RTA in Japan Winter 2022参加レポート - Stardew Valley編

はじめまして。こんにちは、Su_cstrakmです。
今回はRTA in Japanの参加レポート、Stardew Valleyをお送りします。

まず先に感想から言っておきましょうか。
何と言っても、RTA in Japanに自分の大好きなゲームであるStardew Valleyで参加できたことが本当に嬉しかったです!
RiJを機にStardew Valleyを買ってプレイしました!という報告も多数聞けてありがたい限りです。
見た目に反してプレイに集中力を使うRTAなので、解説として協力してくださったkazupoonさんにも本当に感謝しております。

で、Stardew Valleyってどんなゲーム?っていう話ですが、簡単に言うと牧場物語のようなスローライフ系のシミュレーションゲームですね。
田舎町の牧場を営みつつ、釣りに興じたり、鉱山へ冒険に出かけたり、はたまた南の島を目指してみたりと、やることがいっぱいで一生遊べてしまうゲームです。
とても好きなゲームなこともあり、バージョン1.4になった辺りから自分は自然とRTAも始めていました。

2020年初頭からRTAをしていたのですが、当時はランダムシードの公民館修復カテゴリをやっていました。
当時はシード値設定のオプションはまだありませんでしたからね。
その時は5時間かかってようやく完成っていう腕前でした(当時のWRは3時間切るくらい)。
んでまあ、実力に差があり過ぎたので程なくしてStardew ValleyのRTAはすぐやめてしまいました。

そっから1年くらい経ってバージョン1.5がリリースされ、高度なオプションとしてゲーム開始時のシード値の指定ができるようになりました。
それを見たとき、実力でダメなら戦略で勝負できるんじゃないか?と思い、シード値固定カテゴリを走ることを決心しました。

とは言ってもまずは乱数周りの情報を集めないことには始まりません。
ざっと調べてみると、Stardew Predictorというウェブブラウザ上で動くツールで行商人やジオードの中身などシード値から決定される要素を調べられることが分かりました。
ご丁寧にソースコードも公開されていたので、それを元に行商人から入手できるアイテムが理想的なものになるようなシード値を探索するツールを作ることにしました。

まあまずここが大変で、Stardew PredictorはJavascriptで書かれていたのですが、そんなものはまるで分からないのでそいつを解読する所からですよ。
この変数はどんな型の値が入っとるんや?などと苦戦しつつもどうにか意味を理解し、ついでにその過程でStardew ValleyがC#で書かれていることも知りました。
そしてStardew ValleyではC#というか.netのRandomクラスをそのままRNGとして使用していることも分かったため、多少やり慣れているVBでツールを作成することにしました。

なんやかんやあって最適な行商人の品物やらジオードの中身やらを探索するツールを完成させ、探索条件を色々変えながら10億通りはあるシード値を総当りで調べ、何日かかけてひとまず125985354という値を見つけだしました。

とりあえずその値を用いて試走し、最初は2時間40分くらいのタイムで完走させることが出来ました。
それでもまだまだランダムシードのWRとさほど変わらないタイムです。
動きを最適化したり、細かなチャートの改良を行いつつ最終的には1時間50分までタイムを短縮しました。

ちなみにこのRTAではAnimation Canceling (AC)というテクニックを使用するのですが、それの習得も頑張りました。
Rと右シフトとDeleteを同時押しすることで農具を使うなどのアニメーションを途中でキャンセルして高速化するのですが、2021年当時は1つのキーに対して1つのキーまで再割り当てが可能というルールでしたので、Rキーと右シフトキーをマウスの横ボタンに割り当てるためにそれ用のマウスも新調しました。
今はルールが変更されて1つのキーに3つすべてを割り当てても良いことになってるので、やりやすくなってますね。

ここだけの話ですが、このRTAをやっている時は実はコントローラーとマウスでプレイしています。
左手にコントローラーを持って、各ボタンにキーボードのキーを割り当てる形ですね。ゲーム側でのコントローラーの認識は切っています。

そして、RTA in Japanでの採用が決まってからは更に速いタイムを目指そうと、チャートを一新することにしました。
ゲーム内のプレイ日数を多くする代わりに行商人からの買い物を多くするシードに変更したところ、最終的に1時間42分まで縮めることに成功しました。

しかしRiJで走るにあたり、Stardew Valley自体は知名度はあるものの、Stardew ValleyのRTAとなると日本ではかなりマイナーです。
海外ではカテゴリ合算で数百人単位で走者が居るんですけどね。
そこでとにかくStardew ValleyのRTAを知ってもらわないことには始まらないと思い、解説動画を作ることにしました。

こんなに長い動画を作るのも久々なもので、まあ苦労しました。
3週間以上はかかったのでこんな事は当分やりたくはありません。

本番では家の環境と違うことも想定し、普段はサブモニターに映しているチャートをタブレットで確認できるようにし、タブレットスタンドも購入しました。
序盤の鉱山潜りのパートで各階層の階段の出現位置を画像で確認するのですが、タブレットだとページ送りがまあまあやりやすいことは良い発見でしたね。
それでも不安はあるもので、RiJの会場には前日入りしてしっかりとゲームの設定やらJoyToKeyが動作するかなどを確認してきました。

そしていよいよ12/27の本番ですが、普段やらないソフトロックなどのやらかしもありつつ、魚釣りの豪運に助けられて2時間以内で走り切ることができました。
このRTAはチャートが緻密に組まれているせいで、1手ミスっただけで詰みとなる場面が幾度となく登場するため、正直言って走っているときの緊張は半端なく終始胃痛が続く状態でした。
それでもジオードの茶番で拍手をもらうなど、生の反応が見れたのもとても新鮮でしたし、こうやってイベントで走るのは楽しいものですね。


最後に、なんやかんやありましたが、これからもStardew ValleyのRTAは続けていきます。まだ走っていないカテゴリがたくさんありますからね。
そしてこのRTAをきっかけにStardew Valleyを新しく始める人が増えたことを本当に嬉しく思います。
マルチプレイもできるので友達を誘ってやってみるといっそう楽しいかと思います。

えっ、マルチプレイをしてくれる友達がいないって!?
そんなあなたに朗報です!
私のTwitch配信では視聴者参加型のStardew Valleyマルチプレイ配信も行っています。
初心者も大歓迎ですので、お気軽に遊びに来てください!よろしくね!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.twitch.tv/su_cstrakm


おましい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?