それから少しの時間、雨が降った。スコールみたいなにわか雨には夏の気配がある。だけど?関東はもうすぐ梅雨入り、と。土曜日の午後はテニス(体育)だから、降らないでほしいと願う。私はやらないけど、演習室の窓のそこ、そのシーンが気に入り始めた。風を入れたい。くぐもった声がするのも何かいい。そこで作ったり、書いたりしたい。

 やる気が出てきた、というか、元気だったじゃん!と思えたので、、ありがとー!うぇーい!

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