天皇賞・秋予想

今週東京競馬場は雨が降ることなく久しぶりにパンパンの良馬場で開催。明確な逃げ馬がいないのでペースはスローになることが予想されます。頭数も12頭と少ないので軽く全頭考察しようと思います。


1.ブラストワンピース

同世代の中では実力上位で期待されていたが、3歳時有馬記念勝利以降ぱっとしない成績。3歳の斤量差が一番活きる時期にそのことを活かして勝ってしまったという表現が正しいだろう。実際はG2G3クラスの馬だと思う。大阪杯は適条件だと思っていたが、ペースが合わなく伸びない所を通ったとはいえ負け過ぎだと思う。このコース有利な内枠なので買い要素が無いわけではない。

2.カデナ

右回り(4.2.2.10)・左回り(0.1.1.6)と右回りの方が成績が良い。大阪杯唯一後方から追い込んできたが、得意の右回り&伸びる内をすくっての上がり最速。苦手の左回りな上このメンバーで通用するかは疑問。

3.ダイワキャグニー

東京コース(8.1.1.8)で東京以外勝ち星がない無類の東京巧者。前走の毎日王冠はサリオスから0.5離されたとはいえ去勢明け初戦から2着と好走。有利な内枠で田辺騎手はこのコースの成績も悪くない、ただこのメンバーで勝ち切れるかは疑問なので相手まで。

4.ダノンキングリー

新馬戦は東京1600mでカレンブーケドール、2019共同通信杯ではアドマイヤマーズにそれぞれ勝ち。2019ダービーは差のない2着。2019毎日王冠はハンデ差があったとはいえ天皇賞3着のアエロリットと春秋マイルG1連覇したインディチャンプに完勝。この様に東京コースはかなり合っている。馬券外がマイルのみなことを考慮するとそもそもマイルは合わないのだろう。休み明けの成績も枠も良くG1で好走するならこのレースしかないので重い印を打ちたい。

5.ウインブライト

香港G1を2勝していて実績だけは上位人気馬に引けを取らない。右回り(6.2.0.6)・左回り(1.0.0.5)と右回りに良績が集中している。左回りは東京コースしか走ってなく左回りの成績がそのまま東京コースの成績。これだけ適正に差があると買えない。

6.フィエールマン

長距離スローペース戦では成績が安定している。ただ中距離戦になるとG2程度の馬と書いたブラストワンピースに負けるレベル。最近の長距離戦のレベルに疑問があり人気で消したくなるが、ただスローペースになりそうで展開は向きそうなので相手まで。

7.クロノジェネシス

G1勝ちが右回りのみで右回りが得意と一般的に言われているが、左回りも(2.0.1.0)と悪くない。ただ上がりが問われる展開はあまり得意ではなさそう。クロノジェネシスの成長曲線は上昇中か最高値、アーモンドアイは下降気味ということを考えると現役最強馬になっていてもおかしくはない。

8.キセキ

勝ちきれこそしなかったが、ここ2戦どちらも道中動いていって2着と優秀。ただスローペースは向かなく、速い上がりが使えるわけではないので今回は消し。

9.アーモンドアイ

東京実績はメンバー随一。ただ最近はスタートの安定感も無くなってきている。前走の安田記念ではスタートが上手くいかず後方からになり脚色はノームコアと同じくらいか少し負けている感じだった。ノームコアも東京が得意とはいえ全盛期ならノームコアに脚色は負けないと思う。去年の安田記念は出遅れてなお負けて強しの内容だったが、今年の安田記念はグランアレグリアに完敗。これらのことから衰えを感じる。香港に登録しているのは陣営ももしかしたらここをとりこぼすかもと思っていてコロナでメンバーが手薄になりそうな香港で何としても芝G1最多勝利を取ろうとしているのではないか?ただ他の馬で脂が乗っているのはクロノジェネシスしかいないので衰えていても通用する可能性は高い。

10.スカーレットカラー

速い上がりは使える馬、ただ馬券内に来る時は後方からの追い込み。このメンバーで通用するかは疑問。

11.ダノンプレミアム

去年の天皇賞秋の2着馬。去年の安田記念はスタート不利を受けて最下位。今年の安田記念は不利などなく力負けの13着。一見すると衰えている様に見えるが、2走前のクイーンエリザベスステークスの1着馬アデイブは英チャンピオンステークス勝ち、2着馬ベリーエレガントはコーフィールドカップ勝ちとどちらもG1勝っていてレベルは高かったと思う。スローペースでの好走実績も多く展開は向きそうなので抑えまで。

12.ジナンボー

去年の秋はまだ実力が足りずG1の壁に跳ね返されてしまった。前走の新潟記念が優秀。差し決着の中逃げて上がり33.1でタイム差のない2着。新潟記念1着のブラヴァスはG1に出ても通用すると思っているのでこの馬を評価しないわけにはいかない。


予想

ここしか買う必要がないダノンキングリーを本命にしようと思います。陣営もマイルCSは向かないことは去年わかっているし、ここは勝ちに来ると思います。

対抗はアーモンドアイ。いくら衰えているからといっても東京コースでは頭一つ抜けているし、逆転出来る馬も少ないので対抗評価。

相手は前走強く本格化を感じるジナンボー。現役最強馬になっているかもしれないクロノジェネシス。展開が向きそうなフィエールマン・ダノンプレミアム。東京巧者のダイワキャグニーまで。

◎ダノンキングリー
○アーモンドアイ
▲ジナンボー
△クロノジェネシス
 フィエールマン
 ダノンプレミアム
 ダイワキャグニー


買い目は
ワイド◎→○
馬連◎→○厚め
  ◎→▲△

ボーナス
3連複◎→○→▲△

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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