角野隼斗→水野蒼生→マックス・リヒター

24時間前には私の世界線に存在していなかった音楽が今日の私を満たしているという不思議。

今、私のSpotifyから流れている音楽はマックス・リヒター。昨日、推しがインスタで紹介してくれた曲からアーティストをお気に入りにして鬼リピしている。

自分の暮らしを精一杯生きているだけでは知り得ないことがある。推しは、時々そんな狭い世界の外にある素晴らしいものを教えてくれる。

推し=角野隼斗(かてぃん)は私が大好きなピアニスト。彼のインスタで昨日はじめてリヒターの音に触れたとき、私は彼の友人であり仕事仲間である水野蒼生をそこに見たような感覚になった。

水野蒼生さんは、指揮者でありクラシカルDJ 。クラシック音楽を現代に広めるべく活動をしている、みたいな感じなのかな。彼についてなにかツイートすると気軽に「いいね」をくれたりする気さくな人柄でありながら、実はクラシックの名門レーベルであるドイツ・グラモフォンから作品を出しているという若き巨匠だったりする。私とは生きる世界が何万光年も離れているようなスゴイ人だ。

私が彼を知ったのも推し経由だった。去年の夏に開催されたKAJIMOTO主催のクラシックフェスがきっかけ。

リヒターさんは作編曲家でピアニストでもあるらしいのだけど、私はその方面にはまるで疎い。なんせリヒターさんほどの人を知らなかったくらいだ。だから似ているとかそういうのを括れるとは思っていないのだけれど、リヒターを聴いたときに自分の中に生まれた感覚…空気感、色彩感が水野蒼生のそれととても近かった。

ああ、これはきっと水野さんが源流で、彼からかてぃんさんに伝わったのかな、と、なんとなくそんなことを思った。(実際どうなのかは不明です!)

で、ツイートでオススメしたら水野さんがちょうどのタイミングでリヒターさん情報を自身のTwitterに引っ張ってきてくれていた。

なんと対談していたのですね! それにしてもTwitterすごい。反応のリアルタイム感がハンパない。こんなふうに優しく彼らのいる世界線に招待してもらえる時代、本当にすごい。(もちろんググればわかることではあるのだけれど)この対談を読んで、「ポストクラシカル界最重要人物」、なるほど納得! と彼らに共通して感じた空気の正体も知ることができた。

私は基本Spotifyで聴いているけど、記事にするときはきっと映像がある方がいいかな。マックス・リヒター、本当に知らずに生きてきた時間を後悔するくらい素敵だから、もし知らない人がいたらぜひ聴いてほしい。特にヴィヴァルディの「四季」とかすごい。もともと華やかな曲だけど、色彩感大増山盛り! ほかにも暗めの曲とか実験的な要素多めの曲とか、どれもかっこいいから、ぜひ。King Gnu(キングヌー)の常田大希さんがやってるmillennium parade(ミレパ)好きな人にも刺さるんじゃないかな、なんて。

なんとそんなリヒターさんの映画も絶賛上映中。水野さんのツイートにもあるけど、「SLEEP マックス・リヒターからの招待状」2021年3月26日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開、らしい。近くの人には行ってみてほしいなぁ。私は今、映画とかおでかけ行けないので、行ったらぜひ感想聞かせてください。

水野蒼生さんの最新アルバム「VOICE」からも1曲、置いときます。かてぃんさんもピアノで参加しているということもあって、こちらもSpotifyで鬼リピ中。これだけじゃなくアルバム通して全部最高だからぜひ水野さんのチャンネルでたくさん聴いてほしい。ちなみにリヒター作品に「VOICES」という本当に喋ってるポエトリーリーディング的アルバムがあるのだけど、偶然でもオマージュでも、タイトルで繋がってる感あっていいなと思った。

そして抜かりなく推しも推すのが推し事なので、角野隼斗も置いとく。(定期)けどかてぃんさんの動画、どれ貼るかいつも悩む。彼は多面体だから笑

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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