古代ギリシャ語勉強日誌①

こんにちは、S.Uです。

突然ですが、現在大学で古代ギリシャ語を受講しているので、その様子を日記っぽくまとめてみたいと思います。

第1課はアルファベットとの対応表でした。

この「アルファベット」ということば自体がギリシャ語の「アルファ/ベータ」から来ていることばなので少々重複言葉っぽくなっていますが。

「ギリシャ文字がアルファベットに似ているのではなく、アルファベットがギリシャ文字に似ている」のだそうです。

もともとはラテン語(ロマンス語)系の言語の文字であったアルファベットを現在の英語やドイツ語、フランス語などが拝借している形だそうです。

だから「ギリシャ文字がアルファベットに似ている」は順序が逆なのです。

古代ギリシャ語とラテン語の二つを合わせて西洋古典語と言います。

日本語でいう古文(いとあらまほしきことなり・・・のアレ)や中国語でいう漢文(レ点とか返り点のやつ)に相当します。

そのため、名残はありますが、仮に古代ギリシャ語を完璧にマスターしたとしても現代のギリシャでは通じないそうです。

では、何のために勉強するの?って話になると思いますが、これは古代に書かれた文献を読むためです。

アリストテレスやプラトンといった哲学者が書いた本や新約聖書は古代ギリシャ語で書かれています。

もちろん、現在では邦訳もいっぱい出版されていますが、古代ギリシャ語が読めるようになればそれらを原文で理解することができるのです。

とはいえ、古代ギリシャ語はラテン語と同じように非常に難解です。

ドイツ語をやっていても思いますが、英語がいかにイージーモードなのかがイヤというほど分かります。

格変化と性があると途端にややこしくなる・・・。

閑話休題。

第1課は以下のような表でギリシャ文字を対応させ、発音できるようになることが目指されました。

画像1

これはネットの拾い画像ですので、教科書に載っていたのとは違う表になります。

数学や物理で見るようなものも多いですね。

θ(シータ)と聞くと三角関数ですし、λ(ラムダ)と聞くと波長を思い浮かべます。

文字はどうやら覚えるしかないようです。

古代ギリシャ語はいったんアルファベットに転記して考えないとわけがわからなくなります。

しかし、裏を返せばこの表を覚えれば一応の発音はできるわけです。

最も簡単な例で言うとギリシャ文字で「βα」(そんなことばはないですが)は転記すれば「ba」になって、これで「バ」と発音することができます。

アルファベットへの転記が鍵になりそうです。

しかし、転記する際にも細かいルールがあり、すべての場合がそのままアルファベットにすんなり置き換わるわけではないようです。

古代ギリシャ文字は細かい点がたくさんついていて遠くから見るとシミにしか見えないような記号があります。

このシミのような記号によって転記のルールが変わるようです。

そこら辺はまだ自分でも理解できていません。

第2課はアクセントについてです。

アクセントについての面白い話が聞けましたので、また日誌②で書きたいと思います。

それではまた~!

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