株式会社ゆめみ入社後2か月時経過観察(1/n)

はじめに


2023年4月に株式会社ゆめみ(以下ゆめみ)に新卒として入社しました。suagです。

今のところtwitterへの技術的な投稿(という名の相互の鉞の投げ合い)をする予定はないので、その目的のアカウントは作成していません。

軽い自己紹介

  • 2022年度情報学修士学位取得

  • 2023年度サーバサイドエンジニアとしてゆめみに新卒入社

  • 在学中から2社で業務委託のエンジニアとして働いており、(青色申告のために仕方なく)個人事業主届提出済み(のくせに一回も青色申告していない)

  • 上記2社の業務委託は新卒入社後も継続(3足の草鞋)

株式会社ゆめみとは

さて、ここで「新卒で入社したのに個人事業主も継続するのか?」と思われる皆さんもいらっしゃるかもしれませんが、ゆめみは副業が可能なので問題ありません。むしろ副業推奨とまで言われています。

ゆめみは変な会社です。入社して2か月経過しましたがまだ全貌がよく分かりません。ゆめみは社内のあらゆる膨大な情報をインターネットの海に放流しているため、興味のある方はどのように変な会社なのかは自分の目で確かめていただきたいと思います。入社して2か月の間にもたくさんの新しい制度が生まれ、そして消えていきました。この会社はあと何回変身を残しているのでしょうか?

ゆめみの変な制度についてはたくさんの著名な方が記事を書いているので(誰も読まないようなこんな目立たない記事に書いても仕方がないので)今回は割愛します。とはいえ、この2か月について言及する際に出てきた仕組みについては適宜簡単に説明します。

志望理由

長々と自己紹介を失礼しました。ようやく本題です。この章では入社から2か月が経過して現在何を感じているかについてまとめます。

さて、入社してからの事について話すなら入社する前とのギャップについて話すのが楽だろうということで、ということは何を期待して入社したのかを明らかにすることが早いだろうということで、志望動機を順不同でまとめます。

  • ソフトウェアエンジニアとして働きたい

  • お金が欲しい

  • 出社したくない

  • 圧倒的な技術力を身につけたい

  • 大きいプロジェクトがどのように作られているかを感じたい

  • チーム開発をしたい

  • ユーザに使われるものを作りたい

細かい志望動機を上げればまだあるとは思いますが、パッと思いついたのはこれくらいです。以下、それぞれについて小見出しで志望動機の詳細と、2か月経過時の感想をまとめます。

志望理由詳細と2か月経過時点での感想

ソフトウェアエンジニアとして働きたい

[志望理由詳細]
大学で情報系の学部に進学した際には「PCの事に詳しくなっておけば(将来仕事にするかはともかくとして)困ることはないだろ~」くらいのモチベーションでした。入学してから分かったのですが、自分は幸運なことにプログラミング(やその考え方)がそんなに苦手ではないらしく、これを仕事にしても「苦手で苦手でどうにもならなさそう」なんてことにはならなそうだと感じました。逆に、怒りや悲しみといった人の負の感情と向き合わないといけない(士業を含む広義の)接客業は非常に苦手だと感じていました。その点ではエンジニア適性✖ではなくて非常に良かったと感じています。

[2か月経過時点での感想]

職業エンジニアは辛かったです

などという感想を期待されていた皆さん、申し訳ありません。
現時点では非常に楽しいです。

その要因として、上記の自分の見積もりが間違っていなかった、そしてゆめみの環境が良いということが挙げられます。ありがたいことに、会社内で性格に難がある人には今のところ遭遇していません。こればっかりは入社するまで分からない運要素でしたが、同僚ガチャSSRだったようです。自分も他人にとってSSRになれるように頑張ります。たまに技術的な思想が強い方はいますが、その思想の強さを他人に強制していることはないので、デメリットなく成長できる非常に良い環境だと考えています。

お金が欲しい

[志望理由詳細]
生活のためにはお金が必須です。お給料なんてなんぼもらってもいいですからね。提示された初年度の年収がそれなりによかったのでそれだけで志望度が上がりました。

ゆめみには、自分の給与を自分で決定することができる「給与自己決定制度」なる制度があります。

端的に言うと

suag) 自分の年収をX万円にしたいです。
社長) ええで~

という仕組みです。この仕組みがあることで、生活に不便がないくらいにはお給料をもらえることができると考え、給与面での不安はあまりありませんでした。この仕組み、意味が分かりませんね。(意味が分かりません。)

また、詳細は省略しますが、他にも様々な福利厚生の制度があるため非常に好待遇だと感じました。

[2か月経過時点での感想]
給与自己決定制度の大枠としては上の説明で間違っていないのですが、実際に希望年収を提示するステップはもう少し面倒臭いです。

詳細は割愛しますが、自分のスキルを星取表で明確にし、スキルパスを考え、自分の評価を複数人からレビューを貰い…という複数のステップを踏み、提示金額の妥当性が検証されます。

つまり、

社員Y) ワイは、年収5000兆円を希望するやで~

が誰にでも許されているというわけではありません。(逆に言うと、妥当性があると判断されさえすれば、どんな金額でも給与として受け取れるということなんだと思います。やっぱり意味が分かりませんね。)

そして、そのステップが思ったより面倒臭いらしく、給与自己決定制度ではあるものの、そんなに頻繁に自分の給与upを提示している人は少ない印象があります。

自分自身も、給与upを提示する権利自体はすでに付与されていますが、給与upのタイミングが年1、多くても年2に収まりそうな予感がしています。

出社したくない

[志望理由詳細]
ソフトウェアエンジニアは最低でもPC1台があれば仕事が完結します。そのため、フルリモートが可能な職種です。そんな中毎日出社するのは自分のような怠惰な人間にとって非常に辛いと思っていました。

ゆめみはフルリモートが標準となっているため「基本的にみんな」フルリモートです。そのため在宅勤務が可能です。そして、物理的な出社がないことの副次的なメリットとして、日本全国どこに住んでも良いというものがあります。とてもありがたいですね。

また、フルフレックスの性質も併せ持っているため、slackを利用した非同期テキストコミュニケーションが中心です。「必要なことはslackやnotionのどこかに書かれている」という状況は物忘れが激しい自分にとっては非常に助かります。

[2か月経過時点での感想]
本当に出社がありません。入社して2か月経過しましたが、仕事で出社したのは入社式(とその翌日の個人的な本社見学)の1回のみです。

どこに住んでも良いという仕組みを利用して、入社のタイミングでオフィスがない(家賃の安い)地域に引っ越しましたが、何も困っていません。

唯一困ることがあるとすれば、引っ越し先で「何でこっちに引っ越してきたんですか?」という質問を受けた際に、少し説明に困ることくらいです。「会社がこっちなんですか?」と聞かれたときに「いや、オフィスは東京です」と答えると毎回変な顔をされます。(ごめんなさい)

そしてslackが想像以上に活発でした。slackの投稿数がえぐいことになっており、1日開かないだけで、翌日にいつまでたっても未読が消化できないというデメリットはありますが、それは持ち前のツイ廃力でカバーしています。

ojtチャンネルという名の個人的なことを書くチャンネルが1人1人にあるのですが、分からないこと、仕事上でつまったこと、日常のしょうもないことをつぶやくと、優しい同僚の皆様からアドバイスやコメント、スタンプが飛んできます。皆さん自分の仕事は大丈夫なのでしょうか?ありがとうございます。

自分の思考を常に垂れ流しながら仕事をしている状態です。対面のオフィスでやると、常にブツブツと独り言を言いながら仕事をすることになってしまうので、テキストコミュニケーション中心で良かったなと心から思います。

どうしてもしゃべりたくなったらslackのハドルを使って同期的にコミュニケーションも取れるので家で一人で働いているさみしさは今のところ感じていません。

3000字を越えたので2/nに続きます。

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