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2023年のお仕事。

松澤くれはです。

あっという間の1年でした。

4月から新しいアニポケの放送がはじまり、シナリオコーディネーターという立場から毎週のアニメ作りに携わってきました。
会議を重ね、アフレコに立ち会い、たくさんの素敵なキャストさんスタッフさんと一緒に大きな冒険の旅に出た心地で、ずっとわくわくしながらお仕事ができました。

おかげさまでシナリオも数多く書かせていただきました。
現段階で担当した話数は、6.7.12.13.18.23.26.31.32話です。
本編をご覧になられた方は「あー、あの話かー」などと振り返っていただけたら幸いです。

どのエピソードも一生懸命、心をこめて書いた大切な物語です。
とくにキャップとフリードの出会いを描いた第18話『そらとぶピカチュウ、どこまでも高く!』は思い入れが深く、担当できた経験は生涯の宝ものです。

子どものころ、赤・緑のゲームソフトを手にしたときから、初めてポケカの拡張パックを開けたときから、アニメ放送の第1話がはじまったときから、ずっとポケモンとともに成長してきて、人生における節目節目の記憶はポケモンの思い出と結びついています。たくさんの素敵なものをポケモンからいただいてきました。
こうしてアニポケスタッフとして参加できたことに感謝するとともに、より一層頑張っていきたいと、そう思っております。
これからもぜひご視聴ください。


また、そんな毎週のアニメ放送という日々のなかにあって小説を2冊、刊行できたのは、ひとえに読者の皆さまからのご声援あっての賜物です。

胡桃沢狐珀の浄演シリーズ
『想いが幕を下ろすまで』
『暗転するから煌めいて』

20年近く演劇を作ってきた自分の体験や、そのなかで感じた想いなどを詰め込んだうえで、死んだひとと生きているひとが言葉を交わして分かり合う奇跡を描きたいと、このシリーズをはじめました。
小説を書くというのは、時間も労力も相当に使うフルマラソンでして、読んでくださった方々のご感想があって初めて筆をとる気持ちがわいてきます。いつもありがとうございます。

来年も、生活のほとんどの時間を机に向かってキーボードを打つことに費やせたらどんなに幸せだろうと思いながら、まだまだやりたいこと書きたいことはたくさんたくさんたくさん頭のなかにあるので、やってやるぞー!という気持ちを膨らませつつ、新しいお仕事もいただけますようにー!などと願いながら、来年を迎えたいと思います。

生きにくい日々のなかで大切なものを見過ごさない、あなたにとっての物語を、これからも紡いでいきたいです。

本年も大変お世話になりました。
皆さま、良いお年をお迎えください。


2023.12.31 松澤くれは

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