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今ドン底にいる奴こそ、一番人生楽しめる説

「人生は楽しんだもん勝ち」という思想がある。

それはどんだけ金もってようが、どんだけ異性にモテてようが、どんだけ仕事で上手くいっていようが、それを楽しく思ったり幸せに感じていないなら、意味がないということ。

どんだけ金なくても、どんだけモテなくても、どんだけ仕事上手くいかなくても、楽しいと思ってたり、幸せだと感じているなら、それが一番だということ。

つまり、金とかモテとか仕事とかも全てのことは、楽しむための手段に過ぎないということであり、楽しんだり、幸せになることが一番なんだという考え方。

これは本当に一理ある。

確かに色々なことに上手くいっていても、楽しんでいなければ意味がない。お金をたくさん持ってても楽しんでなければ意味がない。結局人生楽しめてるかが全て。

だとすると。

今ドン底にいたり、今人生上手くいっていない人こそ、これから一番人生を楽しめるのかもしれないんじゃないかと思う。

なぜか。

人間には慣れがある。

今人生上手くいってたり、成功してる人は、楽しさや幸せを既に手に入れ、もうその当たり前に慣れている。

例えば、イチロー。
ちょっとやそっとじゃ、幸せを感じることはできない。もう慣れているから。
お金があるのは当たり前。車も当たり前。綺麗な奥さんも当たり前。みんなから注目を集められるのも当たり前。美味しい物を食べられるのも当たり前。欲しい物を買えるのも当たり前。当たり前になるとそれはその人にとって楽しいことでもなく幸せに感じることもなく、普通のことになる。

確かにイチローは楽しい人生を送っているが、それは過去の話。確かにそれを手に入れたときは嬉しかっただろうし、楽しかっただろう。しかし、それはそのときだけの話。今楽しいかといえば違う話だし、これから楽しいかと言われればそれは全然わからない。昔は最高だったというだけ。

むしろ、楽しいことや嬉しいことを味わい尽くしているから、それに慣れているし、ちょっとやそっとのことじゃ楽しさや幸せは感じられなくなっているはずだ。少しずつ楽しさや幸せを感じるハードルは高くなる。

しかし、絶望、ドン底にいる人たちは、絶望ドン底状態が普通。だから、皆が普通にやっていることですら、楽しく幸せに感じられる。ちょっとしたことでも、幸せに感じられる。

外食だけで幸せに感じるかもだし、トイレと風呂が別なとこに住めるだけでめちゃくちゃ幸せに感じるかもしだし、人と交流が持てるだけで嬉しく思うかもしれないし、仕事をするということをめちゃくちゃ幸せに思うかもしれない。みんなが当たり前が、そういう人たちにとってはめちゃくちゃ幸せになる。

確かにドン底に落ちたときや絶望になった直後やそこから一定期間はは辛いし苦しい。だけど、それもすぐに慣れるし、過去のことは忘れていく。昨日苦しかったことは昨日苦しいだけで、今日苦しいわけではない。ドン底だった2年間は、その2年間が苦しいだけで、今苦しいというわけではない。

それに何より、そういう苦しい経験を経ている人ほど、当たり前の有り難みを感じる力が高くなる。同じことが起こっていても、普通の人が感じることができない有り難みを感じ、幸せを感じることができるように思う。

だから、人生楽しんだもん勝ちという考えに立つのであれば、今ドン底にいるヤツほど、明日以降の人生を楽しめることになる。

今どんなに成功している人よりも、失敗しまくってたりドン底にいる奴の方が、明日からの人生を楽しめる。それって最高なことやと思う。

だから、存分にこれから楽しんでやりましょうや。

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